U GET ME ~僕らの距離~33(完)

~チャンミンside~いつもの珈琲の香り。いつもの席。真っ正面のガラスを隔てて、朝の明るい日射しが瑞々しい新緑にキラキラと反射していた。メット片手に前髪を掻きあげながら小走りにやってくる人が小さく見えて。───珈琲を一口含んでホッと息をついた。「おはよー、チャンミン!」「………。」「……なんだよ?」「やっぱりこの不自然な挨拶は、…ちょっと納得できません。」少しくらいならユノヒョンのお遊びにつき合うのもありかもしれないけど、...

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U GET ME ~僕らの距離~32

~カフェside~「来たっっ!」「ほらっ!ジャンケンッ、…やった!」早朝のカフェのバイト。毎朝の習慣。「いらっしゃいませ!こちらでお召し上がりですか?」にっこり笑ってマニュアル通りに。「あ、…はい。」愛しのバンビさんが伏し目がちに呟いた。人工じゃないのに影をつくるほどの睫毛。くっきりとした二重瞼に涙袋は、美しくもあり可愛くもある。艶々の肌にシュッとした顎、───ハァ、今日も格好いい!トレイ片手にイートインコーナーへ向か...

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U GET ME ~僕らの距離~31

~キュヒョンside~帰り際上司に呼ばれて少し遅れた今夜の主役が、息を弾ませやってきた。「悪い、…待たせたな?」くいっとネクタイを緩める仕種、狙ってるわけじゃないだろうけど、少し開いた首もとからなんとも言えない男の色気を発散してニッと笑う。 ────罪な人だよ、まったく。新規事業展開の足がかりとなる今回のプロジェクトが途中揉めて頓挫しそうになるもユノヒョンの必死の働きとチーム全員のアシストで何とか無事満足の結果を...

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U GET ME ~僕らの距離~30

~キュヒョンside~週明け早々、「キュヒョナ、飲みに行くよ!」と電話をしてきたのはミンジさん。合同で組んだ仕事が一段落し、あとはもうこちらで進めるだけということでチームの打ち上げが今週末にあるというのに。「今日、…です、か?」「そう、今日!」……とても断れる雰囲気じゃない。でもちょっと、というかかなり気が進まないのに、「仕事も落ちついてるでしょ?定時であがんなよ?」なんて無茶な要求してくるし。「はあ、…。」いかにも気...

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U GET ME ~僕らの距離~29