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あなたが笑えば~愛慕~12(完)

玄関を一歩入っただけで、とっくに帰ってるはずのチャンミンが居ないことに気配で気づく。約束の時間はもう1時間ほど過ぎていて、ユンホは帰りの確認を怠った自分を後悔した。今夜のユンホは女を抱く気になれず、そのままアクアリウムバーで飲んでいた。何度となくかかってきた電話で話すうちに仕事を終えた友人達が集まり、結局いつもの帰宅時間になってしまった。ユンホはチッと舌打ちをしてスマホを手に取る。ハイルはやんちゃ...

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あなたが笑えば~愛慕~11

お互いの想いは胸に秘めたまま、一見、今までと変わりない生活を送るユンホとチャンミンだったが。「なんだよ、お前。」いつものようにチャンミンのバイト終わりに合わせ店へ来たユンホを出迎えたのは、ユンホの弟ハイルだった。「へへ。ジノさんに頼んでバイトさせてもらうことになったんだ。」「っ、…お前はそんなことしてる場合か。落第ぎりぎりのくせに。勉強しろよ、勉強を!」兄の説教なんてどこ吹く風で涼しい顔をして知らんぷり...

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あなたが笑えば~愛慕~10

※ユノが女性と絡むシーンが少々あります。ご注意ください。ユンホは馴染みのバーに居た。仕事が入ったと適当に言い訳し、様子のおかしいチャンミンをエナへあずけて家をでた。あのまま離れで二人きりでは自分を抑える自信がなく、ユンホは逃げたのだ。まだ早い時間、カウンター席とテーブル席が3席ほどの小さなバーは客もまばらだ。カウンター席に座り、先程呼び出したジノを待つ。ジノがチャンミンへ何をふきこんだのか、どうし...

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あなたが笑えば~愛慕~9

  すっかり日が落ちても静まり返った部屋は仄かに明るい。満月が近いのだろうか。でもそれを気にする余裕などユンホにはなかった。片膝をついたユンホへ体を捻るように膝立ちのチャンミンがすがりつく。両腕でユンホの頭を抱き込むから、チャンミンの熱い息遣いが首筋を擽る。ユンホはそれを意識的に受け流した。「チャンミン?ジノんちで何があった?」ユノユノとユノの名前しか呼ばないチャンミンは出会ったばかりの子供に戻った...

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あなたが笑えば~愛慕~8

「俺は正直気が進まないんだけどさ、親父の言いつけだから仕方なくって分かってくれよ、チャンミン。」そんな前置きされて通されたジノの部屋は、以前ユンホと一緒に訪れたはずなのに同じ部屋とは思えないほど余所余所しい。広いリビングへ通されソファに座るよう促される。ジュースでも飲むか?というジノへ無言で首を振った。「ジノ兄さん。ユノに内緒で話があるってなに?僕、やんなきゃいけないこと忘れてて、あまり長く居れない...

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