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APPLAUSEー恋慕ー8(完)

          (Aliさんより画像をお借りしてます)ユノside固く強張った体がしなやかに艶を纏い、真っ直ぐ伸びた背が角度をつけ美しい首筋をさらす。素人目には無理があるポーズもモデル時代に鍛えた柔らかい関節が可能にするのか、それはまるで彫刻のように凛としていた。先ほどとっさに押さえたチャンミンの目元がほんの少し赤らんでいて、申し訳ないと思いつつ、それさえ魅力的に映るから不思議だ。ふわりと笑った薄めの...

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APPLAUSEー恋慕ー7

                 (Ali様より画像をお借りしてます)ユノside──夢を見た。もう関わることなど無いと思っていた、今思い出しても腹立たしい男イ・ダルの様子をヤツの祖母からそれとなく聞いた日の夜だった。まさにモデルとして脂が乗った時期に、すべてを捨て俺との途を選んだチャンミン。そんなチャンミンに俺も全力で応えるべく努力してきたつもりだった。俺のガキっぽい嫉妬が喧嘩の原因になることが多いからと...

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APPLAUSEー恋慕ー6

      (Aliさんより画像をお借りしてます)イ・ダルside──俺に抱かれなよ?そう言ったのはいつだったか。ああ、そうだ。夏の終わり、ひいきのチームが下位打線に連打をくらい大逆転を許した消化試合の球場だった。一目惚れを信じるほど純情じゃねぇけど、雑誌で見かけて好みのタイプだと思っていた、ソイツが偶然目の前に現れたらそりゃ、…堕ちるだろ。恵まれた環境で、今まで欲して手に入らないものなどなかった。そのくせ...

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APPLAUSEー恋慕ー5

       (Aliさんより画像をお借りしてます)眩しすぎる照明のなか僕だけが浮いてる感覚で。以前はどんなポーズを取っていたのか、それほど昔じゃないのにまるで思い出せない。「チャンミナ。楽にして、力を抜いて、…そう、俺を見るんだ。」イ・ダルのカメラが軽快なシャッター音を響かせるのにヤツの声だけが意識の外をぐるぐる回る。照明の眩しさと熱に軽く目眩がしそうで、踏み込んだ足がひきつれうまく立ってられない。...

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APPLAUSEー恋慕ー4

         (Ali様より画像お借りしてます)真っ白な壁と天井、バック紙まで真っ白なスタジオは本格的で、久しぶりの独特な雰囲気に高揚を隠せない。タングステンライトやストロボ、電動ペーパーなどプロ仕様の機材に囲まれていたのが遥か昔のようで。「そう言えばチャンミンの撮影風景なんて初めて見るな。どうしよ、俺の方がドキドキする。」僕へぴったりとくっついたユノは馴染みのない光景を前にして興奮ぎみだ。僕はユノ...

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