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あなたが笑えば~最愛~夏祭りオマケ完

あなたが笑えば~最愛~夏祭り12

くん、と嗅げば火薬のにおいがする。それに汗くさい。離れに帰ってすぐチャンミンは窓を開け熱気のこもった室内へ風を通す。明るい照明に照らされた身体は花火のすすで黒く汚れ、急いで風呂をためなくてはとチャンミンは忙しい。浴衣の白に赤黒い斑点がいくつか、…これは今すぐ漂白すればとれるだろうか。部屋の入口で突っ立ったままのユンホの周りをチャンミンは慌ただしく走る。どいてどいてと言わんばかりに動きまわり、そのう...

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あなたが笑えば~最愛~夏祭り11

  夜が更けても賑やかな堤防沿いを横目に、ユンホはあらかじめ呼んでおいた車へチャンミンを乗せた。駅や駐車場へ向かう人の群れが歩道から溢れ、渋滞を抜けるには時間がかかりそうだ。空調の効いた車内でユンホは深くシートへ凭れ、今さらのように今日一日の忙しさを身体の重みに感じていた。結果的に暴力沙汰は避けられたが、それも覚悟の上で相手事務所に乗り込んだユンホにとってどれほどそれは神経をすり減らしたか。油断し...

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あなたが笑えば~最愛~夏祭り10

ユンソクの手は魔法の手なのだろうか、とチャンミンは思う。それほど先ほどまでの険しい顔つきが柔らかく緩んだガンソクが可笑しくてならない。「ね、社長。ユノさんを褒めてましたよね?」そう言いながらユンソクの手がガンソクの背中を上下し、その度ガンソクは決まり悪そうに苦笑いしつつ仕方なくと言ったふうに話しだした。「べ、べつに褒めたわけじゃない。護衛をまいたつもりだろうが行き先などわかりきっていたしな。ただ今回...

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あなたが笑えば~最愛~夏祭り9

「っうう、…」「…泣くなよ、チャンミン。」「う、…な、泣いてない!」よしよしとユンホの手がチャンミンの頭を撫で、そんな子供扱いチャンミンは恥ずかしくてぶんぶんと頭を振る。隣ではハイルが、「ユノ兄が大遅刻してチャンミンを泣かせた~!」なんてふざけてソユンに脇腹をつねられていた。チャンミンはなぜユンホがこの場に現れたのかわからない。大切な仕事があったはずなのにと思うけれど、でも今は祭りの浮かれた気分に紛れて...

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