君が好きなんだ(2)

チャンミンside世の中には意味もなく苦手な人間というのが存在するもので。僕にとってのチョンユンホがまさにそれだった。別に高校生にして人生を悲観してるわけじゃないけど。ヨチヨチ歩きの純粋無垢な頃とは違う、出来る事と出来ない事の境界線が何となく見えてきた10代後半。僕は僕なりに前向きに生きてるつもり。高校生活だってそれなりに楽しい。美術部で好きな絵を描き、友達とゲームや漫画の話で盛り上る。何の不満もなかった、…...

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君が好きなんだ(1)

※13万拍手、17万拍手リクエスト作品 Kate様ありがとうございました(^o^ゞお題『おそらくあの2人って、同級生とかだったら仲良くならないような気がします。』という妄想です。クラスメイト男子A-side 「反対!!」急にむきになった声にクラス全員が息をのんだ。文化祭でのクラス別の劇。出し物は『白雪姫』。誰でも知ってる話で難しい演出もない。妥当に決まった演目で、いざ配役決めとなって。「こういうのはさ、意外性があった方が面白...

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U GET ME ~君のいない夜~(37)完

~チャンミンside~『コート持ってこいよ!』と前日にLINE。オーストラリアの7月が真冬にあたるなんて事は、小学生でも知ってるだろうから。『当たり前!』と、可愛くない返事。しばらくたって、『パスポート忘れんなよ。』とか。それこそ、『当たり前!』ヒョンじゃないんだから。その後も、『航空券ちゃんと持ったか?』だの、『飛行機に乗り遅れんなよ!』だの、『待ち合わせ場所、覚えてる?』だの、僕の返事はすべて、『当たり前!...

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U GET ME ~君のいない夜~(36)

U GET ME ~君のいない夜~(35)

~チャンミンside~賑やかな2人が帰り、急に静まり返った部屋。とんでもなくいろいろあった気がするけど。何もなく過ぎた気もする。玄関先で見送ったあと、少しだけ部屋の片付けをする。ユノヒョンはさっさとシャワーへ行ってしまって拍子抜け。プンオパン、───。まさかハクが買ってくるとは思わず。まさかユノヒョンがあんな答えを用意してるとは思わなかった。正直、プンオパンから解放してなんて言ったものの、自分でもその意味がよ...

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U GET ME ~君のいない夜~(34)

~ヨニside~いったん日が翳りはじめたら真っ暗になるのは早い。私が片付けをかってでて、ハクに食器を運ばせた。せっかくの送別会だもの。ユノさんとチャンミンさんにはいつも通りの仲良しでいてほしい。片付けを理由に2人をベランダへ追い出す。ねえ、…チャンミンさんが窮屈そうなんて、これっぽっちも思ってない。一緒に仕事をしたからこそ分かる。PCに向かってシステムを組んでいく真剣な姿。丁寧で正確な説明、迅速な指示、──そ...

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U GET ME ~君のいない夜~(33)

~ヨニside~「っ、ちょっと!ユノヒョン、飲んでますかぁ?」ビールから焼酎をロックで飲みだしたハクが、若干据わった目でユノさんに絡みはじめた。ニッと笑って掲げたグラスの中身がスプライトなのをハクだけが知らない。「…ちょっと、ハク、飲みすぎ。」チョン、と肘を小突くけど、「いーの、いーの!」って、…何がいいんだか。「俺、ユノさんはもっといけ好かないヤツだと思ってました。格好いいのを鼻にかけた遊び人だって、」「ひでぇ言い...

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U GET ME ~君のいない夜~(32)

~ヨニside~「ツレの飲み会で知り合ったキュヒョンから時々チャンミナの名前は聞いてたんですよ。」ハクがキュヒョンさんの話をしだした。私も数回会ったことある、気さくでこれまたよく喋る人。3人で会った時は私が口を挟む暇さえ与えられなかった。……っていうか、そんなことはどうでもいい。「キュヒョンの話のチャンミナが、俺とゼミで同期だったチャンミナって知った時は驚きましたよ。」先ほどチャンミンさんの袖口からキラリ反射...

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U GET ME ~君のいない夜~(31)

~ヨニside~───ヨニの心の中にしまっておいて。ユノさんの言葉がまるで呪文のように頭のなかを駆けめぐる。普段、どこかよそよそしいチャンミンさんの、あの親しげな話し方。そして紛れもない私への嫉妬。油断したらつい要らぬ勘ぐりをしてしまいそうで。───心の中、心の中、……と何度も。「…ヨニ?どうした?」「え?///」ハッと顔を上げたら、目の前にチャンミンさん!さっきの一瞬だけ見せた険しい表情は消え、いつものクリクリお目目...

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U GET ME ~君のいない夜~(30)

~ヨニside~「お、これもお土産で買っていこ!」そう言いつつ、ちょっと季節外れの屋台へ並ぶハクを待つ。「鍋にするから手ぶらで来いよ。」と言われたけど、そういうわけにもいかないから箸休め的なツマミをちょこちょこと。それに今日の主役のチャンミンさんへ気持ちだけのプレゼントも用意した。どうしてもあの時の彼が印象的で。好きなのかな?好きなんだろうな!そんな思いで選んだのは『星座のマグカップ』。ブルーとホワイトのペ...

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