キスは1日3回-22

キスは1日3回-21

「お前、なに言っ、…っ!」それは俺だと。俺のことだと言いたかったのに、ぐっと引き寄せられチャンミンが重なった。「…っ、んん、」「ん、…はぁ、…ヒョン、…」めずらしくチャンミンから舌を入れてきて、積極的に舌を絡める。それが物慣れなくて一生懸命で、堪らなくなる。 後頭部に腕をまわし引っ張るように押しつけてくるからお互いの胸がぎゅっと密着した。ドクンドクンと尋常じゃない振動と、それに伴い荒くなる息遣い。どうしたん...

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キスは1日3回-20

「…チャンミナ、お前、…」せっかく風呂へ入ったのに、いつの間に持ち込んだのかしっかりスウェットを着て出てきた。ここは下着だけでいいだろ。俺なんてさっきまでタオル巻いただけで、さすがにどうかと急いでパンツを履いたのに。「ヒョンあの、…ちょっと話をしませんか?」リビングからひょこっと顔を出してそんなことを言う。あのさ、ベッドでずっと待機してた俺の立場は?「…後からする。」一番心配していた風呂で酔いが醒め冷静にな...

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キスは1日3回-19

チャンミンside───おいで、と促され、毎朝お邪魔してるはずなのにみょうに他人行儀な部屋へ入った。僕の足どりは重く垂らした手の先っぽだけを繋ぎ、優しくそれを引くヒョン。「取りあえず温まろうか。風呂、…一緒でもいいか?」そう言うなり湯をためてくるとかって慌てて行ってしまう。一緒にとか、さらっと大胆なこと言ったよな?それに気づいて慌てて去っていく背中がなんだかすごく愛おしい。「ほらスーツはコレに掛けな。スウェ...

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キスは1日3回-18

   チャンミンsideやっと独身寮が見えた頃には体の芯まで冷えていた。見上げればヒョンの部屋は真っ暗で、まだ帰っていないのかと決心が鈍りそうだった。エレベーターを降りて、ふと人影に気づく。遠目でもあの長身とスタイルの良さだ、誰かなんてすぐに。「チャンミナ、遅いっ!あと5分待って探しに行くつもりだったんだぞ?」慌てて駆け寄るヒョンも部屋には入ってないようで、玄関ドアの前で僕を待ってたっぽい。だってただで...

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キスは1日3回-17

チャンミンside仕事を持ち帰ってるから飲めないとユノヒョンはスプライトを飲んでいた。「あら、お疲れ様。そんなに忙しいなら来なくていいのに。」ほっくり煮たジャガイモをぱくっと頬張りアッサリそんなこと言っちゃう先輩。「うるせぇ。」とヒョンに睨まれても知らんぷり。この人、本当にユノヒョンを好きだったのだろうかと不思議になるほどだ。「ユノさんの気持ちとシムくんの視線に気づいちゃったからね。途中からこの数式はいつ...

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キスは1日3回-16

チャンミンside「シムくん、行くよ!」「は、はい。」ユノヒョンに恋して綺麗になった先輩は最近ますます綺麗になっていく。それはもう不思議なくらいに。そして僕を飲みに誘う酒豪の先輩。どうやら酒に弱いユノヒョンでは役不足のようだ。「…先輩って、ユノヒョンのこと好きでしたよね?」つい確認してしまい、シマッタと思う。か弱い女性に対し古傷をえぐるようなことをと気まずそうにする僕へ、ふんと一瞥しアハハと笑い飛ばした。ど...

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キスは1日3回-15

年末はどの業種も忙しい。食品会社もご多分に漏れず目が回るような忙しさだった。残業や休日出勤が続き、チャンミンとのゆったりとした時間がとれない。俺のストレスはあの日以降溜まるばかりだった。「ユノヒョ~ン、玄関の鍵あいてましたよ、不用心だなぁ。」そんななか、毎朝の朝飯タイムだけが俺の癒しで潤いだった。その日は疲れがピークで寝坊した俺をいつもの時間にチャンミンが起こしにきた。いつもはチャンミンへモーニング...

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キスは1日3回-14

「僕は今、猛烈にマヨネーズを見直してます!」自社の主力商品を侮ってたのか?と聞きたくなるような発言しながら興奮ぎみにフライパンを振るチャンミン。どうやら先輩にマヨネーズとご飯を混ぜて炒めるとパラパラのチャーハンができると聞いてきたらしい。寒いから外へ出たくないというチャンミンとまったりDVD鑑賞の休日だった。不思議なものでチャンミンとこういう関係になってから自然に手が伸びるのが恋愛ものだったりして。無...

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キスは1日3回-13

チャンミンsideユノヒョンとの関係がまた変わった。好きだよ。と甘い言葉を囁き、今までは唇に1日3回限定だったのが、場所を選ばず至るところへキスをおとす。額に、耳朶に、頬に。ソファーでテレビを観てるのに、いきなり視界を遮り邪魔をする。屈んだユノヒョンの唇を頭のてっぺんで感じて。これは本当に恥ずかしい。普段人へ見せることなんてない無防備なつむじにヒョンの感触。そんなに頭突きして欲しいの?と聞けば、お前の...

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