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【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後25

──ミン、…チャンミナ?少し離れたところで声がする。よく知ってる声、ユノ、…ユノだ。離れの庭を少し出たところにクチナシの木が数本植えられていて、見頃をむかえた花の濃厚な香りが辺り一面に甘く漂っていた。ふと見上げたチャンミンの視界に純白な一重咲き。隠れるつもりがこの木の根元ではあまりの匂いに酔ってしまいそうだ。不思議な感覚。膝を抱かえ小さくなったチャンミンはまだ幼く、離れへ住んで1年と少し経った頃だろう...

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【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後24

「…なんだ、コレは。」ガンソクが相変わらずの仏頂面でつまみあげたのは可愛らしくラッピングされリボンまで飾られたハート型の手作りクッキーだった。ガサガサと勝手に開けるからユンソクは慌ててそれを取りあげる。「これは離れに通ってるソユンさんにいただいたんです。お菓子作りが趣味なんですって。それを勝手に、…相変わらず手癖が悪い、…」ユンソクは小さく息を吐きツインのベッドルームと続き間になった豪華な客間のソファ...

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【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後23

【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後22

ぺろんと舐めればほんの少し鉄の味がする。大袈裟に痛がるユンホの舌を吸うように舐めて、満足そうに笑ったユンホからお返しとばかりキスを与えられる。チャンミンはうっかり時間を忘れそうなほどユンホとの甘い時間に酔った。本当は独り占めしたい。誰にも渡したくない。でもそれは我儘だとチャンミンは思う、ユンホと抱きあえば確かにユンホの愛情を感じるのだから。「チャンミナ、…無理してソユンと仲良くする必要はないからな。...

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【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後21

朝の光が降り注ぐ居間ではチャンミンとソユンが並んで座り、エナからの説教に身を縮ませていた。 正座した膝の上に置かれた両手や丸っこくカーブを描く背中が大小の山になって初対面とは思えないほど似たような二人だった。 「まったく、…約束の時間が過ぎてもいらっしゃらないから心配したんですよ。それが何やら庭が騒々しくて覗いてみたら三人勢揃いとは。ソユンさんは行儀見習いのはずなのにいきなり庭から出入...

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【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後20

よろしくお願いします!と息を切らしてやって来た女性と庭で掃き掃除をしていたチャンミンが垣根越しにばったりと顔を合わせていた。「あ、…えっと、おはようございます。」この家の遠縁にあたる娘が行儀見習いのためエナを頼ってくるとチャンミンはエナから聞いていて、おそらく彼女だろうと思う。そして実はユンホの入籍相手だということもチャンミンは知っていた。「私、寝坊しちゃって、車で送ってもらったんですけど門からここ...

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【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後19

  敷地の広さを誇るような数寄屋造りの平屋建ては玄関こそ天然檜の磨き丸太が使われ純和風の様相であったが、長い廊下を進むにつれ和と洋が混じり合う一風変わった屋敷だった。 ガンソクとデイル、そしてハイルの3人が住むにしては広すぎる屋敷をユンソクは落ち着かない様子で案内されている。そして通された客間に現れたガンソクを見てユンソクの心臓はここへやってきた目的と関係なく大きな拍動を刻み、ユンソクは申し訳なさ...

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【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後18

ユンホの了解を得ることなく跡取りをもうける計画は具体的な日程まで決定していた。来年のソユンの卒業を待って入籍し、妊娠中、生後3カ月まではユンホの離れで寝食をともにしなければならないというのだ。その後、親権はユンホのもとに。ソユンは役目を果たし実家に戻って自らの人生を歩めばいい、代わりに実家の小さな組は東神会の後ろ楯を得て潤うのだ。「もしお互い情がわき婚姻関係の継続を望むのでしたらお好きになさってく...

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【ホミンホ合同企画ミーアゲ(meeting again)】あなたが笑えば~最愛~その後17

イ・チソン、今年で27です。そう名乗った男は写真家というよりもフォトグラファーといった風情の笑顔の爽やかな男だった。細身の体にぴったりフィットしたジャージは陸上選手のようにしなやかな筋肉を浮き上がらせ、その上に乗った小さな顔だけが柔和な表情をつくる。その笑った顔が誰かを思わせるとユンホは見つめるが。「いらっしゃい、チソンさん!わぁ、ヤル気満々ですね。先日は僕のお願いを快く了承してくださってありがと...

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