HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

SpecialなOneでいて(4)








































「……っ、ん、……キュヒョナぁ、……なんか音しない?」





───コンコンッ、と遥か遠くに聞こえる音で意識が浮上した。



カーテンの隙間から差し込む光がもう昼近くなのを教えていて、


ああ、酔っぱらったまま床で寝ちゃったかぁ、とギシギシ軋む身体をなんとか起こそうとする僕と、「っ、やべぇっ!」と飛び起きたキュヒョン。




「キュヒョナ~、ついでに玄関出て~。」


「あ?なんで俺?──ったく、時間ヤバいんだってば。」



ぶちぶち言いながらも狭いワンルーム、あっという間に玄関にたどりついた背中を眺めていた。



(あれ?……そのまま玄関に出るつもり?)



なんて、ぼぅっとした頭で考えるより早く。


───バタンッッ!


一気に飛び起きるほどの音!
まだぐわんぐわんする頭でそちらを見れば。




「ユノさん、」



……って、なんでそんなに怒ってんの?
頭痛いんだから、ホント勘弁してよ。




「おい。」


「……。」


「おい、って。」


「へ?……僕?」



「おまえ以外に誰がいんだよ!」



チラッとキュヒョンを探したら、さっさと洗面所で出勤の用意をしてる。
ユノの怒りの意味が分かんないけど、面倒くさそうな事には近づかない要領のいいヤツなんだ。



「えー、っと、……ビーフシチューならちゃんと、…。」


そんなに怒んなくてもちゃんと残してあるよって自慢げに。
でもそんなこと、まるで聞いてないな。
ズカズカ寄ってきたと思ったら両肩を強く掴まれた。



───痛っ、って言う間もなく、


「どうして上半身裸なんだ。…おまえも、キュヒョンもっ!」





はぁ?……それはたまたま酔っぱらって暑かったから脱いだんだと思う、ってか、それでこの態度?それってユノに何か関係ある?


頭んなかぐるぐる回る文句もどうも言えそうな雰囲気じゃない。




「あの、……撮影以外ではお互い触れないって約束、でしたよね?」


遠慮がちに言ったのに乱暴に手を離されて、まるで遠慮のない舌打ちが降ってきた。



なんなんだっ!って思うけどちょっと我慢。
無用な争いを避けるのが僕の主義なんだ。







半年前お互い散々な撮影をして、偶然ユノが隣に越してきたのはそれからすぐ。



「チャンミン、すっげ周りに狙われてるからさ、俺とつき合いなよ?
恋人のふり、ってやつ。───どう?」


───そんな提案をされたのが越して3日後。



僕らにはいくつかの約束事があった。


ひとつ、──僕に向けられるソッチ系の誘いから僕を守ってくれること。
ひとつ、──その代わりユノんちの掃除を主にその他家事も僕が請け負うこと。
ひとつ、──だからといって、《恋人のふり》をお互いの生活へもちこまないこと。
ひとつ、──その一端として、撮影以外ではちょっとしたスキンシップであってもお互い触れないこと。



───と、まぁこんな感じ。





それは意外と頑なに守られていた。
普段からスキンシップの多いユノが撮影所を出て車を走らせた途端に分厚い壁を作る。
あっさりと事務的な会話。
ユノのヒョンで親友でもあるソンジュンさんへ向ける笑顔を僕はまだ見たことがない。
僕も、───この分厚い壁を壊そうなんて、そんなこと、………思ってもみなかったのに、……









「チャンミナーっ!今日は軽装でいいからさ、何か襟つきのシャツ貸して?」



険悪ムードの僕らのまえに、そうとは知らず呑気に現れたキュヒョン。
──助かった、と逃げるようにクローゼットへ向かう僕。




「キュヒョン!」


そう言ったのはユノ。
僕んちへ入り浸るキュヒョンとユノも顔なじみだ。
最近のキュヒョンは、なかなかマスコミに顔を出したがらないけど一部で熱狂的な人気を得てるユノの特集を組みたいとこっそりそのチャンスを狙っていた。



「あ、ユノさんっ!考えてくれました?ユノさんの特集は劇団にとっても、…って、ぁわわわっっ!」



引きずられるように隣のユノんちへ連れていかれるキュヒョンを呆然と眺めていた。



「おまえはガタイがいいんだから、俺のを貸してやる。」とか何とか。




誰もいなくなったぼっかりとした空間で。
意味もなく怒ったと思ったら今度は急に親切になってみたり、───やっぱりユノはよく分かんないや、



なんて思いながら昨夜からずっと忘れていたスマホを手に取る。




「…………。」




そこに並んでいたのは、昨夜キュヒョンと飲みはじめてすぐ、……そして日付が変わっても続く、ユノからの着信履歴だった。


















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Comment

point ta****様

あちゃーっ(>o<")大変でしたね!
面倒くさいんですよ~(経験済み)
でも堂々としてください!
大丈夫、大丈夫!
被害にはあってないんですよね?
10周年記念グッズのロケット型ストラップあるじゃないですか?
あれをスマホにつけてるんですけど、ロケットの蓋が弱くて常に開いちゃってるんですよぅ。
ちょっと昔風のお二人が常にパカッと笑ってまして(^^;
あらゆるところで「東方神起好きなんですか?」と聞かれる私f(^^;)
でも大丈夫!恥ずかしくないですよー(^o^)v

2015/07/12 (Sun) 00:12 | ta****様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/07/11 (Sat) 23:01 | # | | 編集 | 返信

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2015/07/11 (Sat) 16:40 | # | | 編集 | 返信

point えりんぎです(#^.^#)

こんにちは!
こちらを覗いてくださって、私の書く2人を好きって言ってくれる方っていうのは。
ユノのヤキモチ大好物!(これ、誰でもかな?)
とにかくユノがチャンミン溺愛!
ユノがっつり(^w^)
って感じでしょうか?
sw**さんとは本当に好みが似てる!っていつも思います(*^^*)
チャンミンが、完璧で誰からも好かれるユノに片思いっていう話が多いのですが。
私の場合、チャンミンも完璧じゃないといけないんですよ~(無自覚だけど)
お互い完璧なのに種類が違うの。
その凸凹具合がぴったりしっくりくるのがホミンのホミンたる所以、と思うんです(〃∇〃)

2015/07/11 (Sat) 12:31 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/07/11 (Sat) 11:38 | # | | 編集 | 返信

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2015/07/11 (Sat) 10:00 | # | | 編集 | 返信

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