HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

Strawberry Candle(10)


































~チャンミンside~





















あのまま屋敷を出て行ったらしいユノは当然夕食の時間にも戻らなかった。




「ユンホ坊ちゃまも困ったものだねぇ。」


特に困ったような様子も見せず、黙々とジャガイモの皮をむくスヒさん。


僕がこの屋敷で、温室裏の草むらの次に好きな場所である厨房。


そこで、明日のパーティーの下ごしらえで忙しいスヒさんに、お手伝いという名目でまとわりついていた。


「ね、僕もジャガイモむくの手伝います。母が亡くなってから家事は僕の役目だったんですよ?」


母よりもいくつか年上のスヒさんは、この屋敷で働いてもう40年になると言っていた。


「私がこの屋敷に来たときは旦那様もまだ小学生でね。そりゃあ、可愛かったよ。」


ゆっくり身体を揺らしながらリズミカルにジャガイモの皮がスルスル揺れる。


「ユンホ坊ちゃまのオムツも何度替えたか。ふふ、・・蒙古斑がなかなか消えなくてねぇ。」


この大きな屋敷の主人や、今や無愛想の極みのようなユノの幼い頃の話は、聞いていて幸せになる。


スヒさんの愛情があちらこちらに溢れているから。



「あの広間の肖像画はユノとユノのお母さんですよね?」



「ユンホ坊ちゃまは奥様似だからねぇ。あのポッテリとした唇なんてそっくり。思わずキスしちゃいたくなるねぇ、・・そう思わないかい?チャンミン。」



「ま、まさか‼///・・僕、男だし‼!」


そうやっていつも僕をからかうスヒさん。


僕がバイトを理由にユノの部屋に通うようになったのをなぜか一番喜んだのはスヒさんだった。



「人にはそれぞれ闇があるけど、・・あの子の闇は結構深いんだよ。ふふっ、・・扉がちょっとだけ開いたねぇ。」


僕の頭を小さな子どもにするみたいに撫でてきて、


───そうなの?


一歩近づいたと思ったらすぐ離されて、ユノの背中は遥か遠くに霞んで見えるけど?


「僕は、・・ユノみたいな人、苦手です。」


俯く僕を見て、また──ふふふ、って嬉しそうに笑う。


それだけで少しユノに近づいた気になるから、スヒさんって不思議だ。











────日付が変わった。


ユノの帰る気配はまるでないし、土曜日だから朝帰りかもしれない。


もう寝てしまおう。


カーテンを引こうと窓辺に近づいたら、真っ正面の門から一台の車が入ってきたのに気づく。


正面玄関にぴったりと横付けされた車。


二階の僕の部屋からは丸見えだ。




──────助手席に・・・ユノ?


酔っているのか、深く座席に背中を預けて。


昼間の意味もなく睨まれた恨みを忘れてるわけではないけど、・・歩けないくらい酔ってるのなら迎えにいってあげてもいい、そう思って様子を窺っていた。




なかなか出てこない。


どうやら向こう側の運転席は長い髪の女性のよう。


こちらからは見えないはずの彼女が見えたのは、


────ユノの方へ上半身を傾けたから。




ゆっくりとユノに覆い被さる。



──────キス、してる?



何度もその女性の後頭部が角度を変え、長い、・・長い時間、隙間なく密着した2人。



見ちゃ駄目だ‼────そう思うのに動けなくて、・・胸が締め付けられたように痛い。


カーテンを持つ手が震えて、足が床に埋まっているのかと思うほど重い。



気づかれる前にカーテンを閉めなければ。


焦れば焦るほど身体は動かず、・・目を逸らすことも出来ない。




どれだけの時間こうしていたのか、・・


ユノの両手が女性の肩に重なり、そっと身体を離した。


そのまま車から降りて、後ろを振り向く事なく玄関に向かうユノ。




──────あ、・・・



ふっ、と見上げたユノ、・・重なる視線。



バタッ‼


反射的に身体を翻したけど、




────どうしよう、



胸が早鐘をうち、・・・身体中が熱い!



覗き見していたのをバレてしまった?



そして僕のこの動揺は───なに?


























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Comment

point Re: そういえば、同じシチュエーションだったね。

こんばんは!
私のネガ呟きへのエール?(^_^;)
ありがとうございます。
私は、このFC2アプリのヒヨコマークを見ると思いだしますよ(^w^)
なが~~いコメントをいつもくれて。
綺麗で可愛らしく長いのに簡潔な文章。
どんな方かと。
粘って粘って、粘り抜いて前日に当てたガイシの機材開放席。
遠くから来てくれました。
そして文章そのままの人。
あー、懐かしいな。
きっと近くの友達よりたくさんの話をしているかもしれません。
東方神起が繋いだ数々の縁は。
彼らと共にずっと永遠に続きますよね?(〃∇〃)

追伸 one more thing のチャンミンと比べたことなかった!ちょっと新鮮(^w^)

2015/05/01 (Fri) 20:36 | M*****様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/05/01 (Fri) 00:49 | # | | 編集 | 返信

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