HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

紅-クレナイ-の人《天使な君》5







































―ユノside ―









「な、……歌って?」





久しぶりの逢瀬に我慢がきかず何度も吐きだした欲。
最後は朦朧とした表情にさえ煽られて、こんな劣情があるのを初めて知った。




「っ、…ばか、……ハァ、ハァ、…ユノさんの悪魔っ!」



そっぽ向いて肩を上下する愛おしい人の背中にそっと片耳を当てる。
勢いよく跳ねる鼓動。
腹にまわした腕に力を入れて。



「あれだけの声量で歌い続ける割にはだらしねぇな?ほら、腹式呼吸!」


わざとふざけたら後ろ手にギュッとつねられた。




「ハァ、…っ無理、今歌ったら、……死にそぅ、…も、…激し、っ……」



怒ってるのに、俺には甘いだけの言葉を。



「……う、うたわない、…なんて言ってないから、ハァ、ハァ、ちょ、…っ、待って?」



そんな風に言われちゃったら、────。






「っっ!///や、っ……あた、///当たっ、て、るっ!」



萎えることなんてないくらいにずっと、



「愛してる、───チャンミン。」









────好き、なんて、おはよう、と同義語で。


誰にでも言えるし、…実際、言ってきた。


胸を焦がすような想い、とか全然わかんねぇし、…わかりたくもない。


愛してるのは、自分だけ。


誰だってみんなそうじゃねぇの?


自分より愛おしい存在がこの先現れるとは思えねぇし。


誰だって最終的にはみんな、ひとりだ、───。







ふっ、と思わず笑いが漏れて、「な、なに?」って振り向いた唇に自分のを押しつけた。
びっくり眼が可愛くてキスしながら声にだして笑ってしまったのを。
「痛って、」
舌を軽く噛まれて少しのけ反った。



「…っ、///な、なに笑ってんですか?」



───違うよ?チャンミン、おまえを笑ったわけじゃない。





生まれてこの方信じてきた自分自身を、たったひとりの人間に覆されて。
それを幸せに思う信じられない自分に笑えただけ。





「逢いたかった、…チャンミナ、いつも、…逢いたい。」


「……ユノさん、……なんか、今日……変?」




変じゃないよ?
いつもは堰き止めていた想いが今日はなぜだか溢れでる。


───昼間の事務所で、……何の迷いもなく飛び込んできた天使を、


離したくないと、───。






再び覆い被さった俺に、さすがに焦ったチャンミン。



「っ、…ユ、ユノさんっ!///僕、渡したいものが、あ、あって、…ちょっ、離して、…?」


「…………。」



本当はまだまだ足りないけど。
そんな切羽詰まった顔されちゃあしょうがない。



「ん、なに?」


渋々だけど、そんなことバレないように、……この天使をほんの少しでも傷つけるのは嫌だから。





「あの、……これ、この間写真集の撮影でスイスへ行ったときのお土産。」



スッと差し出したのは直径1㎝ほどの石、───それは深い深い紅の、





「これは、…パイロープガーネット?」


ちょっと摘まんで、ギリシャ語で「燃える目」を意味するそれを光にかざした。



「───ユノさん、詳しい?」



そんなことはない、……けど、仕事柄最低限の目利きは身に付けていた。



「え、…っと、露店で衝動買いしちゃったから、大したものじゃないけど。
ガーネットって西洋では“神聖な石”として、戦いの守護石だったらしくて、……」



「────貴方は、…戦う人、だから。」


そう言ってニコッと笑う。






「それに、……チャンミナ。
この石の意味は知ってる?
《変わりない愛情と貞節》、──あなたに一生を捧げます、って意味で贈るんだよ?」




「………いいのか?」って、たかが土産ものの石に真剣な俺を自分でも引いてしまうくらいだけど。




「これ、///」と言って取りだした同じような大きさ、同じような形のそれ。
なぜか真っ赤なチャンミン。


「た、たぶん、騙された、っていう気がしないでもないけど///
このふたつは元々ひとつの石で。
割れてしまったけれど、この石のパワーで強く惹きあって、……離れない、って。」



そう言った途端、カァァ///と更に真っ赤に染まって俯いてしまったチャンミンを。
突き刺すほどの痛みを伴うくらいに胸が疼いて、──自分より愛おしい存在、を思い知る。




そっと触れた頬が熱い。
この石に負けないくらいの紅を両手で包んでゆっくりと唇を重ねた。




「ありがとう、……逢えないときもチャンミンだと思って大切にする。」


「ん、///色々加工できると思うんだけど、ユノさんは見えるところに付けるのは嫌がるだろうなって思って。」


「んー?ま、…いつもポケットに入れておくよ。」


「───あの羽のメモ帳みたいに?」


「え?」




「今日もスーツの胸ポケットから深紅の羽が覗いてた。///……ユノさんは隠してるけど、…僕のこと、…好き、だね?」




真っ赤な顔はそのままに、ふわっと幸せそうに頬を緩めるから。


「ちっ、」と軽い舌打ちはただの照れ隠しと、
───分かってねぇな、って意味。





これほどに特別な存在を、
空っぽだった俺の心を埋めつくした天使、


───正直に言ったら、きっとおまえ……逃げたくなるよ?



だから言わない。
「じゃ、…歌おっかな?」ってハミングしだした優しい音色に。





煌びやかな表舞台とは裏腹に薄汚れた腹の探りあい、──そこがおまえの歌いたい場所?


なんてただの我が儘だと、───そう思うから。















*******************

おはようございます、えりんぎです(#^.^#)
タイトル画は妹作成です~♪
紅のイメージ画像募集中(^w^)











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Comment

point タイトル画

びっくりしました!
まるで本の装丁みたい!

装丁に惹かれて
本を買うことってあるじゃないですか。

こちらのタイトル画に見入ってしまって
しばらく目が離せませんでした。

てっきり以前タイトル画を作った、お名前失念しましたが、
その方が作ったのかな?にしては雰囲気がガラリと違うな?と思ってたんです。

そしたらなんと妹さんなんですね?

お姉さんが小説を書き
妹さんがタイトル画を描く。

才能ありすぎる姉妹に
脱帽です(๑˃̵ᴗ˂̵)

2016/11/28 (Mon) 23:28 | ゆうこ #EACDacMQ | URL | 編集 | 返信

point えりんぎです(#^.^#)

みなさん、《悪魔》に反応してくださってありがとうございます(^o^;)
ベッドの上でだけ悪魔になるユノでした。
(貪り尽くすという意味で(^w^))
momokoさんの深紅の石を迷いながら、でも欲しくて、贈りたくて、ドキドキしてるチャンミンの想像がすごくリアルでした(〃∇〃)
yuki-mamalemonさん、いつもとノリが違ったので、最初は「あれ?momokoさん?」って思っちゃいましたよ~
yuki-mamalemonさんが真面目になるとmomokoさんの文章に似るという事実を発見しましたっ!
sw**さん、相変わらず洞察力が素晴らしいですよ(*^^*)
好みが同じ方向向いてますもん、ね!
そうそう、ずっと更新のなかった、2人でちょっと語っちゃったブログ様、あの話ではありませんでしたが、更新されてますよ。
嬉しかったです(#^.^#)
妹のタイトル画にもコメントありがとうございます!
一応《紅》のイメージで作ってくれたらしいですよ。
yuki-mamalemonさんからメッセあるからねー!ってお知らせしておきましたが(^^;
ユノside というのは、私の中では重要な回なんですね。
これからの話にいろいろ関わってくる種を仕込む回というか。
そうじゃなければ答え合わせの回というか。
SpecialなONEでいての場合はあちらのユノがとってもお喋りで包み隠さず告白しちゃうのでユノsideはないのです(^^)b
いろいろな2人が書けて楽しいです~
では!

2015/08/01 (Sat) 21:41 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point

yuki-mamalemonさま

画像…ご自由にどうぞ〜(*´罒`*)ニヒヒ♡

たいしたものでないのに…お褒めいただいて…なんか申し訳ないです(((o(´>ω<`)o)))
でも…‼︎嬉しいです٩(*˘ ³˘)۶ᏟᎻᏌ❤
ありがとーー♪
妹より

2015/08/01 (Sat) 21:27 | #- | URL | 編集 | 返信

point 貴方は...戦う人、だから...

___貴方は、...戦う人、だから。


自らも刃物を持ったストーカーから身を守ってもらったことのあるチャンミン。
スーツに身を包み、警護対象の側に寄り添う姿は、絶対的な安心を与えてくれる有能なSPに違いありませんが...非常事態の際には身体を張って警護対象を守らなければならない。
心配ですよね...


戦う人、だから。


ユノが優秀なSPだと忘れていたわけではありませんが、チャンミンはこんな風にに表現するんだ...と、この言葉がとても印象的でした。



漆黒の闇に燃える炎のようなパイロープガーネット。

いつも無事でいてほしい。
無事に自分の元に。

引き合うふたつのパイロープガーネットに込めたチャンミンの気持ち、ユノへの想いが溢れる回でした。



そしてまた...

愛してるのは自分だけ。
自分より愛しい存在が現れるはずはない。
誰だって最後はひとり。


そう思っていたユノが、チャンミンと出逢えた事が本当の奇跡(*´ω`*)ステキナフタリー



逢いたかった、...チャンミナ、いつも、...逢いたい。

いつもは堰止めていた想いが今日はなぜだか溢れでる。



本心、ここにあり(*´∀`)モットイッテー♪




《変わりない愛情と貞節》、___あなたに一生を捧げます。

心からの想いを込めて、パイロープガーネットを貴方に...




ですね、チャンミン(///ω///)♪










妹さまーーーーーーーー👧
表題の画像が素敵すぎて、鼻血の危機でつ‼‼
ユノが...
眸を閉じたユノが...
その目元が素敵すぎるーーーーーー(。´Д⊂)
絶対に他用致しません、画像...持ち帰っても宜しいでしょうかm(。≧Д≦。)mセツジツ‼‼‼
他用しないで何に使うかって...
そりゃぁ...色々と妄想す...
いゃいゃいゃいゃ、いゃいゃいゃいゃ!

目の保養に‼‼‼

ですよ、もちろん(*´ω`*)デュフ




2015/08/01 (Sat) 20:54 | yuki-mamaremon #- | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/08/01 (Sat) 16:09 | # | | 編集 | 返信

point パイロープガーネット








>誰だって最終的には
>みんな、ひとりだ、───。




>生まれてこの方信じてきた自分自身を、
>たったひとりの人間に覆されて。
>それを幸せに思う
>信じられない自分に笑えただけ。






自分しか自分を護れない。
自分しか自分を癒せない。
自分しか自分を愛せない。




そんなユノの前に現れた天使は。
当たり前の様に。

護ってくれて。
癒してくれて。
愛してくれる。




挨拶代わりに言えてしまう《好き》なんて言葉じゃなく・・・。
二つで一つだった石と一緒に。
《変わりない愛情と貞節》を誓ってくれる──────。












あ、こんにちは。
momokoです。



えりんぎさん、素敵すぎます。
朝から、この二つで一つだった紅の石のことが頭から離れません。



戦いの守護石、パイロープガーネット。
《変わりない愛情と貞節》を誓う石。





どんな想いで、この石を天使ちゃんは手に入れて。
どんな想いで、この石をユノに贈ろうとしたのか。




そりゃ、これを渡したいから。
《会いたい》
《会いたい》
《会いたい》
《会いたい》
《会いたい》



──────に、なりますよね~(*>艸*).*゚*










思わず想像しましたよ。
撮影先のスイスの露店で声をかけられたチャンミン。



最初は全然興味はなかったはずなのに。
ドイツ語だかフランス語だかわからない訛りのある英語で必死に説明されて。



思わずそのエピソードに夢中になっちゃって。
マネージャーのドンジュさんの目を盗んでこっそり買っちゃうの(*´艸`*)





どうやって渡そうかな?
とか。

喜んでくれるかな?
とか。

ひかれちゃったらどうしよう?
とか。





撮影の間も、思わずユノのこと考えてて。
色気ダダ漏れの表情しちゃって。
ドンジュさんにまたからかわれる、という──────。






あ~(*≧▽≦)〃
なんて可愛いのかしらん、天使のチャンミン。
そして、その天使を貪り尽くす悪魔の様なユノ。(笑)




はぁ。
朝から幸せな気分になれました。
明日も楽しみにしています。





momoko


2015/08/01 (Sat) 11:20 | momoko #PJAgrufQ | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/08/01 (Sat) 09:44 | # | | 編集 | 返信

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