HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

SpecialなOneでいて(22)







































「あれ?チャンミナ?」



取りあえずどこで待てばいいのか、うろうろしてたらユノに頼まれたらしいスタッフさんがイスを出してくれて稽古場の見学をしていた。
…と、そこによく見知った顔。



「キュヒョナ!」


「え?なになに?俺は取材で来てんだけどさ、おまえは見学?」




───ま、そんなようなもん、…勝手に連れてこられて何の心の準備もないまま人気脚本家とご対面、ユノとの間で何やら僕に関係する話をしてるみたいなんだけどまるで見当つかず、ってとこ。


とは言わず、曖昧に笑った。



「ちょうど珈琲でも飲もうかな、って思ってたんだ。つき合えよ?」


そう言われて気づいた。
僕、手ぶらだ、………


「キュヒョナの奢りならね。」と言うしかない。






珈琲といっても休憩所のような所で缶コーヒーを飲む僕ら。
稽古場の見学もいいけど、胡散臭いと思われたのか劇団員の人達の刺すような視線が痛いくらいだったから正直助かった。




「なんかさ、やたらイケメンの男が見学してるって騒ぎになってたから覗きにいったらお前だもんよ?モデルの次は役者にでもなるつもり?」



んなわけ、あるか!



「今回の公演はヒットメーカーの筆頭イ・ヒョヌが古巣で脚本と演出まで手がけるってことで話題になってるんだよ。」


「ヒョヌさんって、ここの出身なんだ。」



だからユノともあんなに親しげなんだと納得した。
……でも、なんで僕?
……恋人を紹介、とか?
って、そんなことあるわけないじゃんっ!///
ぅわ、///そんなこと考えた自分が自分で恥ずかしいっっ!



「……なにチャンミナ、赤くなってんの?」


ポツリ言われてさらに真っ赤になった僕。
ああ、どうやらかなり浮かれてるみたいだ、僕は。



「だから、なんでそんなに真っ赤?なに?ユノさん?」


「は?///ユ、ユノ?」



うっ、ユノの名前に反応しすぎだっての!
もちろんキュヒョンには何も言ってない。
『恋人のふりの(ふり)が取れました。』なんて言えるか。




「なんだよ?ユノさんに連れられてきたんだろ?」


「ま、まあ、ね///」



わざとらしく顔を背けた僕をしつこく覗きこんでくるキュヒョン。
ニヤニヤしてて不気味なんだけど、……



「ふぅん、…で、どうなのさ?ユノさんとは。」


「は?意味分かんないし!」



駄目だ、…そっけなく言おうとすればするほど顔が熱い。
キュヒョンのニヤニヤも止まりそうにないのに。




「そう?……でも、おまえ、見えたっぽい。」


「な、な、なにが、さ!///」





「チャンミナ、──おまえ、ホント何にも見えてない、……って言っただろ?」



────カァァァァァ、……////


そんなこと言われちゃったら、……





あまりにも真っ赤な僕を憐れに思ったのか、
「ふふん、…ま、いっけどぉ!」って思わせぶりな態度。
───くそっ、覚えてろよ?って思うけど、これ以上ユノの話題は僕にも無理だ。





「イ・ヒョヌさんを紹介してもらったんだ。」


なんとか話題転換をはかる。




「ああ、…そういうこと?」って納得顔のキュヒョン。
そういうこと?…って、どういうこと?




「イ・ヒョヌさん、急に辞めたアシスタント兼付き人を探してるらしいんだよ。で、おまえに白羽の矢が立ったわけ?良かったじゃん!」


「は?え?アシスタント兼付き人、って何も聞いてない。」




そう、何も聞いてない、…でもこれでさっきの会話が繋がった。



───君がユノ推薦の子だね。本来なら作品も見せてほしいところだけど、ちょっと急いでるんでね。ユノの目を信用しようと思ってるんだ。



確かにそう言った。
ってことは、決定、って事?




「BLモデルやってるよりよほど建設的だと思うぞ?売れっ子脚本家のもとで勉強できて、ツテもできる。これはチャンスじゃね?」



話が急すぎて、頭がついていかない。
僕自身のことなのに、……気持ちがついていかない。


そんな戸惑いを浮かべる僕をよそに、自分の事のように喜んでくれるキュヒョン。





「BLモデル辞めなきゃなんないし、確か、ヒョヌさんのアシスタントって自宅兼事務所に住み込みだから部屋も引き払わないとな。これから忙しくなるな、でも良かった。」




興奮気味のキュヒョンの声が空っぽの頭の中を通り過ぎる。
分かっていたのはたったひとつ、───ユノと話さなければ、


気づかず汗ばんだ拳を、……ギュッと握った。





















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Comment

point えりんぎです(#^.^#)

羽衣さん~!
キュヒョンには何気に見えちゃってますね、それも最初から(^w^)
もっと登場させてキュヒョンsideってのもありだったかもですね。
どうやって着地しよう、ってことばかりに意識がいっちゃって駆け足の展開になってしまいました(^^;
今回のチャンミンは一見大人しげなのに心の声はそれなりに毒を吐くという。
Say Helloの口の悪いチャンミンとはまた違うチャンミンで楽しかったです~

2015/08/04 (Tue) 18:00 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point こんにちは(  ̄▽ ̄)

えりんぎさん~、アンニョン

見えちゃったチャンミン、真っ赤になってあわてふためくチャンミン見てたらキュヒョンも分かっちゃいますね(*´∀`)♪、《 見えてない》 と言うキュヒョンはこうなることをわかっていたっぽい?!w

チャンミン自分の夢に一歩近づいたようだけど、アシスタント兼付き人…、ユノとは離ればなれになっちゃいますねΣ(゜Д゜)

まだまだもう一波乱ありそうな予感…(*_*)フフ

完結まであと5話☆←さりげなくカウントダウンしてますw

2015/08/04 (Tue) 16:44 | 羽衣 #- | URL | 編集 | 返信

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