HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

SpecialなOneでいて(24)



































「キュヒョナッ!」



玄関口でぎりぎりキュヒョンを捕まえることに成功した。



「おぅ、チャンミナ、…どうした?」


「車で会社まで戻るんだろ?途中まででいいから送って!」



「あ、ああ……いいけど、」


肩で息をするほど必死の僕を見て、不思議そうな顔のキュヒョン。




───「ユノさんは?」って言葉は聞こえないふりした。




とにかく冷静になって考える時間がほしかった。
答えは決まってる、───ただそこに辿り着くまでの自分を納得させる理由がほしかっただけ。



少し躊躇しながらも、しょうがないなって顔のキュヒョンには何となくバレてる気がする。
それでもいい。
今はユノの暴言を許す気にはなれないから。




キュヒョンの腕を掴んで引っ張るように外へ出ようとしたとき、


「チャンミン!!」


いつもながらタイミング悪く声を掛けてきたのはソンジュンさんだった。



「…………。」


今、2番目に会いたくない人なのに。



「なぁなぁ、なんでLINEの返事くんないの?何でもいいからさぁ、感想してきてよ?」


意味もなく肩に回してくる腕。
どうしてこの人達はこんなにスキンシップ旺盛なんだ?
生まれた土地柄か?
都会生まれ都会育ちの僕にはまったく分からない。



「あんなユノさんとべったりくっついてるだけの写真送られても何の感想もありません!」



そう、この人のLINE攻撃はまだまだ続いていて。
僕がユノと会えなかった1週間。
劇団につめてた1週間。
よほどユノ独り占めが嬉しいのか、やたらアピールしてくる写真の数々に。



───鬱陶しいんだよっ、ばか!!


という感想しかないんだから返事のしようがない。







「ソンジュニヒョン、なに?LINEって、」


受付のカウンター前からスッと現れた人。


────ああ、来ちゃったよ、一番会いたくない人が、……







「……チャンミナとLINEしてんの?ヒョン。」



ゆっくりとこちらへ歩いてくるユノは氷のように冷めた表情で。
その意図をはかりかねてるソンジュンさんは困ったように肩を竦め、キュヒョンだけがニヤニヤと成りゆきを見守っていた。




「あー、うん、…まぁ、ユノのことを、ね……


「───駄目だから、っ!」



ユノへと笑いかけた言葉を遮るように。
あまりの切羽詰まった声色に僕の鼓動が激しく脈うつ。




「いくらヒョンにでも譲れないから。」


「……え?」





「チャンミナは、────譲れない。」





思ったより響いた声に、───シーンと一瞬静まり返ったフロアの一角。
目を見開いたまま動揺を隠しきれないソンジュンさんには気の毒だけど、ユノの誤解が無性に可笑しかった。



(僕と、…ソンジュンさんが?──ありえねぇ、)




つんつんと呼ばれた背中。
「あのさ、ちょっと、…時間ない、……。」
そう言うキュヒョンは笑っちゃいけないと我慢してるようだけど、……肩が震えてる。




(…失礼なヤツだなぁ、おまえが笑うな。)と思うけど、送ってもらう身だから下手なことは言えない。



けど、───笑っていいのは僕だけ。
これまでソンジュンさん絡みで怒ったユノの真意がこれだったのだと、ユノの的はずれな嫉妬が愛おしかった。








「ユノさん、ソンジュンさん、ちょっと急いでるんで、……失礼します。」



ペコッと頭を下げて再度キュヒョンの腕を引いた。
ユノとソンジュンさんは向き合ったまま。
「いいのかよ?」って呟いてくるキュヒョンに「いいんだよ。」とこたえた。





「お、おい、チャンミナ!」


外に出たところで焦って追いかけてきたユノに捕まったけど。


「会社へ戻るキュヒョンに途中まで送ってもらいますから。」と掴まれた腕を振りほどく。



「……ごめん、勝手に話をすすめて、…それに、…すげぇ嫌な言い方した。」



────分かってんじゃん、……でも、ユノ。



「申し出はありがたいです。でも少しだけひとりで考えさせてください。」


「それに、……」


「色目とか、すっげ傷つきました。……あんたこそソンジュンさんとベタベタすんな!」




吐き捨てるように言って身体を翻した。
小走りにキュヒョンを追う足音がペタペタと鳴るのがカッコ悪いけどしょうがない。
ユノはもう追って来なかった。
本当はもっと心配させたいけど、僕が手ぶらって知ってるから真っ直ぐ家に帰るしかないってきっと分かってるのが少しだけ悔しい。









「────何だかいろいろと見えちゃってんね?おまえら。」



「は?何のことだよ?」



ずっと含み笑いだったキュヒョンが堪らずといった感じで声を漏らした。





「インタビューでさ、ユノさん、…私生活がすごく充実してるみたいで、俄然仕事にもやる気出してて。」


「……認められたいんだと。格好いいって夢中にさせたいらしい。」


「は?…え?」





「その自分が夢中になっちゃってる人にさ、───って、…プッ、…おまえ、……真っ赤。」






可笑しそうに声に出して笑うキュヒョン。
完全に気づいてるっぽい、──僕は何とかごまかしながら開いた窓の外、時おり混じる冷たい風で頬を冷やすしかなかった。



















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2015/08/06 (Thu) 23:53 | # | | 編集 | 返信

point えりんぎです(#^.^#)

こんにちは~
本文より長いんじゃ?Σ(゜Д゜)というyuki-mamalemonさんのコメントは小劇場チック(^w^)
体調は完全に戻りました?
羽衣さん、明日の25話で完結にしようかな?とも思ったのですが、後日談的なものを2話入れてみました!
それにあの彼も中途半端ですしね。
チャンミン、完全勝利!をお祈りしつつ♪

2015/08/06 (Thu) 18:19 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point まずあの人をやっつけます(*^^*)グフ

なぁなぁ、なんてLINEの返事くんないの?何でもいいからさぁ、感想してきてよ?

.......(-_-#)ンア?

あんなユノさんとべったりくっついてるだけの写真送られても何の感想もありません!

...ユノとべったりの写真(#`皿´)コノヤロー

よほどユノ独り占めが嬉しいのか、やたらアピールしてくる写真の数々に。

そんなん送ってんのか‼
チャンミンにそんなアピールしてんのか‼
Yuki-mamaremonが黙っちゃいな...


____鬱陶しいんだよ、ばか!!



チャンミーーーーーーーーーーーン‼‼‼
Good job(* ̄ー ̄)b

相変わらず、うざいんでつねΣ(´□`;)ソンジューン‼
皆さん、チャンミンに同感なはずです。
ですね?
ですよね?

It was often called‼‼‼


ユノにも

ソンジュンさんとベタベタすんな‼‼‼

って言ってたもんね(〃ω〃)イイヨー
思った事は言った方がいいよ、チャンミン‼
今日は色々言えちゃいそうでつね♪
ドーーーーーーンと言っちゃおう( ☆∀☆)フフフ
キュヒョンにも言っちゃいなよ?
ユノさんとのこと(*´ω`*)ムフ


ちょっと‼‼‼
うるせーですよ(*`Д´)ノ!!!
お前がガタガタ言うなっ‼‼‼
おっ?!


....((((;゜Д゜)))ヒサシブリデモヨウシャナイ
....((((;゜Д゜)))オソロシヤサイキョウサマ


あれ?
キュヒョンが何か言ってますよ?
ほら、役に戻らないと、最強様(;・∀・)


キュヒョン?ほら、続けて☆

インタビューでさ、ユノさん、...私生活が凄い充実してるみたいで、俄然仕事にもヤル気だしてて。
....認められたいんだと。格好いいって夢中させたいらしい。

(*´ω`*)デュフ

プッ、...お前...真っ赤。

キュッヒョーーーーーーーーーーン(*´∀`)♪


完全に気づいてるっぽい、___僕は何とかごまかしながら開いた窓の外、時おり混じる冷たい風で頬を冷やすしかなかった。


んぁーーーーーーーーーっΣ(´□`;)
ここはキュヒョンにハッキリ言わず、ごまかしたんでつね...(*ゝ`ω・)

キュヒョンなら、ハッキリ言っても

えーーーーーーーーーーっ‼‼‼
⬆すじゅのお兄さん達がマンネに振りますよ‼

からの~

ええじゃないか、ええじゃないか(*´ω`*)
ええじゃないか、ええじゃないか(*´ω`*)

って言ってくれるのにぃ(о´∀`о)モチネタキター



...
....すいません、久々のコメにテンション上がりすぎて悪ふざけしました(。>д<)ゴメンナサイ


ユノの誤解が元とはいえ、ソンジュンさんにユノとチャンミンのことがハッキリ伝わった...?みたいで、あの...あまり大きい声でズバッとは言えませんが...

うざーーーーーーーーーーーい( ☆∀☆)

ソンジュンさんからのLINEが、もうこなくなるだけでもチャンミンおめでとうございますm(_ _)m

(* ̄ー ̄)ヤッタネチャンミン‼‼‼
(*´ω`*)デュフ

2015/08/06 (Thu) 17:54 | yuki-mamaremon #- | URL | 編集 | 返信

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2015/08/06 (Thu) 14:13 | # | | 編集 | 返信

point 承認ありがとうございました!!

楽しみがひとつ増えました(*๓´╰╯`๓)♡
えりんぎさんの萌え萌え甘甘加減が私の望む加減ピッタリなのでしあわせです~(*´艸`*)
早速読まさせていたたきたいとおもいます(*≧∀≦*)
本当にありがとうございました♪

2015/08/06 (Thu) 09:43 | ぷに子 #- | URL | 編集 | 返信

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