HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

SpecialなOneでいて(26)










































───ピンポン、ピンポーン、……ピンポーーン、




し、しつこい、……このしつこさはきっとあの人だ。




「あ?……なんでチャンミン?」
「ユノなら留守ですよ!」



そのままドアを閉めようとしたのを勢いよく両手で止められる。




「っ、だから、なんでユノんちにチャンミンがひとりでいるのさ?」
「ヒャヌさんちに住み込んでるんでお休みもらっても帰る家がないんです、……ということで、また明後日以降にお願いします。」



さらに力を入れて引いてみたけど、今度は足まで捩じ込んできたからたまらない。




───相変わらずだなぁ、…ったく、せっかくの休暇なのに、




「とにかく中へ入れてよ。」


返事も聞かず勝手にどんどんあがりこんでくる。
僕はため息とともに仕方なくその後を追った。




ヒョヌさんのアシスタント兼付き人になって1ヶ月。
才能ある人というのはおそろしく努力もしているのだと知った日々。
自分の才能に驕ることなく真摯に向き合い、びっくりするほどタフだ。


そしてそれは全て、ユノにも当てはまった。


僕もうかうかしてられない。
ヒョヌさんから学べることは食らいついてでも学ぶんだ。
そして一歩でも前に進めたらいい。




今はユノの劇団でヒョヌさんも一緒に公演の準備をしているから、もちろん休みも一緒で。
「ユノんち、泊まりに行ってきてもいいよ。」って言われちゃったら速攻で行ってしまう。
その前にユノとヒョヌさんの間で何らかの話があるようで、「待ってました。」とばかりのユノにやっぱり笑えてしまうけど。



この仕事が終わったらユノは大きな劇団へ行く。
ヒョヌさんも次の仕事が目白押しだ。
僕は、…ヒョヌさんを精一杯アシストしながら寝る間も惜しんで脚本を書く。
そしていつかひとりで立てる自分になりたい。





───ということで、ユノと2人きりになれる貴重な休みなのに、




「せっかくの休みなのに、どうしてユノがいなくてチャンミンがいるわけ?」



───くっ、……な、殴りたい!



「ちょっと買い物に行ってるだけだから、すぐ戻りますよ。もしかしてユノと約束してます?」


「いーや、約束しようとしたら、断られた。けどさ、毎回、ダメダメってさぁ、」



───ですよねぇ、……約束してたら許さないけど、…それにしても断られても来るって、…スゴいな、この人。




「珈琲飲みます?」
「あー、うん、ありがと。」
「ふふ」



───飲んだらさっさと帰ってねぇ、と心の中でつぶやく。




「ヒョヌさんのアシスタントはどう?結構大変だろ。」


珈琲を口にしながら言ってきた人に、ちょっとだけ驚く。
この人、ユノ以外の話も出来たんだ。


「でもヒョヌさん、素晴らしいです。すごく勉強になります。」



あ、そうだ、…とゴソゴソ出してきたのは何やら古い冊子。



「これさ、ヒョヌさんが学生時代に書いたシナリオ。事務所で見つけて借りてきた。……見たい?」



横目でニヤリと僕を見る。
なんだか恩着せがましいけど、まぁいいや、この際細かいことは言ってられない。



「み、見たいです!」
「ふふん、…じゃ、一緒に読もう!」



ってことで、テーブルに広げた冊子を隣合わせに覗きこむ。
僕よりも若い頃のヒョヌさんの作品。
荒削りだけど、やっぱりヒョヌさんはヒョヌさんだ。



夢中になって活字を追う僕の隣、重なるように並んでいたその人が、「……睫毛、長いね。」とポツリ。


「は?」


背筋がぞわっとするんでやめてください、とは言えず。


「ユノもさ、長いんだよね、……睫毛。」


結局ユノかよ?と思うも、…ちょっ、近い、ってば!




「あ、……こんなとこにホクロがある、……ユノはさ、ここ……


「っ、ちょ、……さ、触んない、で、って、…ぅわぁっっ!」




テーブルについていた腕が滑ってバランスを崩したのを、重心をかけてきたその人もろとも横倒しになった。
───ぅわ、乗るな、重なるなーーっ!!




「痛っー、」
「あ、悪ぃ、」



早くどけよ!と思ったのと、──バンッッ!と勢いよく壁を叩く音が同時だった。



(あー、……ほんと、タイミング最悪なんだよ、この人は。)と僕に乗り上げる人の肩越しに見える鬼の形相。



素早く大股で近寄ったと思ったら、襟首を掴まれた人の重みが途端に無くなる。
うげっ、て苦しそうな声が聞こえたけど、…自業自得だろう。




「ゲホゲホ、…ユ、ユノ、…なんだよっ、急に、」


「ヒョン、…俺、ヒョンでも許さない、って言ったよね?」


「っだから、何が?…ケホッ、」


「だからっ、──
「ユノッ!!」



思わずユノを止めてしまった。
ザマアミロ、って思ったのに。
───やっぱり同じ劇団仲間で喧嘩はしてほしくない。




「チャンミナ、」
「あのね、ユノ。…これ、ヒョヌさんの学生時代の脚本だって。僕が見たがるだろうと思って持ってきてくれたんですよ。」


───そんなことはない。僕がここにいるなんて知らなかったんだから。どうしてこの人を庇うのか自分でも分からないけど。



「一緒に見せてもらいましょうよ、ね?」



なんだかちょっとだけこの人が気の毒だったから。




















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Comment

point 答え合わせ(*^^*)

こんにちは(*゜ー゜)ゞ⌒☆

フフフ、spur チャンミンのえりんぎさん&momokoさんの考察にただただ関心しまくりの羽衣です(*´∀`)

Spur チャンミンへの愛称スゴく嬉しいです!
私も動物占い調べてみました~結果は《フクロウチャンミン》ですよね?!

うん、うん、今までのお話と当てはまるところ多数ですね~、momokoさん、えりんぎさんありがとうございます(о´∀`о)ノ

えりんぎさんのチャンミンはたくさんの愛称があるように、お話ごとに多彩な魅力をもったチャンミンが登場しますね!、そこに男前のユノが出てくるですものね~たまりません( 〃▽〃)

今回はまたまたユノユノソンジュンさんが登場、久しぶりの休みにも絡んでくるのはさすがです←
でも盛り上げ役なので…ゴメンナサイデスw

《フクロウチャンミン》ステキなプレゼントありがとうございます(*´ω`*)

2015/08/08 (Sat) 17:59 | 羽衣 #- | URL | 編集 | 返信

point Re: 今回のチャンミンの愛称検討中

えりんぎです!
いきなりクイズで終わってちょっとびっくり(^^;
んふふ~、まるで検討つかないから調べちゃった(^w^)
羽衣さんの了解を得られたらそんなチャンミンに命名しましょう♪

momokoさんのコメントを見て初めて、色々気づいたことが多数。
なんだか笑っちゃいました。
そうか、ふわふわとしてましたか。
脚本家への夢へもいまいち真剣味が足りず、強引な相手の申し出は《恋人のふり》だろうと、《本意ではないLINE繋がり》だろうと受け入れちゃったり。
それがユノを知り、好きだと自覚して、一歩でも前に進みたいと。
こうやって文字にしちゃうと、one more thing の時からまったく変わってない私の話(^o^;)
でもいいんです。
私は大好きなユノとチャンミンを描いてるので、ユノとチャンミンがブレない限り私の話もブレない、のです!←いいわけ?
それにしても、えりんぎ話のチャンミン考察において書いてる本人よりすごいよ、momokoさん!
私はかなり(格好いいユノが書きたいわ(^w^))という下心が多分に入っちゃいますからね。
momokoさんのほうが、冷静です。
今回はソンジュンさんという。
本来なら、2人を応援したり、2人のイチャコラを客観的に見て楽しむという第三者の役割をまったくやんない登場人物が出てきました。
でも、ちょっとスッキリです。
ずっと前に、《逢いたくて逢いたくて》でこの彼をだそうとしたこと、覚えてますか?
前回は出来なかったので、今回無事ユノとチャンミンのイチャイチャを見せつけられて満足です。
羽衣さんにも感謝してます!
ありがとうございました(*^^*)

2015/08/08 (Sat) 15:58 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 今回のチャンミンの愛称検討中





>僕もうかうかしてられない。
>ヒョヌさんから学べることは
>食らいついてでも学ぶんだ。

>そして一歩でも前に進めたらいい。






ふわふわと。
流される様に、BLモデルになって。
言われるがままに恋人のふりをして。
強引に繋がってしまったホジュンさんとのLINEもブロックできない・・・。

脚本家になるという夢はあるけど。
それを我武者羅に追っている様子はない。






そんなふわふわとしたイメージのチャンミンが。
こうして。
一歩一歩前に進もうとしている。

やっぱり。
えりんぎさんの書くチャンミンだな、と。
とても嬉しくなりました。








こんにちは。
momokoです。


今週はコメントしたいエピソードがいっぱいだったのに。
(あ。毎回コメントをしたい人でした。スミマセン)
なかなか出来ず御無沙汰でした。







ネコチャミ。
リスチャミ。
ワンコチャミ。
カナリアチャンミン。
そして、ロシアンブルーチャンミンと──────。

毎回、毎回。
性格が違うチャンミンを書きわけちゃうえりんぎさんをすごいなぁ・・・と、尊敬しつつ。


今回も、連載が終わるまでに。
このチャンミンに愛称をつけたくて。
ずっと、当てはまる動物を考えていました。





昨日たまたま。
動物占いをみていまして。

こんな一文をみつけました。





《性格》
>一見控えめで、ニヒルに構えていても。
>内心は人の先頭に立ち目立つ存在を望み、
>相反する心にイライラしています。

>外面とは異なり、意外とナイーブな感性の持ち主。
>うわべとは違う一面を見ることを怖がっていては、
>いつまでたっても大人にはなれません。

>周囲を見渡す洞察力には長けており、
>物事をうまく運びます。
>その為、大切なことも人の意見に
>流されやすい傾向があるので注意が必要です。






《恋愛観》
>愛情深く献身的なタイプです。
>愛する人のためなら自分の生活を
>犠牲にすることもいとわないし、
>そんな自己犠牲の中にこそ真実の愛を
>感じ取る人が多いようです。






ほほぅぅぅぅ(゜o゜)
なるほど。なるほど。




これ。
今回のチャンミンに、当てはまりません?






一見、控えめ。
でも、うっとおしいホジュンさんにイライラしてたり。
人の意見に流されやすかったり。

ユノの事が好きなのに。
なかなか一歩が踏み出せないナイーブな所があったり。

とっても愛情深くて、献身的。
合い鍵もらったら、家主がいなくてもお掃除しに通ったり、お料理作ったり・・・。

ヒョヌさんから提示された好条件を前に。
ユノとのことを考えてしまって、即答できなかったり──────。






リクエスト主の羽衣様と。
作者のえりんぎさんから、御賛同いただければ。
今回のチャンミンの愛称は。
この動物にきめちゃうってのはどうでしょう?←momokoの心の中で・・・・(^_^;)



あ、ちなみに。
この《性格》と《恋愛観》で。
なんの動物か、わかりますか?←いきなりクイズ。



ふふふ。
では、また~。



momoko




2015/08/08 (Sat) 14:28 | momoko #PJAgrufQ | URL | 編集 | 返信

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