HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

U GET ME ~僕らの距離~18






































~チャンミンside~













「あなた、ユノの友達よね?」




結構まえにすれ違っただけの僕をどうして覚えているのかと、そう思うほどに確信を持って近づくハイヒールの音。
長い髪が歩くたびに肩先で揺れて、仄かに擽るフローラルの香り。




「あ、…はい。」
何となく小声になってしまったのが少しだけ悔しいのに、
「ちょうど良かった。今からユノと約束してるんだけどね、早く来すぎちゃって。少しだけ付き合ってくれない?奢るわ。」と、返事をするまえからほぼ初対面の僕の腕を引く強引な人。




「あ、あの。」


「いいから、いいから。」




ヒョンとの待ち合わせまでの時間潰しをどうして僕が付き合わなければならないのか、頭痛はさらにひどくなるばかりで。




「あの、僕。急いでるんで、」



乱暴にするつもりなんてないのに勢いのまま腕を引いたらよろけてしまったその人。



「あ、すみません。」


きっと謝ってしまった時点で僕の負けだ。
ニコッと笑った彼女は断る選択なんてないかのように、「ユノのことで相談にのってほしいの。」と甘えるように言った。











今朝もユノヒョンを待っていたカフェで、ミンジさんと名乗る女性と向かい合って彼女と会うために来るヒョンを待たなければいけなくなった。



ヒョンが、…このカフェを指定したのだろうか?
別にそんなのヒョンの自由だ。
なのにどうしてこんなに悲しいのだろう。





ほんの少しでいい、───会いたかった。
それはこんな会い方じゃない。
仕事関係で約束?
一体それは何時まで?



目の前のユノヒョンはいつだって優しいのに、少し出来た距離がこんなにも僕を不安にする。




「チャンミンさんっていうのね?私の方がふたつお姉さん。」


ふふ、っと笑いながら観察するように視線を注ぎ、「モテるでしょ?」と言ってはまた笑う。
彼女が僕を誘った真意が分からずに、僕もまた曖昧な返事しか返せないのだけど。





「ユノとは、…知ってるかもしれないけど、1年以上まえに付き合ってたの。…驚かないのね?ユノから聞いてた?」



「振られた、…って、聞きました。」




キュヒョンから聞かされるよりはと、正式に同じチームで働くことが決まってから告白された。
ユノヒョンの元カノの話なんて聞きたくない。
ヒョンに片思いしていた1年間でどれだけ彼女らしき人と寄り添い歩いてるのを見かけたと思っているんだ。
「ふーん、」とわざとそっけなく返したら、「ちぇっ、少しくらいは妬いてよ?」なんて言ったけど。



──────僕の心のうちを覗いたら逃げだしたくなるかもよ?ユノヒョン。



それくらい、───女の子達に騒がれるヒョンが嫌で、いつ心変わりしてしまうか怯える自分が嫌なんだ。





「え?他に好きな人が出来たって、‥‥今でも信じてるの?ユノ。」


「違うんですか?」


ハァ、と小さなため息。
意思の強そうな二重瞼を何度か伏せて。



「ま、ね。下手に気を引こうとしてもユノには通じないか。鈍感だから、あの人。」


「何度もね、サインは出したの。しつこいくらい理由をつけてはよびだして。本当はあなたの気持ちを試したかっただけなのよ?って。」



自分に向けられる想いにひどく鈍感なユノヒョンを思い出して彼女が憐れにさえ思えてくる。


「野球とか苦手だから、‥‥あの人。サインは無理ですね。」と言ったら可笑しそうにクスクス笑った。






「やっぱり諦めきれなくて、───春にはいなくなっちゃうじゃない?あの人。‥‥そのまえに、ね。」


「‥‥‥?」


最初、何のことか。



「‥‥いなく、なるんです、か?」



一瞬驚いた顔をして。
なぜか、くしゃっと嬉しそうに頬を綻ばせるミンジさん。



「もしかして、聞いてない?‥‥なんだ、そんなに親しいわけでもないのね?」




それは鋭い切っ先で僕の心臓を抉る言葉。
何気なく放ったそれにこれほど傷つけられる自分が本当に情けないのに。




「ユノは春から本社に戻ることが結構まえから決まってるの。だからこちらでは最後の仕事を完璧にしていきたいのだと思う。」


「本人は子会社に飛ばされたと勘違いしてるけど。将来を嘱望されてるからこそ2年間という期限付きで勉強にだされたらしいわよ。」







ミンジさんの言葉がどこか遠くで聞こえた。
聞いてない、何も聞いてない。
ほんの30分だけの毎朝の習慣を、僕がどれだけ大切にしていたか。
異動はしょうがない、けど、どうしてひとこと、───なぜ僕はヒョンの元カノから聞かされなくちゃならないのか。


春にはもうほとんど時間がないというのに。







「あれ?チャンミン!」


その時、まるでこの空気を読まない呑気な声が背後からゆっくりと聞こえてきた。
























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Comment

point えええ

またまた空気を読めないミンジがのこのこでてきて
チャンミンの不安をかき乱すようなことを。。
ばかばか。

途中ミンジが消えたので、
邪魔者消えてよかたよ、と思ってたら
やっぱりでてきました。

だいたい栗色の髪なんて、
韓国ドラマじゃヒロインは黒髪って相場は決まってるんだからね!

なんかほんとに私の頭が痛くなってきました。。

2016/11/25 (Fri) 22:25 | ゆうこ #EACDacMQ | URL | 編集 | 返信

point Re: こんばんは。

カプ**様。
分かりますよぅ~
ムカついちゃってください(^^;)
そのうちユノヒョンにムカつくかもですが、お許しください…(。>д<)

2015/09/07 (Mon) 23:01 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re:

sw**様。
こんばんは!
もやもや週間にコメントありがとうございます!
私のなかで、チャンミンは視野が広いんです。
細かいことにも気を回すことのできる人。
反対にユノはひとつの事に夢中になるとそれに向かって真っ直ぐになりすぎちゃうきらいがあるかなぁ、と思うんですよねぇ。
まあそんな妄想を含みますf(^^;)
イライラっとしても怒んないでね(^^;)

2015/09/07 (Mon) 22:58 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/09/07 (Mon) 20:34 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/09/07 (Mon) 16:25 | # | | 編集 | 返信

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