HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

U GET ME ~僕らの距離~21








































~チャンミンside~












僕にしてはめずらしく2日続けて寝坊した、────なんて、ただの言い訳。






あんな態度とって、どんな顔して会えばいいのか。
普通になんて出来ない、出来るわけない。
あの日は続けざまにショックを受けて、とどめに噂の彼女とのご対面までしてしまった。


まさか僕のことを疑ってるとは思わないけど、‥‥彼女の思わせぶりな牽制、ユノヒョンを語る意味深な口ぶり。




ちょうど聞いた噂話も拍車をかけて、完全にヒョンの話を聞こうとしなかった。
と、ちょっとだけ冷静になった頭で考えた。





────飽きっぽいとか、いいかげんだとか。



それは彼女たちの中のユノヒョンであって、─────僕のユノヒョンじゃないのに。






朝は苦手なんだ、と言いながら息を弾ませて走ってくる姿を。
疲れた顔して、「チャンミンは俺のビタミン剤なんだよ?」ってクッサイ台詞を堂々と言っちゃったり。
プレゼントしたネックウォーマーをそれこそ毎日のように肌身離さずつけてくれて、「‥‥洗濯してますか?」と、つい聞いてしまったり。




そんなヒョンを彼女たちはきっと、知らないから。






なんて少しは浮上した僕だけど。
異動するのは事実で、そんな大事なことを僕には話してくれなかったのも事実。
彼女との目撃情報もきっと事実だろう。
そんな事実に押し潰されそうになってもがいてるのが今の僕で。
言い訳しようのないそれに真っ向から向き合うほど僕の頭は冷えてはいなかった。











「チャンミン。今日、飲みに行かね?」



いつもの喫煙所。
温かい缶コーヒーを、「はい。」と差し出されて最初にかけられた言葉。



「キュヒョナ、」


そのまま何も言わない僕に。


「あ、今、俺の事すっげぇ暇なヤツとか思っただろ?」なんて大袈裟に拗ねてみせるヤツ。




「べつに、‥‥いーよ。今、飲みたい気分だし。」



ただしキュヒョンのくだらない冗談につき合う気分ではないけどね、とは言わない。
でもちょっと待てよ?
キュヒョンが飲みに行けるほど早く退社できるってことは、‥‥同じチームのユノヒョンは?
とっさにそんなことを思ってしまう自分にまたも情けない気持ちになるけど、‥‥でも、もう2日も会っていない。



毎朝待ち合わせのように会っていたから、平日に2日も顔を見ないってのが初めてで。


─────もうこんなに会いたいとか、‥‥どうかしてる。





ぼーっとしてた僕の隣、ハァ~、と大きなため息が聞こえて。


「‥‥ユノヒョンはさ、今夜も取引先の接待。」


「またミンジさんも一緒。チャンミナ、‥‥心配?」


とか、冗談とも本気ともとれる微妙な言い方される。






「‥‥べつに。」


僕に何を言えと?
たとえ仕事だとしてもヒョンを狙う女性とヒョンが一緒にいるのは堪えられないって?
あれ以来何も言ってこないヒョン。
電話もメールさえも、‥‥後腐れのないつき合いを好むヒョンが、僕を面倒くさいと思い始めたんだろうって?




「‥‥ユノヒョンのことは、もう言うなよ。」


「へいへ~い。」



相変わらずふざけるキュヒョンに、「もう言うな。」と、ひとことだけ。













キュヒョンと待ち合わせした1階ロビーへおりる。
ちょうど退社ラッシュなのか人で溢れたフロアが、開いたエレベーターの扉ごしに視界に飛び込んできた。





「あ、‥‥。」



ちょうどエントランス付近、いくつかの肩ごしに頭ひとつ分とびだした人。
見慣れた広い背中がそこだけクリアに惹き付けて囚われる。




「‥‥ヒョン‥‥。」



キュヒョンとの待ち合わせはそこから脇に入らなければならないのに、自然にすいよせられる体。
なぜか焦って足が縺れるのを、ごまかすように前に伸びる手。



「ヒョン‥‥。」



ぽんっと知り合いらしき人に肩を叩かれ、遠くきれいな横顔が視界に入った。
ふざけたように二言三言、ヒョンの手がその人の背中を小突いて笑い声さえ聞こえてきそうだ。
エントランスを出たところで別の行き先の人に片手をあげて。



「‥‥ユノヒョン。」



僕の前を歩くお喋りな団体をかき分けて進むことが出来ないのに。
さらに早足になったヒョンの背中が少しずつ遠ざかる。





やっとたどり着いたエントランスの向こう。
ヒョンの背中が遠くに見えて、
「走れば捕まえられるかも。」なんて、対峙したとして何を言うつもりか、そんなのまったく意識になくて。
ただユノヒョンの黒く深い瞳に僕を映してほしいなんて馬鹿げた望みだけで。




「ヒョン‥!」と何度も呼んだなまえ、スッと踏み出した足がピタリと止まる。




ヒョンに隠れそうなほどの華奢な、‥‥見え隠れする小さな顔は男なら誰でも振り返るであろう艶やかな美しさを纏ってヒョンだけを見つめていた。



「……。」



そのまま歩いていくヒョンの横に寄り添うように隣り合って。
チラッとほんの一瞬、目線をこちらへ。
目が合ったはずの彼女は特に何か言うでもなく、ヒョンの背中に添えた手をさらにギュっと引き寄せた気がした。




少しずつ視界から消えていく2人を。
一歩だけ足を踏み出した中途半端な格好のまま立ち尽くす僕。




「───チャンミナ。」



気づけば隣にキュヒョンがいて、僕の肩をぽんとたたいた。







─────それでも僕は、……遠く霞む愛しい人から目を離せずに。












*********************

おはようございます、えりんぎです(#^.^#)


10万拍手越えましたぁ!パチパチパチ\(^o^)/
4/20にブログ開設、4ヶ月と20日での達成は凄いです!←自分で言うf(^^;)
これもアメブロからの読者様が、過去話にも関わらず《Strawberry candle》を読んでくださりポチっていただいたことで、ぐんぐんランキングがあがったことによるものだと。
いつも応援していただいてありがとうございます♪


キリ番踏まれた方、良かったらご連絡くださいね(^o^ゞ







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Comment

point Re:

swan様。

swanさーんっ(≧∇≦)
ありがとうございます!


momokoさんにむけて、公開コメント!
嬉しいです。
不思議なもので文章というのは結構人柄をあらわすと思うんですよ。
swanさんの暖かさはとても心地よいんです(〃∇〃)
お会いしたことないのに、もう友達のような。
ちなみにmomokoさんにはswanさんのこと、話してますよ!
前ブログ閉鎖の時にOne more thing をプリントアウトしてくださった方、って♪
私は日本の真ん中、東海地方ですが、momokoさんは端っこ?(とまではいかないけど、)
とにかく遠いです。
swanさんとも近くはないですよね。
でも距離って関係ないですね。
ユノとチャンミンが大好きで。
2人が永遠にかけがえのない存在でいてくれたら。
そう思う気持ちはとっても近いんです(〃∇〃)
正直、いつまで毎日更新ができるかは怪しいですが、毎日更新じゃなくなっても書き続けます。
これからも宜しくお願いします(^o^ゞ

2015/09/10 (Thu) 21:52 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: おめでとうございますヽ(*´▽)ノ♪

羽衣様。
こんばんはー(^o^ゞ
お祝いコメントありがとうございます!

人波をかきわけ、でも届かないチャンミンの様子、分かっていただけました?
切ないです、でも、もう出口になっちゃいましたよ(^o^;
今週で私が一番切なかった箇所はキュヒョンsideの最後の文でしたf(^^;)
噛んだ唇の~ってところ。
一方通行の想いって切ない(。>д<)

2015/09/10 (Thu) 21:29 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: おめでとうございます!

りん**様。

はじめまして、ですよね?
One more thing読んでくださっていたのですか?(〃∇〃)ウレシイデス!


そして、10万拍手キリ番おめでとうございます!\(^o^)/
お知らせいただいてありがとうございます~!
強制するものではないです。
もーし、こんな話が読みたい、とかありましたらご連絡ください♪
設定でもイメージでも、お題のようなものでも。
結局は私っぽいものになってしまいますが、頑張ってみますので(^w^)

2015/09/10 (Thu) 21:22 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: おめでとうございます

tai***様。
本当に楽しい方ですね💓←いきなり
ストライキって(^w^)ププッ
学校によって、というか市町村によって違うんですね。
DVDは取りあえずオアズケで、イヤホンしてスマホで動画でも検索してくださいませ♪
朝から笑わせていただいて、気持ちよく仕事に行けますよー(^o^ゞアリガトウゴザイマス!

2015/09/10 (Thu) 21:13 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: 復活コメント《やっぱりヒョンじゃなきゃ》

momoko様。

こんばんは!
復活コメントありがとうございます~(^o^;


───どんなに、過去のユノヒョンと違うって言い聞かせても、信じられなくなる要素が、山盛りだな。。。これ。


↑背筋がゾワッとしましたよ、コレ、ほんと。


ニッコリ笑ってバシッと物申す上司なんだろうなぁ、と想像してしまいました(;゜∇゜)


私ね、なぜかこの話、この2人が好きなんです。
基本、完結した話は読み返さないんですけど、これだけは何度も読み返してます。
甘さがいいのでしょうか?
それでも一番印象に残ってるのはこのコメントというf(^^;)

完璧すぎないユノヒョンも好き💓←…ということにしておいてください(^o^;


いつも拍手のキリ番狙ってくれてありがとうございます!
次は、《そして最後に笑ってみせて》じゃないでしょうね?
なんて思いつつ、最近読み返そうとしたのに20話くらいで止まってしまいましたよ(--;)


いつもポジティブに背中を押してくれるmomokoさん!
感謝してます(〃∇〃)

2015/09/10 (Thu) 21:05 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point

えりんぎさん、あらためまして、10万拍手おめでとうございます!
あっという間でしたね。
えりんぎさんの描くユノとチャンミンが、みなさんに愛されているからですね。
もちろん、私も♡

いつもの8時過ぎでは遅いと思って、7時半にポチしたら…100108(100000 +煩悩の数)でした。甘かった💦
6:30のmomokoさんの間の方が、幸運をつかんだのですね。きっといいことありますよ〜⭐️

momokoさんからお叱りのコメントがきたという、この回…楽しみに(?)しておりました。
遠ざかるユノを、ただ見つめるチャンミンの届かない想いが切なくて…ユノ、振り向いて!って心の中で叫んでました^_^;
いつもは頼もしいユノの背中が、なんだか遠くに感じました…

momokoさんのコメントを、ウンウンとうなづきながら読みました。
キュヒョンだったら…そうですよね。悲しませないでしょうね。…でも、やっぱり《ヒョンじゃなきゃ》!
えりんぎさん、チャンミンの、強がりじゃない本当の笑顔を引き出せる、ユノの魔法の一言、お願いしますね♡

この場をかりて、素敵な side story を書いてくださるmomokoさんへ…
はじめまして、…と言っても、いつもコメント欄でえりんぎさんとのやりとりを見せてもらっているので、すでに知り合いのような親しみを、勝手に感じている私です(^_^;)
復活コメント、ありがとうございました。
momokoさんによって、えりんぎさんの世界にあらたな色が加わって、さらに優しい作品になっていると思います。
これからも、お二人のコラボ、楽しみにしています。




2015/09/10 (Thu) 20:37 | Swan #- | URL | 編集 | 返信

point おめでとうございますヽ(*´▽)ノ♪

えりんぎさん~アンニョン

人混みをかき分けてヒョンに向かうも、届かなかったチャンミンの気持ち…、もがいてるチャンミンが切ないです( ノД`)…、ユノ~もっとチャンミンを大切にしたげてよぉ


そして昨日は10万拍手おめでとうございます(*^o^)/パチパチ、短い期間での達成、えりんぎさんの作品がどれも愛されてる証拠ですね☆、momokoさん前後踏まれましたか~あぁ…惜しかったですね…、切り番を踏まれたラッキーな方、ホミンの幸運を受け取りましたね~(*´∇`*)

モヤモヤ週間もそろそろ出口が見えてきましたかね?!、やっぱりチャンミンにはユノじゃないとぉ、スパイスと思ってこの後のラブラブ復活を待ちます!

では、また☆

2015/09/10 (Thu) 16:12 | 羽衣 #- | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/09/10 (Thu) 08:25 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/09/10 (Thu) 06:54 | # | | 編集 | 返信

point 復活コメント《やっぱりヒョンじゃなきゃ》






お久しぶりです。





あまりにチャンミンさんがいじらしいので、思わずコメントしにやって来ちゃいました。

冷静に考えようと必死で自分と一緒にいるユノヒョンを思い出すチャンミン。


《U GET ME〜僕らの距離〜》、思わず最初から読み直して回想しちゃいました。


ロビーであったら、速攻トイレに引っ張りこんだり、事あるごとに『チャンミンが可愛過ぎる』って言ってみたり、なんとか自宅に連れ込もうと画策するユノヒョンと。


自分の中にいる、別人として抱かれた日の自分にすら嫉妬してしまうくらい、ユノヒョンの事好き過ぎて辛くなってるチャンミン。


えりんぎさん史上、最高のバカップルって思ってた二人の甘過ぎるやり取りが繰り広げられてたのに────。



甘いイブの日以来、お仕事が理由とはいえ、ほったらかしにされていた上に、多数のミンジさんと思わしき女性との目撃情報。

果てには、元カノから『気を引くために、別れた』なんて聞かされて。。。



当のユノヒョンからは、転勤の事『それどころじゃない。』なんて言われた上に、合鍵を使う事すら拒否されて────。


どんなに、過去のユノヒョンと違うって言い聞かせても、信じられなくなる要素が、山盛りだな。。。これ。







思わずキュヒョンを応援しちゃうよ。

キュヒョンだったら、悲しませない。
キュヒョンだったら、誤解させない。
キュヒョンだったら、一番大切にする。



あぁ、でもね。
やっぱり、チャンミンの隣に立つのは、ユノヒョンじゃないと駄目なの────。



超絶カッコよくって。
めっちゃ強引で。
自信家の癖に、繊細。
チャンミンの事、捕食したくなるくらい可愛いって思ってるユノヒョンに、側にいて欲しい。。。。



ユノヒョン、お薬効いた?
ほったらかしにしちゃダメって、分かった?
好きって態度だけじゃ伝わらない。
好きって言うだけじゃ、足りない。





ほら!
チャンミンのところに。
急いで!急いで!










  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *










おはようこざいます。

えりんぎさんに『こ、こわいよぅ、momokoさん(;゜∇゜)』と、言わしめた、アメブロにいれたコメントです。



コメントを自粛していた時期だったのに、あまりにチャンミンさんがいじらしくていじらしくて・・・・。

我慢できずに、思わず書いちゃったコメントです。←だから"お久しぶりです"で始まってましたね(;^ω^)







FC2の"HOTみんな関係"の読者様は。
すでに数話前から、相当、鈍感ユノヒョンにイライラしているようで( *´艸`)

momokoだけが、この鈍感ユノヒョンにイライラしているだけじゃない!と、ホッとしつつコメント欄を拝見しておりました。





あ、コメント欄といえば。



SW**様。
momoko、逃したんです。10万拍手。
本気で狙ってたんですけどね。

《99999》と《100001》はゲットしたのに・・・・・。
残念です。←まだリクエストする気だった人。


見事10万拍手をゲットされた方!
おめでとうございます。
昨日、6:33にmomokoと一緒にポチポチしてた方がそうですよ~(*´˘`*)♡









最後に。
えりんぎさん、4カ月と20日での10万拍手達成おめでとうございます。


2年前の9月8日に。
初めてコメントをさせていただいてから、もう2年が経ちました。

毎朝5時ぴったりに欠かさず上がるお話。
どれだけ元気をもらっているか。
ありがとうの言葉だけでは、伝えきれません。


きっと、旧FCの読者様も。
アメブロでの読者様も。この"HOTみんな関係"の読者様もみんなみんな同じ気持ちだとおもいます。


だからこその4カ月と20日での10万拍手。



本当にいつも。
素敵なお話をありがとうございます。



momoko


2015/09/10 (Thu) 06:28 | momoko #PJAgrufQ | URL | 編集 | 返信

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