HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

U GET ME ~僕らの距離~22



































~チャンミンside~



















「キュヒョナ~、なんだよ、さっきから。」






キュヒョンいきつけの居酒屋で、お気に入りのワインを2本空けた頃に何度となくかかってくる電話。
ボソボソ喋っては通話後、「‥ったく、」とかって文句たれてる。




「あー、もう。鬱陶し、…あ、いや、べつに何でもない。」



「なんだよ?彼女?」って聞いたら、「いやいや、いないって言っただろ?」って大袈裟に否定するけど、‥‥そうだっけ?



ビールからワインへ。
この店のウリは豊富な酒の種類と新鮮な魚介類。
いつもよりハイペースな僕を心配そうに覗きこみながらもつき合ってくれるキュヒョン。
ユノヒョンだと酒に弱いからこうはいかない。
僕も、酔ってユノヒョンとどうにかなってしまった日からかなりセーブしてたから。
久しぶりの酔い気分になんだか楽しくなってきた。




「キュヒョナ~、ビール旨くてワインも旨いし、このまぐろ最高!おまえと飲むの、楽しい!」


「な、なに?チャンミナ、酔っちゃった?」


「全然。」




そう言いながらニコニコの僕はさっきまでの僕とは別人のようだと思われてるに違いない。
それでもいい、今は何も考えたくないし、ユノヒョンのユだって聞きたくない。





「ユノヒョン、…ってさぁ、シャンパン一杯で赤くなるんだよね?」


「は?チャンミナ、なに?いきなり。」


「え?///あ、‥や、っ、だ、だから、‥‥それでも無理やりつき合ってくれちゃうから、‥」


「ん?」







「────すぐ、‥‥寝ちゃうんだよねぇ。」


「…………。」





頬杖ついてふにゃりと笑ったら盛大に「はっ?」
って言われる。
聞きたくないって思ったくせに、すぐさま口に出してる自分に呆れた。




「‥‥シャンパンって、?もしかしてクリスマスイブ、とか?」



眉間に皺を寄せて声のトーンが急にかたくなったキュヒョン。
この会話はここでおしまい、と思うのに。



「イブの日、…そういやユノヒョン、妙に急いでて、お前暇だろ?とかって仕事押しつけられた気がする!チャンミンとどっか飲みに行ったってこと?」



「や、っ、ちが、…ユノヒョンちで、…っあ、」



─────カァァァァ、/////







「……………。」


再度無言になるキュヒョンに、これ以上は、と何とか口をつぐんだ。





「────そーいうこと?」ボソッと聞こえるか聞こえないかの呟きはもちろん無視して。












「ほら、チャンミナ、しっかりして。」


「ん~、…」




久しぶりに足元が覚束ないほど飲んでしまい、キュヒョンに寄りかかるように店をでた。
店の前では男女の団体が二次会の相談だろうか、どこへ行くでもなくかたまって盛り上がってるから。
脇に入ったぽっかり空いたスペースで少しだけ酔いを醒まそうと壁に凭れかかった。




ふぅ、と自分でもわかる酒臭い息を吐きながら、狭い路地からはほとんど見えない夜空を見上げる。
ビルの隙間に星が寄り添うように光るのが見えて、ヒョンと彼女の消えていく背中に重なった。


今、あの2人もこの夜空を見上げてるかもしれない。
そう思ったら、───ただ、無性に悲しくなった。





「ユノヒョンは、───ズルい。」


なんとなしに言葉が漏れて。
「は?」って振り向いたキュヒョンに構わずポロポロ零れる言葉。



「‥‥勝手にヒョンでいっぱいにしておいて、‥‥急にいなくなるとか、‥‥忙しいの、分かるけど、…僕はもう、その埋めかたが、…分からない。」


「チャンミナ?」




キュヒョン相手に何言ってんだか。
覗きこもうと腰を屈めたキュヒョンを避けるように体を逸らして。



「‥‥ユノヒョンは、やっぱズルい、……。」



言ったら、もう限界だった雫がとめようもなく僕の頬を濡らした。
一度堰を切った想いは止まることを知らない涙となって溢れる。
こんなことで泣いてしまう自分が悔しいのに、背を向けてもきっとキュヒョンにはバレバレであろう情けない姿を、──どうすることも出来なくて。






どれくらいたったのか、‥‥壁に背をあずけたまま何も言わないキュヒョンがありがたかった。
しばらくたまっていたものが流れていく感覚に少しだけすっきりして、───ズッと鼻をすする。



「ごめん、キュヒョナ、……次、行く?」
ニッと笑ってキュヒョンに振り向く。
何も言わないままのキュヒョンは困ったように眉を寄せていて、酔った勢いで変なところ見せちゃってごめん、と心の中で呟いた。




それでも何も言わないキュヒョン。
なんだよ?恥ずかしいじゃんか。
いつもみたいにふざけて冗談っぽく流してくれたらいいのに。



「え?」



そんなこと思う間もなく、スッと伸びた腕が迷うことなく僕の背中に廻り、ギュウッと抱きしめられた。
そのままポンポンと背中を撫でる手が優しい。
その温かさに思わず目をとじ、肩に額を預けた。





「キュ、…ヒョ、……



言いかけた言葉を遮ったのは、───慣れ親しんだ声。




その声は、急いで来たのか上がった息遣いの中でもはっきりと、───




「───触るな。」




剥きだしの怒りを孕んだ、それは愛しい人の。
















*********************


おはようございます、えりんぎです(#^.^#)


前記事にたくさんの10万拍手おめでとう!の拍手(ってことでいいんですよね?f(^^;))をありがとうございます♪


モヤモヤ週間もやっとこ出口。
来週はまたまた甘々週間(〃∇〃)デス。


週末は《紅-クレナイ-の人《天使な君》》です。









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Comment

point Re: おはようございます♪♪

こんばんは!
いつもありがとうございます(^o^ゞ
キュヒョンはちょっと可哀想ですか?(^^;)
この話、3月頃に書いたものです。
予約投稿しながら読み返してみて、「あー、ユノヒョンちょっといいところ取りだなぁ。」って思っちゃいました。
触りだけ書いた続編の続編がありまして、いろいろ参考にいたします(^o^;

2015/09/12 (Sat) 19:36 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/09/12 (Sat) 08:49 | # | | 編集 | 返信

point Re:

さき**様。
こんにちは!
ありがとうございます~(^o^ゞ
もう、そんなんしかないですよーっ(^-^)v

2015/09/11 (Fri) 16:19 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: よがったよぉ~(>_<)

yun*****様。
こんにちは~♪
この辺りはキュヒョン同情票も入れてご意見が分かれますねf(^^;)
ちょっと、ユノ、調子よくない?
と思われるような展開ですが。
この続編のあとにもう一度続編を書くつもりだったので、ユノのちょっと勝手に自己完結しちゃうところとか、はっきりと解決してないです。
まあ、ユノも現れ、また楽しいイチャイチャです(^w^)

2015/09/11 (Fri) 16:17 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re:

tai***様。
こんにちはー(^o^ゞ
けっ!ってな感じですか?
んふふ~、ネガティブじゃないですよー。
妹の私の話に対する暴言なんて酷いものですから(^^;)
じゃ、読まなきゃいいじゃーん!って思うんですけど、読みやすくて甘いのがいいらしいです。あともう少し切なければなぁっ(--;)って言ってますが、ま、私は私の好きなようにしか書けないのでねf(^^;)
でも暴言でも意見してくれるのは嬉しいんです。
tai***さんも思ったことはバンバン言っちゃってください!
愛あるご意見だと受け取っちゃうので(#^.^#)
tai***さんは突っ込みはじめたら止まらない人だと勝手に思ってまーす♪

2015/09/11 (Fri) 16:10 | えりんぎです(#^.^#) #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/09/11 (Fri) 11:35 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/09/11 (Fri) 07:14 | # | | 編集 | 返信

point

おはようございます(^.^)

何だかギュが気の毒ですね。。。
好きな人が目の前で、他の人を思って泣くのを見ているなんて。。。
ハグの一つもさせてあげたら?と思っちゃいます(^。^)

ギュにかかってたウザイ電話はユノですね(¬_¬)
で、ギュにも何かいいことをさせてあげて、と思っていたところに邪魔しに入るのもユノですね(¬_¬)
このタイミングで現れるのは、けっ!!です。
もうちょい誤解ループをグルグルして欲しかったな〜

あれ?コメントがネガティヴ?
でも、もちろん、2人がバカップル全開でイチャイチャしているのも大好物なんですよ(≧∇≦)
来週も楽しみにしていますね(^.^)

2015/09/11 (Fri) 05:26 | taitai #- | URL | 編集 | 返信

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