HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

Say Hello ―縁(えにし)―7































―チャンミンside―











「ほら、……ここで少し待ってな?」






通されたのは、社長室のさらに奥の小部屋。
以前一度だけ入ったことがある、シンプルなのに一見して高級品ばかりと分かる部屋だった。



あの時は、勝手に僕の借金を叔父から肩代わりしたんだ。
───おまえはもう、チョンユンホのものだ。と言われ、カッとなってここへ乗りこんだ。




そしてまた、コレだ。
僕にはチョンユンホという人間が理解できなかった。
僕が欲しいのは、金などでは決してないのに。






「だからチャンミンからも社長を説得してくれないか?俺の話には聞く耳を持たないんだよ。」



そんなこと言われても、どちらもゴメンだ。
あのマンションを贈与されるのも。
買い取るのも。






イェジュンさんの視線がスーツケースにおりたのが分かった。


「チャンミン、……旅行でも、行くつもり?」とか。



そんなわけないの、知ってるくせに。








「社長もさ、もちろん分かってるんだよ。贈与なんて無理だって。…ただ、無償で、してやりたいだけなんだよな。チャンミンには。」


「っ、だからって、…」



そう言いかけた途端、遠くでドアが乱暴に開く音。
女性秘書の呼び止める声。
ああ、何か揉めてる。
毛足の長い絨毯のせいでヤツの足音を拾うことができない。





───目の前のドアノブが、……カチャリ、と鳴る。







自分勝手に何でも決めて。
勝手に先走って僕を追いつめる。
僕の為だと言いながら、結局は自己満足で。


そんなストーカーまがいの最低野郎なんて一発殴ってサヨナラしてやるっ!









「チャンミナッ!!」







走ってきたのか、弾んだ息遣い。
寄せた眉に、冷静さを欠いた眸。
いつも涼しげな額に浮かぶ汗がキラキラと反射して。




誰になんて聞いてきたのか、大企業の社長ともあろうものが、


そんなに動揺して、
そんなに狼狽して、


おかしいよ、ユノ、──────。












 


「───────っ、……っう、……」








────そう思ったら、……なぜだろ、……一発殴って、さよならだったはず、



それなのに、……どうして僕は、………








「っ、……泣くな、」






たった今、……その最低野郎に、抱きしめられているんだろう、………















「………マンション、なんて、……っ、僕は、…あ、愛人じゃ、…ないっ、」





ヤツの顔を見た途端、バカみたいなセリフを吐いて。







一瞬、静まり返った部屋。
肩口に押しつけられ自由にならない視界の隅に、イェジュンさんの靴先がチラリと見えた。



カァ、///と、熱くなる頬、と、





「…へ?」



───と、頭上から降ってきた間抜けな声。







「お、おまえ、さ、……そんなこと怒って、乗り込んできたの?」




心底呆れたような言いぐさにムッとした。
いきなりマンションを与えるなんて、……そう思うじゃん。




「……他に、何があんのさ?」



「や、……分かんないから、焦って、……スーツケース引いて凄い剣幕だったって言うし、俺、何かしたっけ?ってさ、……でも、」



そこまで言って、───くくっ、と我慢しきれないように。



「な、な、なんだよっ?///」
「いや、別に、何にも可笑しくはないんだけど、」



「っ、…じゃあ、笑うなっ!」




両手で押して何とか空けようとした隙間を更に力強く抱き寄せられて、グシャグシャと頭をかき混ぜられる。


「や、やめっ、」
睨みつけても、だめだ、……全然効いてない、…なんだよ、その安心しきった顔。







「チャンミナ、……マンションは、居候じゃない、おまえの家にしたかった。」


「……そこに、俺は帰る。毎日、毎日、おまえの家に帰るんだ。」




グッと両頬を包まれ、蕩けるように甘い視線。
恥ずかしくて逸らした先にも甘い唇が口角を上げ僕を誘う。




「な、……チャンミナ?
これって、他人じゃ、ないだろう?」







「─────ユノ、」



堪らず両腕を首に巻きつけ、その唇に吸いついた。
チラッと人影が視界に入ったけど、目を閉じてしまえば関係ないや。



それよりも今は、………ユノを感じたくて、───ユノだけを感じたくて、……














蕩けた頭では何も考えたくない。
ふにゃりユノに寄っ掛かったまま。



「───このあと、別に代理でも支障のない仕事ばかりだったよな?」


ちょっとばかり遠慮がちなユノの声。





「……社長、これは完全に貸しですからね。」


冷静に答える声は、……イェジュンさん、ああ、……居たんだ、と今さら気づいても手遅れだけど。







「お、おぅ、」
耳元から聞こえる照れくさそうな声に。






「っ、……っとに、人騒がせな人達だ!」


忌々しそうに、……それでもどこか柔らかく、捨て台詞を残してドアの閉まる音が聞こえた、──。











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Comment

point Re: タイトルなし

taitai様。


わーい\(^o^)/
ありがとうございますっ♪


taitaiさんのポヤポヤバージョンが可愛くて(〃∇〃)
無理言って鍵コメなのを公開してもらいました!


↓↓↓↓↓

さてさて、ユノとチャミのお二人さん、マンションの件もじゃれているようにしか見えませんね(^.^)


「チャミ〜っ、ここ、チャミの名義にしようよ〜」

「名義を変えるなんて愛人みたいじゃん!!いやだっ プンプン!!」

「えっ?そう?チャミの家に帰るって思うだけで、仕事も頑張れるんだけどな〜 ダメ?」

「。。。与えられるばかりは嫌なんだ。。。」

「馬鹿だな〜 俺は自分が出来る限り何でもお前に与えたいよ。俺の趣味だよ(^ ^) 楽しみを奪うなよ〜」

「ユノこそ、馬鹿〜〜」

「ははははー そうだな」

「そうだよっ(^.^)」




くぅーっ!(≧∇≦)
なんて可愛いの!
taitaiさん、ありがとうございました~~♪









2015/10/14 (Wed) 18:16 | えりんぎ★★ #cbCM5e9. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

mm様。


こんばんは。
そし笑~(^o^;
はい、覚えてますよ~
そし笑好きな方めずらしいので(笑)
私も日常的なお話、好きです。
リアルを妄想しやすいじゃないですか?
今、一番書きやすいのはSay Helloですね。
おっしゃるように、必死なユノを書きたい!
特に今はそんな気分f(^^;)


切り番狙われてますか?
最近、そんなコメントをよく頂きます。
過去作の番外編ってのが多いです。(あ、そし笑はないです(^o^;)
まず、読み直す!という作業から始まりますからね。
気長にお待ちください(^o^ゞ

今日の、深い事情があるかと思いきや、おバカな思いこみと勘違いっていう。
Say Helloの2人はずっとこんな感じだと思います。

2015/10/13 (Tue) 19:56 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/10/13 (Tue) 19:13 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Don**様。


こんにちは!
紅にもコメントをありがとうございます♪
「ひどい」と言ったチャンミンに、「おまえこそひどいよ。」と言ったユノ、何気に私のつぼでした(^w^)

Say Helloもね、足音を拾うことができない。←このスルーしてしまいそうな所も実は好きな箇所で。

そちらに反応してくださって嬉しいです(〃∇〃)
ありがとうございます!

2015/10/13 (Tue) 17:06 | えりんぎ★★ #cbCM5e9. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

taitai様。

風邪ですか~(。>д<)
しかも行事目白押しの中の風邪っぴきはつらいですね。
「もうなんでもいーから、終わろうよ?」って気分ですよね?f(^^;)
無理しないでくださいね~



それにしても!
ぽやぽやホミン、むちゃくちゃ笑えちゃったんですけど?(≧▽≦)
同じ話なのに。。。私の回りくどい話は、結局こんなにぽやぽやにできちゃうんですねぇ♪
どうして、鍵コメなんですか~?
見せてあげたいよ~~~、(。>д<)ってほどのデキですよ。
明日と明後日のあと2話!
できる限りで、変換ストーリー!また、読みたいでーす\(^-^)/

2015/10/13 (Tue) 16:57 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/10/13 (Tue) 16:01 | # | | 編集 | 返信

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2015/10/13 (Tue) 08:29 | # | | 編集 | 返信

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2015/10/13 (Tue) 05:32 | # | | 編集 | 返信

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