HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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紅-クレナイ-の人《天使な君》30



































―チャンミンside―







ユノさん、────貴方という人は、………









『チャンミナ?…やっと解放された、今、どこにいる?』




頬に触れる冷たい感触。
機械を通して聴こえる貴方の声は、…もしかして、走ってる?
めずらしく息があがっているように感じた。



「ユ、ユノさんは、どこ?」




もしも、…今の話が真実だとしたら、……ううん、聞きたい、ユノさんの口から直接聞きたい。



───今すぐ、会いたい、と、叫びそうなほどの気持ちをこらえて。







『ああ、牧師様から連絡をもらって。最初に了承を得なきゃいけないことがあったのにさ、…取りあえず、教会へ向かってる。その後、すぐ行くよ。マンションか?』



「ううん、…ね、ユノさん、」



『ん?』



「ユノさん、…あのさ、」



『なに?』





────どうしてかな?……胸がいっぱいで言葉が出ない。



僕の言葉を待つ、ユノさんの優しい息遣いが聞こえる。





「……ユノさん、」


『ふっ、…最近おまえ、そればっか、……どうした?な、…どこにいる?』






教会に向かってる、と言った。
車で?
違う、……走ってるような息遣い、聞こえてくる周りの喧騒、…風の音。




会いたい、会いたい、───会いたい。









地下鉄から歩いて10分ほど。
前に一度、一緒に歩いた。
周りの女性の無遠慮な視線に晒されるユノさんが嫌で。
そういえば、裏通りに引っ張り込んだよね。






その裏通りを抜ける細い道から、
空港から直接来たのだろう、スーツ姿で。
遠くからでも一目で分かる8等身が、スマホ片手に急ぎ足なのが見てとれて。




左右に滑らせた視線が、ふと真っ直ぐを見据える。




そして、誰よりも一番に僕を視界に入れて、




『っ、チャンミナ?』




────僕の名を呼んだ。




「ユノさん、……やっと、会えた、……」


それが、僕の漸く言えた言葉。












ユノさんがこちらへ歩いてくると同時、教会から牧師様が現れた。
ドンジュさん相手に、やはりこの建築確認済表示板の件で事情を知りたかったと話していた。



牧師様を囲んで、カン社長がまた説明してる。
僕も取りあえず体を牧師様に向けて。
───でも、無理。
遠く、人影に見え隠れするその姿にしか意識はいかず、ありえないのに足音が聞こえそうなほど、ユノさんの足音だけに耳は研ぎ澄まされていた。






すぐ行く、と言って切られた通話。
そのまま繋げていてくれたらよかったのに。
───もう、貴方の息遣いが聞こえない。







「それで、ユノさんにも連絡を入れたんです。
彼も、ここへ来てくださると、……あ、ユノさん。」



最初に気づいたのは牧師様。
続いて、ドンジュさんやカン社長も。
その頃にはユノさんの姿が10mほど先で。



「ユノ!」
「……ユノ。」



口々に呼ぶ名前。
それすらきっと聞こえていない。
大股で歩いてくる、均整のとれた体に小さな顔。
切れ長の眸は何か言いたげに真っ直ぐを見据え、結んだ口元は揺るぎない意思をもって、───






「チャンミナ!」




堪らず数歩飛びだした僕を引き寄せ、勢いのままその中におさめた。







ぎゅうっと腕を背中に回したものの、初対面の人から親代わりの牧師様までいたことに今さらながら気づいて顔があげられない。
離れようと一歩引いたのを戻され、上げようとした後頭部をさらに肩先に埋められた。






「……ユノ、おまえ、何やってんの?」


呆れたようなため息混じりはカン社長の。




「おまえこそ何やってんだ?
イソク、……チャンミンには近づくなと、言わなかったか?」


「べ、べつに、わざとじゃない。偶然会っただけだ。それに、悪いことは何も言ってない。」


「……チャンミンの事務所に、ちょっかいを出したらしいな。」


「それは、…俺の知らないところで、……」




頭上を飛び交う会話で、こんな、男を抱きしめてる人の方が遥かに優位なのが分かった。
離すまいと、さらに力を入れるユノさんが、さっきまで社長然とした人より偉そうなのが何だか可笑しい。




クスクス、と笑いが漏れて肩が震えた。
くっと僕の頬を持ち上げ覗きこむ眸。


「なに?チャンミナ」


それはどこまでも深く優しくて。




「カン社長に嬉しい話を聞きました。
ね、ユノさん、……養護施設って、本当ですか?」





一瞬、眉をしかめて、「俺から言うつもりだったのに、」と舌打ちしながら、


それでも、少しだけ照れくさそうに満面の笑みを讃えて。






「おまえがビックリするくらい払ってやるから、もう少し待ってな、って、……言ったろ?」



───それは、とても満足げに響いた。















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Comment

point Re: ドクンドクン( *´艸`)

羽衣様。


おはようございます~!

ユンホくんと重なる長男くん(^w^)
そりゃ癒されますねぇ~
こちらは息子がいろいろやらかしてくれまして、リアル生活に振り回されてました(-_-;)


それでも新羅イベには、キャーッ(〃∇〃)ってなりましたよね♪
貴公子のようなチャンミンでした。


10歳のユンホくんと、20歳のチャンミン、29歳のユノさん、この年齢差って微妙にツボなんです(^w^)
今回一旦完結してますが、どうしよう、三角関係物語になって帰ってきちゃったらf(^^;)ウズウズ

ユノ画像で、18歳のユンホくんにピッタリなのを見つけちゃいまして(^o^;)
乱暴な言葉遣いや態度とは裏腹にキレイな青年に成長していきますよ~


では、また♪

2015/10/28 (Wed) 07:54 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/10/27 (Tue) 00:18 | # | | 編集 | 返信

point Re: 天使なチャンミン

che***様。


コメントありがとうございます!
最初にチャンミンについて触れてくださった方は初めてかも(^o^;)
紅は特に、ユノ、ユノ、ユノって感じなので~
アメブロも読んでくださってるんですね。
嬉しいです(〃∇〃)
もーし、コメントくださることがあるようでしたら、こちらのブログからお願いします。
あちらはメッセージの送信ができないのと、アメンバ申請などで数も多く、お返事は控えさせていただいたますのでf(^^;)


こちらのコメント読ませて頂いて、私も『好きと言えたら』の1話読んでみたんです。
思ったより忘れてて新鮮だったので、最後まで読んでみますね~♪
ありがとうございます(^w^)

2015/10/26 (Mon) 23:33 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 天使なチャンミン

えりんぎ 様

紅の人への初コメです。

天使なチャンミンにやられっぱなしです。
ハラハラドキドキとはまた違う、胸がきゅーっとなる感覚。

ユノがもうチャミしか見ていない感じがほんとに苦しくなるくらい愛おしくて。

実は、紅の人は、“天使な君”から読み始めていたので、最初からもう一度、じっくり読んでみたいと思っています。

今、またアメブロさんで書かれていたお話を再度読み返している最中でして・・・。
今朝も、“好きと言えたら”を読んでいました。




2015/10/26 (Mon) 10:44 | cherry #- | URL | 編集 | 返信

point Re: こんばんは〜♪

カプ**様。

こんばんは!
ユノは、しっかりとした決意をもってチャンミンを奪う覚悟だったということなんです(#^.^#)
受け入れてもらえるかな?って心配でしたが、会えた2人を喜んでもらえたので、ちょっと安心です💓
ありがとうございました(^o^ゞ

2015/10/25 (Sun) 21:23 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/10/25 (Sun) 21:15 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Don**様。


こんばんは(^o^ゞ


んふふ~、ありがとうございます(^w^)
2人がもどかしい思いをしながら、やっと逢えた喜び!を感じていただけたら嬉しいです。
チャンミンは、もう細胞のひとつひとつがユノで出来てるくらい。
ユノを好きなんです(〃∇〃)
もちろん、ユノさんもね!


また来週お待ちしてます(#^.^#)

2015/10/25 (Sun) 20:42 | えりんぎ★★ #cbCM5e9. | URL | 編集 | 返信

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2015/10/25 (Sun) 16:07 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/10/25 (Sun) 16:01 | # | | 編集 | 返信

point Re: ユノさんにうっとり(*´ェ`*)

yuno****様。



ありがとうございまーす(^w^)
つい先日、友達お薦めのホミン小説を読んだのですが、その方のユノの描写がすっごく細かくて、「この方、絶対ユノペンだよね!」と話してたんですよ。
でも、よく考えたら、私も同じこと思われてるかもしれないなぁ、なんて思っちゃいました(^o^;)
いえ、光栄なんですよ!
特に紅ユノは格好良さを意識して書いてますから♪

2015/10/25 (Sun) 14:56 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/10/25 (Sun) 12:26 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

ラム**様。 


おはようございます~(#^.^#)

ですよねー(^w^)
チャンミンって本当に花か綻ぶように笑うじゃないですかぁ?
その笑顔の為ならなんだってしてあげたくなりますよ!
基本、私の書くユノってむちゃくちゃチャンミンとその他大勢を差別しますからね(^o^;)
そういうのが好きなんです(〃∇〃)


お話も毎日書いてるんですよ。
ただ1話書くのに、2、3日かかっちゃって。
取りあえず、紅萌えで番外編を書いて落ち着いたので。
U GET ME 書きまーす(^o^ゞ

2015/10/25 (Sun) 11:36 | えりんぎ★★ #cbCM5e9. | URL | 編集 | 返信

point Re: …ユノさん、

momoko様。


おはようございます(^o^ゞ


今日の場面は、BGMが流れてちょっとスローモーション気味に展開してるイメージ💓
またまた私のチャンミンsideと向かい合う鏡のようなmomokoさんのユノside(〃∇〃)


もどかしくて、走っても目の前の人がなかなか近づかない。
手を伸ばすと同時、堪らず飛び出してきた愛しいチャンミンを、これはもう抱きしめるしか、…ないですよね?(^w^)



そして。
見たことのない一面に喜ぶチャンミンでしたが。
なぜか私まで、パァ(〃∇〃)💓と萌えてしまいまして、読まれる方は苦痛かもしれない、私だけの自己満足《ユノの若かりし頃》をちょっとねf(^^;)エヘヘ


momokoさんとのやりとりも。
LINEの会話をコピーして小説書いてるアプリに保存してあります(^o^;)
あ、でも、もう登場しちゃってますよね?
ユノのライバルちゃんは♪


取りあえず34話完結。
日曜日に終わらせよう!と思ったら、ナント!祝日がありましたよぅ(^o^;)

2015/10/25 (Sun) 11:26 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/10/25 (Sun) 09:47 | # | | 編集 | 返信

point …ユノさん、













―ユノside―












「チャンミナ?…やっと解放された、今、どこにいる?」



何度も何度も頭に思い描いたチャンミナの姿。一刻も早く逢いたくて────。

余裕ない自分の行動に、呆れてしまう。







『ユ、ユノさんは、どこ?』



切羽詰まった様な、おまえの声。
同じ想いならいい…。そう思いながら言葉を繋ぐ。




「ああ、牧師様から連絡をもらって。最初に了承を得なきゃいけないことがあったのにさ、…取りあえず、教会へ向かってる。その後、すぐ行くよ。マンションか?」




『ううん、…ね、ユノさん、』
「ん?」


『ユノさん、…あのさ、』
「なに?」




電話を通して聴こえるお前の声は、ほんのすこしだけ低めで。

言葉を探しながら息を吞み込む音すら、愛おしく感じるなんて。




キュッと両手でスマホを抱え込む様にして話す様子が想像できて堪らなくなる。







『……ユノさん、』
「ふっ、…最近おまえ、そればっか、……どうした?な、…どこにいる?」







あの別れを告げた車の中で。
アイオライトを渡した控え室で。


おまえが俺の名を繰り返し呼ぶ時は、俺がお前に決断を迫っている時ばかりだ…。



────ユノさん、



そう、おまえは求めてくれていたのに、な?















「っ、チャンミナ?」


裏通りを抜けた途端、きらきらと光の粒子を纏った姿がみえた。



すらりと華奢な手足。
こちらをみる眸は、湖の水面の様に深く輝いていて、まっすぐ俺だけを捉えていた。
丸い撫で肩からつながる腕は、やっぱり想像していた通り、両手でスマホを大切に抱え込んでいた。





『ユノさん、……やっと、会えた、……』



耳に直接届いたのか。
スマホから届いたのか。

もう一度おまえは、俺の名を呼んだ────。

















おはようございます。
momokoです。




いよいよ、お話も佳境ですね。




「ユノ!」
「……ユノ。」

みんなが、口々に呼ぶ中で、チャンミンしか見えていないユノさんが、素敵すぎて(//∇//)


ユノペンえりんぎ様の、ユノさん描写に朝からうっとりとしておりました。






控え室で飛びついちゃった可愛いチャンミナとは反対に。
今度は、ユノさんが人目を憚らずチャンミナを抱きしめてる所が、ね。
ユノさんの覚悟と、責任。揺るぎない意志の様なモノを感じさせて、キュンとしました。




>頭上を飛び交う会話で、こんな、
>男を抱きしめてる人の方が
>遥かに優位なのが分かった。
>離すまいと、
>さらに力を入れるユノさんが、
>さっきまで社長然とした人より
>偉そうなのが何だか可笑しい。



見たことのない一面を見つけるのに至福の喜びを感じちゃう可愛いチャンミナ。
汗をかいて余裕の無いユノを見る時も、嬉しそうでしたよね〜(//∇//)





わんこチャミも。
ネコチャミも。
リスチャミも。
バンビチャミも。
ロシアンブルーチャンミンも。
ふくろうチャンミンも。
カナリアチャンミンも。



どれも、リアルを感じるチャンミンですが。
それぞれのキャラクターによって、本当に性格や言動がかき分けられてるのに、惚れ惚れします。









「おまえがビックリするくらい払ってやるから、もう少し待ってな、って、……言ったろ?」



いよいよ、ラストまでもう一息ですね。
たくさんの番外編がすでに、えりんぎさんの頭の中では動き回っている様で。

ラストが近づいても、寂しくない、です。
んふふ。




おねだりした、あんなやり取りや。
こんなやり取り。
でてくるかしら〜( *´艸`)



では、また、来週末を。
楽しみに待っています。






2015/10/25 (Sun) 08:09 | momoko #PJAgrufQ | URL | 編集 | 返信

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