HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

U GET ME ~君のいない夜~(7)

































「朝のカフェ、しばらく行けないんで。」





夜中に帰ってきた俺に、それを言うために待っていたのかなんて分からないけど。
それにしてはあっさり言い放って、「じゃ、お休みなさい。」と自分の部屋に入っていくチャンミン。



「っ、ちょっ、…待てよ!」


理由も言わず、それは駄目だろ?
朝の珈琲タイムは、もう俺にとってなくてはならないものだって、そう言ってるのに。



「ぅわ、…ヒョン?」


ノックなんてしてる場合じゃない。
乱暴に開けたドアの向こう、ベッドサイドの照明だけがボンヤリとチャンミンを映していた。



「なに?急に。」
「あ、……や、大したことないんで、明日ゆっくり話します。」
「ダーメ、今!」
「しばらくって言っても、まだ先の話で、…っわ!」



ベッドに軽く腰かけたチャンミンの横に勢いよく座る。
スプリングがしなるほど。
しかも外出着のままベッドに座られるのを嫌がるって知ってるけど。



全てわざとやってる。
あっさり重要事項を言い捨てて、簡単に寝れると思うなよ?



「……ヒョン、……スーツ、」
「わかった、脱ぐ。」



座ったままネクタイに指をかけ、くいっと引く。
そのままスルッと抜いてベッド下に放り投げた。


チャンミンの目線は俺の指先から動かない。
こんなところで脱ぐな、と言われるのを覚悟してたけど、今のところ無言。


シャツのボタンをひとつずつ、丁寧に。
顎を上げ襟に指を引っかけながら、目線だけはチャンミンへ。
顎から喉、鎖骨へ向かうラインを幾度となく往復するチャンミンの視線。
俺がしっかりチェックしてるの分かってないから、むちゃくちゃガン見。
どうしようか、可愛いすぎる。



もう少し我慢、と、にやけそうになる口元を無理やり引き締める。
パサッとシャツを放り投げ、さらにTシャツも脱ぎ捨てた。
よく考えれば、ベッドに触れてる外出着はスーツのズボンだけ。
でもそこは一番後回しね、間抜けになるから。



「…っ、ヒョ、ヒョン、」


ゴクッ、と小さく喉が鳴って、途端真っ赤になってうつ向くチャンミンが可愛い。


仄かな明かりが俺の上半身を映しだす。
そんなに自信があるわけじゃないけど、チャンミンが俺の裸を好きなことだけは、知ってる。



───だってほら、うつ向いてるのにチラチラと、……そんなに見られたら俺の方が恥ずかしいよ。




そんな視線をわざと無視してベルトへ手をかけた。
無機質な金属音が響いてピクッと跳ねる体を、抱きしめたいけどもう少し我慢。





「チャンミナ、…いいかげん観念して話せよ?」



何をそんなに思わせぶりな言い方するのか分からなくて。
ポッとともった情欲の欠片は知らんぷり。
───チャンミナ、このままじゃ触らせないし触ってあげないよ?





「っ、ヒョンの、…意地悪は、き、きらいです。」



腹の底から昂まる熱で体が疼いて堪んない。
可愛くて可愛くて、───それこそ食べてしまいたいほど。


日増しに強くなる想いをチャンミンこそ分かってない、って、つい苛めてしまいたくなるんだよ。






「──親会社専属のシステム部と、関連会社へ期間限定で赴く部署があって、…そちらに異動になったんです。」



観念したのか、ボソボソと喋りだしたチャンミン。
若干面白くなさそうだけど、このままじゃ俺だって眠れないし。



「来週から関連会社へ行くことになって、…そこが、ヒョンの会社の近くで。」
「お?マジ?一緒に出社できるじゃん!」



「……ユノヒョンは、自転車通勤でしょ。」



───あ、そうだった。
チャンミンとの朝デートの為に始めた自転車通勤も今ではいい気分転換になっていた。




「チャンミナ、…」


チャンミンの頬を両手で包み、にっこり笑いかける。


「それならそこでカフェを探そう。な、いいだろ?オフィス街だから、きっとあるよ。」
「………、」
「あ、俺が明日昼休みにでも探索してくるからさ。」




何か言いたげな眸がチラッと目線を上げてはまた下げる。
そんな時のチャンミンは分かりにくい可愛いさを発動するとき、ってもう知ってる。



親指で上唇を撫でて、チュッと重ねた。
──ほら、言えよ?って意味をこめて。




「…っ、えっと、…いつものカフェの、チェーン店が近くにあって、……って、もう、…いつもヒョンばっか余裕で、たまには一晩ヘコんで欲しかったのに、……」





───なんて、もう、……そんなこと言われちゃったら。




気持ちが溢れるというのは、こういうことを言うのか?と思うほど、胸が高鳴って困る。
そのまま横倒しにチャンミンを押し倒した。
「ヒョンッ、…スーツ!」なんて文句も甘いセリフにしか聞こえない。


「ん、ああ、」


片手でチャンミンの頭を抱きながら、もう一方でベルトを外していく。
こんな時だけ器用な俺はあっという間に下着のみ。



悔しいのと、
恥ずかしいのと、
きっと半々なのか、拗ねたように赤くなるチャンミン。



そんな表情も愛おしくて堪んない。
俺の脳内はもうチャンミンを堪能することでいっぱいなのに。




「明日も仕事です!」とか。
スルッと抜けて、ベッド下に脱ぎ捨てられたスーツをきれいに畳んだり。


結局背中を押され、部屋から追い出された下着姿の俺。



──一晩ヘコませる作戦は大成功なんじゃね?


完全に拒絶する部屋のドアを眺めながら、そう思ったのだった。












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Comment

point Re: こんにちは。

カプ**様。


こんにちは!
U GET MEのユノヒョンは格好いい遊び人?設定でしたが、チャンミンが絡むとなんだか残念な人になりますf(^^;)
でも、こちらの2人の絶妙なバランスも好きなんです!
いつもありがとうございます(^o^ゞ


元気なチャンミンが見れる日を「今か今か」と待ちましょう。

2015/11/20 (Fri) 18:01 | えりんぎ★★ #cbCM5e9. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Don**様。

こんにちは。
読み返してくださってるんですね。
書き手冥利に尽きますよ(/ー ̄;)

一番好きなのは、ドラマティックな展開よりも、読んだ後少しだけ幸せななってしまうような、そんなお話です。
でも色々な設定を書いてみたいなぁ、って気持ちがあって、最近はシリーズ?ものばかりなので、違うのも書いてみたいんですけどね♪←おすすめ設定あります?(^o^ゞ

2015/11/20 (Fri) 17:57 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: ( ̄ii ̄)

か***様。


始めまして(^o^ゞ
アメブロの方にも来てくださってるんですね。
ありがとうございます(〃∇〃)
『わけわかんない可愛さ』←とっても嬉しい表現でした!
私もユノペンですよー
でも、ぐちぐち文句言いながら、それでもユノを全肯定しちゃうチャンミンが愛おしくてたまりません。
そんな妄想です(〃∇〃)

2015/11/20 (Fri) 17:50 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/11/20 (Fri) 15:42 | # | | 編集 | 返信

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2015/11/20 (Fri) 14:13 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/11/20 (Fri) 08:56 | # | | 編集 | 返信

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