HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

U GET ME ~君のいない夜~(8)

































~チャンミンside~











────ユノヒョンの職場に近い!



なんて、何よりも一番先に思ってしまう自分を殴ってやりたい。




部署替えは何年かごとにあるのが常で、僕にとっては初めての異動も、ひとりで任せられるという判断のうえだと思うと嬉しい。
嬉しいだけじゃなく、そこに責任も発生するのだから気を引き締めなくちゃいけないのに。




「そんなに関連会社での仕事が嬉しいのか?」


同じく異動になった同期に不思議顔で言われた。
よほど顔に出てたみたいで、それが何を思ってのことか、自分で分かりすぎるくらいに分かるから悔しいんだ。














シャラッ、と手首のそれを何度も気にしてる様子に。
「……どうしました?」と聞いてみる。
片手を上げて下から覗きこむように。
「あー、やっぱ歪んでる。」と、つぶやいたヒョン。



チロッと目が合う。
お互い思ってることは一緒で、シーツの中に埋もれていた時に踏んじゃったのかも、ってこと。



「しゃーない、修理に出すかぁ。」
「……もうひとつ、あるんだから、…それ付ければいいじゃないですか。」
「んー、コレが駄目ならアレってのは、ちょっとな。」




───なんだよ、それ、……




「片割れは、…誰にも付けられず眠ったままですか?」




僕にとっては最大の勇気をもって聞いたのに。



「ああ、…今さら離ればなれにするのも、可哀想だろ?」



なんてことなく、サラッと言ってのけたヒョン。



歪んだ留め具を慎重に外し、サイドテーブルに置かれたそれを、僕がどんな気持ちで見てたのかなんて、───ヒョンには絶対分からない。





意地悪で鈍感。
自分勝手で自信過剰。
でもって、エロ!



頭んなかをグルグル回る罵詈雑言も、ケロリとした人の前では何の意味も持たないんだ。




バカみたいに、……思わせぶりな態度をとってみたり。
試すようなことしても、それを軽々と乗り越えてくるユノヒョンに僕は敵わない。






「なあ、チャンミンの新しい職場さ、俺んとこからビル挟んでその隣だった。楽しみだな。」
「は?何がですか?」


「ふふ、──待ち伏せが出来る。」
「っば///ばっかじゃない、です、っわ!」



ソファーで隣り合っていたのを、ぐっと肩を引き寄せられ勢いのままヒョンの胸にぶつかって。
そのまま頭だけボールのように抱き込まれた。



「う、っぷ、…い、痛い、というか、苦しい!」



ジタバタ暴れてもなかなか離してくれず、…首が変な方向に曲がってんの、分かってないのかな?
それでも、───ぎゅうっと、
しょうがないから僕が体をずらしつつ、収まりのいいように移動してるのに、そんなことまるで分かってない。
またも力を入れて頭を抱くから、口元がヒョンの腕に当たって苦しいんだってば!




「チャンミナ、」
「………。」



「チャンミナ?」



無視してるわけじゃない、口を押さえられて喋れるやつなんていない。





「──はぁ、……新しい職場で頑張ってほしいって、もちろん応援してるんだけどさぁ、」



クシャクシャと髪をかき混ぜる手が優しい。



「新しい出会いが待ってると思うと心配になる俺って、……やっぱ、女々しいのかなぁ。」




───ため息混じりにそんなこと言うヒョンは、やっぱりズルい。








「……チャンミナ?何か言ってよ?軽くスルーされると恥ずかしいんだけど?」


「ヒョンの恥ずかしいセリフは今さらです。」


「ちぇ、『新しい出会いなんて関係ないほど好き』とか、言ってくんねぇの?」


「……それは無理。新しい出会いに心をときめかせてますもん。」







「っ、のやろぅ!」
「ひゃ、っ、!」







ヘッドロックのようにさらに強く抱え込まれ。
思わず出た声が、こそばゆいくらい甘ったるくて。



───カァ、……、///



咄嗟にうつ向いたけど、それを見逃すヒョンじゃない。
強引に顔の向きを変えられ、無言のまま少しばかり乱暴な口づけが降りてくる。




「っ、もう、お前、…それ、無意識にやってたら怖いんだけど?」




僕は首が筋違いになるんじゃないかと怖いよ。
しょうがないから体をひっくり返す。
コテンと後頭部がユノヒョンの膝に収まって、下敷きになってるであろう存在感大の塊が熱い。



ドクンドクンと脈打つそれが、まるで呼応するように僕にも伝染するのがムカつくけど。







「新しい出会いなんて、…関係ないよ、ヒョン。」




言い終わらないうち覆う影に眸を閉じ、意志を持って這いだした指に神経を集中した。









───ねぇ、ユノヒョン。



いつもいつも、女々しいって悩んでるのは僕で。


確かなものが何もない付き合いのなかで、ヒョンが大切にしてる形あるものをどうしても欲しいとか。
それは僕からお願いしたのでは意味なくて、ユノヒョンからの小さな約束が欲しいんだ。





片時も離さない大切なブレスの片割れにのせて、────。












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Comment

point Re: こんばんは☆

羽衣様。


こんにちは!


端正な顔というのは坊主でも端正なんだなぁ、と改めて思いました。
ユノの時は『高校球児?』(失礼)と少しばかり思っちゃいましたが、チャンミンには思えなかったですね。
あんな高校球児はいないな。


チャンミンが行ってしまったことで。
当たり前ですが、寂しくてしょうがないですけど。
絶対に帰ってくるわけですから、さて、それまでどうやって待っていようか、と思えるようになりました。
私の1年なんてあっという間なんですけど、その間に息子の高校受験があるじゃん(/ー ̄;)とか思うと気が重かったり。ハァ~



U GET MEは、本当にただの日常話。
お互いがお互いに翻弄されてるよ、って思ってるバカップルの日常です(^o^;)
そんな話も癒されますよ~←書いてる方はね。


ミニアルバム。
むちゃくちゃユノを感じる、照れ屋のチャンミンらしいメッセージだなぁ、と思いませんか?

2015/11/22 (Sun) 10:46 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/11/21 (Sat) 23:49 | # | | 編集 | 返信

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