HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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U GET ME ~君のいない夜~(13)


































~チャンミンside~








この週末はなぜかユノヒョンが鬱陶しいくらい離してくれず。



「はぁ、…疲れたぁ。」と、週明けの朝っぱらからそんなため息がでるほど。




初夏の風は少し汗ばむくらいの湿気を伴い、カフェの空調が効いた店内は心地よかった。
いつもの2人掛けの席に座り、いつものように鞄から本と、今日はタオルも出しておく。


朝早いといっても今日は蒸し暑い。
きっと汗だくで来そう。
ちゃんと替えのTシャツは持ったかな?とか、つい無頓着な人の心配をしてしまう自分が憎らしい。






───週末、ユノヒョンが僕に気を使ってのことなのは痛いほどわかっていた。


自分の元カノが僕の周りにわんさかいるんだ。
そりゃ、気も使うだろう。
悪口ばかり言われてると思ってるかもしれない。
でも違うよ。
誰も悪くは言ってない。
ただ、───「近くにいても、遠くにいても、私のことは見てくれないの。」と。




僕はね、ヒョン。
入社して初めての秋、エレベーター前でヒョンに一目惚れしちゃって。
すべての季節ごとに、違う彼女と連れ立つ貴方を見てた。
今さらそれが何人だろうと関係ないし、彼女なのか女友達なのかもどうでもいい。


ただ、ヒョンは今でも注目の的で、ほんの小さな噂話も光の速さで。
それなのに相変わらず鈍感な貴方は、「チャンミナ、」と、愛おしげに僕を見つめるんだ。
それが居たたまれないって気持ち、ヒョンには分かるかな?



本社に戻り、以前にも増して意気盛んな姿。
そんな貴方の足枷にはなりたくない、と思ってしまったことは、きっと言えないし、言わない。










「チャンミナ!」



いつもと違う声に呼ばれ、顔を上げた。



「───ハク、……と、ヨニ。」





目の前にニンマリと意味ありげに立っていたのは、ハク、……と、つい最近やっと想いが通じ、付き合いだした彼女のヨナ。




「よっ!俺らも仲間に入れてよ?ってか、ユノヒョンはまだ?」
「っ、は?」



ちょっと何勝手に来てんだよ!
それに、ユノヒョンとか、馴れ馴れしいって。



「ごめんね?ハクがどうしても朝カフェしたいって言うから。」
「いいのいいの。チャンミナがさ、毎日朝っぱらから仕事の調子がいいのは朝カフェのおかげなのか確かめるんだから。」



彼女連れで朝からご機嫌のハクは僕の顔色なんてまるで見てない。
僕の座る2人掛けの、通路挟んで隣に座った。



「ユノヒョン、そろそろ?」


自分はカラスなんて呼ばれてること知らないから、気分よくユノヒョン呼びしてるよ、コイツ。
そんなこと思いつつ、ヒョンの不機嫌顔が浮かんで憂鬱になる。



すぐにユノヒョンは現れた。


開いた自動ドア。
やっぱり汗だくっぽい。
メット片手に反対の手で額を拭う少しだけ上気した頬。
カウンターで注文する姿はやっぱり目立つ。
レジの子が何か話しかけてて、笑顔でこたえるヒョン。
どこへ行っても相変わらずのユノヒョン。
バイトの子はジャンケンこそしないけど、チラチラ痛いくらいの視線を投げてくるんだ。



こちらへ近づくほど、その笑顔の曇っていく様子が分かった。
それでもそこは大人だから。
「おはよう、チャンミナの友達の、…ハク、だった?」
ニッコリと笑いかけるけど、かなりわざとらしい。



「ユノヒョン、おはようございます。
こっちは彼女のヨナです。
今日は一緒させてもらっていいですか?」
「ああ、もちろん。」



お互い、カラスと呼び、恋愛にルーズな男と呼ぶ。
どうみても気が合うとは思えない2人に挟まれる僕の身にもなってほしかった。



「チャンミナからいつも噂を聞いてますよ。
とても頼りになるヒョンだ、って。」
「そう、俺も学生の頃から何かと世話を焼いてくれる友達だ、って聞いてるよ。」



なぜだろ?
穏やかな口調でにこやかに話してるのに、このピリピリ感。



「ヒョン、…あの、」


一瞬僕を見たヒョンが、何も言わず僕の前に置かれたタオルを手に取った。
そのまま自分の物のように額や首筋にそれを当てる。
そして、ポイッと。


「っうわ!」
手元がくるったようには見えない。
完全に僕の顔めがけて放った!



「っ、ヒョン!」


さすがに怒った僕に。



「いつも嗅ぎ慣れてるだろ?」とニヤリ。





──ハァ、…そうだ、この人はこういう人だった。


あくまでも感じよく、爽やかに。
直球の牽制球を投げてくるんだ。



でも、ヒョン、知ってた?
ハクもヒョンに負けず劣らずの鈍感なヤツなんだよ。


僕の斜め前に座る、ハクの彼女ヨニだけが頬を染め俯いてしまったのを申し訳なく思いつつ、そのタオルをぎゅっと握った。



















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Comment

point Re: タイトルなし

taitai様。


嫌ですよぅ、taitaiさんたら(〃∇〃)

だって『嗅ぐ』んですよ?
どこを?って想像しちゃったら、やっぱら恥ずかしいなぁ。
ユノヒョン、言いすぎ‼
カラスが超鈍感でよかったf(^^;)

2015/11/26 (Thu) 17:33 | えりんぎ★★ #cbCM5e9. | URL | 編集 | 返信

point Re: おはこんにちは(≧∇≦)

カプ**様。

こんにちは!
いつも周りを気にかける爽やかなユノもチャンミンが絡むと豹変しますよ(^o^;)
そういうところが可愛いなぁと思っていただけると嬉しいです♪

2015/11/26 (Thu) 17:30 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Don**様。


こんにちは!
本当にちょっとした事なんですけど、『あ、これ、リアルでもありそう。』という妄想なんですよね。
自然にタオルを用意するチャンミンと、当然のようにそれを使うユノ。
安定の2人ですよ(^w^)

2015/11/26 (Thu) 17:26 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point

えりんぎさん、

「嗅ぎ慣れた匂い」に私は大反応ですよ〜〜\(//∇//)\
ヨダレと鼻血が一気に噴出ーっです\(//∇//)\
この表現に、「言葉の魔術師えりんぎ」を感じましたm(__)m

2015/11/26 (Thu) 17:23 | taitai #- | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

taitai様。


こんにちは(・∀・)ノ


『嗅ぎ慣れてる』とか、ちょっとその表現どうなの?(;・∀・)と思いつつ、まあ、いいか。となりました。
ハクは、いつものように当てられキャラですよ、きっと。
まだ私もどうやって使おうか考え中です(^o^ゞ

2015/11/26 (Thu) 17:17 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/11/26 (Thu) 11:12 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/11/26 (Thu) 07:48 | # | | 編集 | 返信

point

だっはーっ!!!ぶぁはは〜〜ん←意味不明の叫び(自分に汗タオルが掛けられのを想像しました\(//∇//)\

おはようございます(^.^)
ハク、KYなんですね。。。
彼女連れだからチャミラブでもないし、親友?でもなさそう。立ち位置が新しくて、まだ私の中で消化不良です。。。

まっ、わかりやすいユノが面白くていいです(^.^)
相変わらずのラブラブした2人の生活に ぶはっ!うひふっ
私も幸せです(≧∇≦)

2015/11/26 (Thu) 06:25 | taitai #- | URL | 編集 | 返信

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