HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

U GET ME ~君のいない夜~(14)


































~ヨニside~






「当番のない朝に30分早く来れない?珈琲奢るよ。」



そうハクに言われて、何を企んでるのかすぐに分かった。
パッと浮かんだのは、最近システムの入れ替え業務の為、2か月の期限付きで関連会社から出向してる彼。


初出勤の日は結構なお祭り騒ぎだった。
長身で細身の体はモデル顔負けで。
くっきりとした目鼻立ち、それがキレイに整って小さな顔におさまってる。
伏せた睫毛の長さを予想するほど彼の話で持ちきりだった。






その彼がなんと、結婚したい憧れの企業No.1のエリート、そして爽やかでいて容姿端麗、何かと話題にのぼるチョンユンホさんと毎朝カフェで待ち合わせをしているとか!
イケメン2人の奇跡的な組み合わせに女子社員が大騒ぎするのも仕方ないって思うんだけど。



「チョンユンホなんて格好いいのを鼻にかけた、ただの遊び人じゃねーか。」


なんて言ってるのは、最近付き合いだしたハク。
───やめなよ、男の妬みはみっともないよ?



そういうハクもなかなかのビジュアルなのだけど、そういった意味じゃなくどうもユノさんが気に入らないみたい。










実は私。
入社してすぐ、子会社へ異動したばかりのユノさんと飲み会で一緒になったことがある。
いつも賑やかな集団の中心にいる彼。
そんなユノさんに声をかけることなんて出来ず、ただの目の保養とばかり観察してたあの日。




派手な女の子グループのアプローチを軽くかわすユノさん。
酔いが進むにつれ大胆になる女の子に、ほんの少し眉をしかめたのも見逃さなかった。


軽くノリのいい彼が本当は薄い膜のような鎧を着てること、私には見えるようで。





「好きすぎて、逆につらいの。」
そう泣いた、1か月ほど付き合った同僚も。


「他の女とも付き合ってたのを責めたら、『ごめん、忘れてた。』ですって!それも本当にうっかりしてたみたいに言うのよ。最低の男!」
そう怒った、数日付き合った先輩も。








たった今、通路を挟んで隣の席に座る、彼のこれほどの変貌を予想すらできなかったと思う。





「チャンミナ?…ごめん、って。もっかい、貸して?」
「嫌です、臭い。」




チャンミンさんが握りしめたタオルの端っこをツンツン引っ張るユノさん。
真っ赤に染まったチャンミンさんは、きっと私とお揃い。
私のなかでクールな第一印象は脆くも崩れ去ったけど、……でも、好き、こちらのチャンミンさんの方が何倍も人間っぽい。
しつこくタオルを引っ張るユノさんは、もう、チャンミンさんが可愛くてしょうがないって顔してる。





ユノさんにそんな顔されて、───いつまでも怒ってられる人なんて、そういない。



そのうちチャンミンさんの頬が緩んできた。
堪らず結んだ口元も、つい上がってしまう口角を抑えようもなくて。



「チャンミナ、これ……俺の為だよな?」


そう言ったユノさんの、……ああ、なんて甘い眸。




さらに染まったチャンミンさんがパッと手を離して、このタオル争奪戦はユノさんに軍配があがったみたい。
私も今さら凝視してた自分に気づいて恥ずかしくなった。

 

 
そして思いだす。


────いつも嗅ぎ慣れてるだろ?



さすがにそれは触れてはならないほどの危うさを伴って。


実は若い頃、同じ部活の先輩後輩とかで、一緒に汗を流しあった仲?


きっとそう。
ユノさんから発するオーラが独占欲で溢れていたなんて、そんなこと言えない。




短いようで濃厚な30分を過ごした私の前では、マイペースに何やら話してるハク。
でも、ごめん、…誰も聞いてない。



とにかく朝から疲れて、席を立とうとした瞬間。
ふとユノさんがテーブルの端にある本に気づいた。


「っ、あ///」と、焦って鞄にしまうチャンミンさんは、どうやら見られたくなかったみたいで。
素知らぬふりするチャンミンさんの、くしゃっと前髪を梳くユノさんの手の優しいこと。


そして拗ねたようにズンズン行ってしまったチャンミンさん。






どうしてかな?
私にはただの《星座の本》に見えたのに、──。











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Comment

point Re: こんばんは(^^)

カプ**様


おはようございます(*^^*)
ハクはちょっぴり残念キャラですね。
まあ安定の『見せつけられる人』なので。
いつもありがとうございます!

2015/11/28 (Sat) 06:54 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/11/27 (Fri) 22:09 | # | | 編集 | 返信

point Re: 聡明ですね。

michi***様。

こんばんは!
ヨニちゃん目線、ありがとうございます(*^^*)
第三者目線が好物なものでf(^^;)
カラス目線は、書くかどうしようか話の流れ次第なんですけどね。
この人もかなりの天然鈍感男なので。

2015/11/27 (Fri) 21:45 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/11/27 (Fri) 18:17 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Don**様。

こんにちは!
んふふ~、ありがとうございます(*^^*)
ユノヒョンがお店に入ってきたらすぐ片付けようと思っていた『星座の本』。
突然きちゃったハクカップルに気を取られテーブルに置いたままになっちゃったんです。
鈍いヒョンもさすがに気づいて、そりゃ、嬉しいよね。
でもチャンミンはちょっぴり悔しい。
ついタオルを用意しちゃって、
つい星座を調べちゃったり、
『自分ばっかりユノヒョンが好きみたい』って悔しいんですよ。
私達から見れば、そんなチャンミンが愛おしいんですけどねぇ(^w^)

2015/11/27 (Fri) 17:43 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

taitai様。


こんにちは!
ヨニ目線イコール私達目線ですよね(〃∇〃)
私もどうも覗き趣味があるようで、第三者目線が大好きなんですねぇ(^w^)
2人の細か~い仕草まで、じとーーっと観察しますよ(^o^;)

ヨニさん、サッパリしてるのに女の子らしい性格で、友達つきあいしながらずっとハクから想われてました。そして長年に及ぶアタックのすえ、やっとハクの気持ちにこたえる気になったのでした。
という裏設定。
本編にはまったく関係ありませんf(^^;)

2015/11/27 (Fri) 17:36 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2015/11/27 (Fri) 07:51 | # | | 編集 | 返信

point

おはようございます えりんぎさ〜〜ん

第三者目線設定、たまりませんね\(//∇//)\

ヨニ目線、すなわち私目線!
目の前でチャミとユノがいちゃいちゃしてたら。。。。。\(//∇//)\ あっはぁ〜〜ん いやー!奇声をあげるただの変態に成り下がりますよぉ\(//∇//)\
ヨニさん、冷静に分析していて凄いですm(__)m

でも、私だったら前には座ってられないかな?
柱の陰に移動して隠れるかな〜〜
変態はその方が落ち着くんですよ(^.^)
顔を半分だけだして覗く感じ? ひゃーっ(≧∇≦)

ヨニさんは、彼氏ハクのことも冷静に見てますね。
ヨニさん、自分をしっかり持ってる素敵女子です(^.^)

朝から幸せ(≧∇≦)
えりんぎさん、ありがとう(o^^o)

2015/11/27 (Fri) 05:33 | taitai #- | URL | 編集 | 返信

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