HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

U GET ME ~君のいない夜~(33)


































~ヨニside~












「っ、ちょっと!ユノヒョン、飲んでますかぁ?」



ビールから焼酎をロックで飲みだしたハクが、若干据わった目でユノさんに絡みはじめた。
ニッと笑って掲げたグラスの中身がスプライトなのをハクだけが知らない。



「…ちょっと、ハク、飲みすぎ。」


チョン、と肘を小突くけど、「いーの、いーの!」って、…何がいいんだか。




「俺、ユノさんはもっといけ好かないヤツだと思ってました。格好いいのを鼻にかけた遊び人だって、」
「ひでぇ言い草だな。」
ハハ、と笑うユノさん、酔っぱらいの戯言は話し半分に聞く、…やっぱり大人よね。




「俺の知り合いも何人か泣かされてるし、正直チャンミナがユノヒョンと知り合いなのも反対だったんですよ、……チャンミナの教育上良くない、ってね。」
「そりゃ余計なお世話だ、」
チャンミンさんの名前がでた途端、眉間にしわを寄せるユノさんが分かりやすい。




「でも思ったより真面目だし、チャンミナなんてもう少し遊んだら?って思うほど女の子に縁ないし。」
「っ、いんだよ、…他に縁があるんだから、」
少~しばかりユノさんの声が固くなってきた。
でもニッコリ笑顔はそのままで。




「あ~、やっぱりあの子連れてくりゃ良かった!
チャンミナにスゲェお似合いなんすよ!」
「───おまえ、ソレ、自殺行為だな、」
貼りついたような笑顔がちょっと怖い、…




かなりチグハグな2人の会話。
チャンミンさんはというと、…赤くなったり、青くなったり、……会話を止めるタイミングを探せないでいた。




「ね、チャンミンさん、そろそろお鍋もシメにしない?」


ちょっと気の毒になってきたから流れを変えてあげる。
暫くみんなの意識はお鍋をさらえることに集中したし、話題も別のくだらない会話に。




けど。


「じゃ、僕、向こうで雑炊にしてきます。」なんて、当然のようにチャンミンさんが行ってしまってからが悪かった、────




あー、これでも一応女なんだし、手伝わなきゃ、…と思うのに、……でも駄目、この2人から目を離すわけにはいかない。





「チャンミナって、学生の頃はビジュアルいいのに目立たないヤツだったんですよ。それが、再会して驚きましたよ、…なんて言うか、…離れていても匂い立つような男っぷりっつうか、美しいってくらいのさ、」


うんうんと頷く私。
ユノさんも満足そうに微笑んでいた。



「だから余計勿体ないんだよなぁ、まったく女の子を寄せつけないんじゃ宝の持ち腐れですよ。」


またその話題?
はぁ、と大袈裟にため息つくその口ごと縛りあげてやりたい!





「チャンミナ、…アイツ、休みの日は資格取得の為に勉強してるよ?好きでもない女の子と遊んでる暇なんてないさ。」


「それに、気弱そうに見えて頑固だし、…一途なんだ。おまえ、チャンミナに女の子紹介しようとするの、もうやめろ。」




この人はチャンミンさんを語るとき、なんて優しい顔をするんだろうと思う。
大勢に囲まれて弾けたように笑うのとも違う。
代わる代わる寄ってくる女子達に向けるそれでもない。



───大切な宝物を慈しむような、…そんな、…







っう、とハクが少し怯んだようにみえた。
本人不在なのに、というか本人不在だからか、お互いチャンミンさんへの独占欲を隠そうとしない。
ハク、あんたそんなにチャンミンさんと仲良かったっけ?と疑問だけど、ユノさんから発せられる《チャンミンは俺のものオーラ》につい対抗したくなるのはどうしようもない男の性なの?






「べ、勉強してるのは勿論知ってますよ。この間はIPAのデータベーススペシャリストの資格取ってましたからね。それに、中小企業診断やITコーディネータの勉強までしてる。」


「アイツ、マジでフリーランスになるつもりですかね?」



ちょっと待って、…急に難しい単語を並べだしたハクは、自分が取ったわけでもないのになぜか自慢げで。



「……それ、…聞いてない。」



低く掠れたような声で呟くユノさんの顔色は一気におちていた。
自分の方がチャンミンさんを知ってる!と勘違いしたらしいハクの高揚した表情といったら!





「それとユノヒョン、チャンミナに相思相愛の恋人がいるとか言ってましたけど、まったく分からないです。そんな気配全然ないし。ユノヒョンが変にチャンミナを縛るから適当なこと言って逃げてるんじゃないですかぁ?」
「っ、ちょっと、ハク!」
「だって俺にはチャンミナが窮屈そうにみえる。」




ああ、…お酒の力って怖い、…かなり気が大きくなってるらしいハクの暴言。
相手はユノさんよ?
ユノさんとチャンミンさんをめぐって争うとか、…引きずってでも帰りたいほど恥ずかしいのに。




ゆっくりと翳ってきた空を感じつつ、カーテンから透ける広いベランダが目の前ではそれすら出来ない。
私には素晴らしい夜景を眺めるという楽しみがあるんだから、あんた一人で帰りなさい!とも言えず、ギュッとハクの腕をつねった。





痛っ、と跳ねても知らんぷり。
ユノさんは押し黙ったまま。
キッチンではチャンミンさんがそろそろ戻ってきそうな物音がしていた。



「ヒョン!ちょっと運ぶの手伝って!」


キッチンから聞こえてきた声に、私が行かなきゃと腰を上げたらスッとユノさんに制止され。
無言のままキッチンへ向かうユノさんを見送った。




「ちょっと、ハク!あんた、何ユノさんと張り合ってんのよ!」


軽く睨みをきかせても、どこ吹く風。


「だぁってさ、ユノヒョンってマジでチャンミナを縛ってるように見えねぇ?チャンミナ、いつも困ってんじゃん。」


だぁってさ、…じゃないっ!
鈍いとは思っていたけど、これほど鈍感とは思わなかった。
少しお付き合いを考えさせていただきます、と言ってしまいそうなほど呆れてるんですけど?






と、その時。




───ガシャンっっ!!!



大きな物音はキッチンから。




「っ、チャンミンさん?」



慌てて席を立った途端、
「大丈夫!ごめん、鍋の蓋を落としちゃっただけだから!」
速攻で声がかかり躊躇する。






先に現れたのはチャンミンさん。
取り皿や薬味を載せたトレイを持って、…なぜか顔が赤い、…目がほんの少し潤んでる気が、…する。
そして鍋を持ったユノさん。
上品なのに肉厚で、それが堪らなく色っぽい彼の口元が、今は拗ねたようにへの字に曲がっていた。
それに赤い、…と言っても、ユノさんの場合は左頬だけ。




それが何を意味するのか、───、





「おぉ、旨そうな匂い!」
呑気にあがった喚声に。
女だてらに舌打ちしてしまいそうなほど、イラッとしたけど。
ま、でも気づかない方がいいこともあるよね。




久々に唱える。
───心の中、心の中。





4人分の雑炊を取り分けて薬味と一緒に回した。
カチャカチャと、食器の音だけが響く。
さすがにハクでさえ、この微妙な空気を感じたらしく無言で食べていた。



さっきまでの、あってないような2人の隙間が。
今はポッカリと。
斜めを向いてテーブルぎりぎりまで離れてるのはチャンミンさんで。
チラチラ視線が泳いでるのはユノさん。





自分の知らないチャンミンさんのことを聞かされて。
自分が縛ってるからチャンミンさんが窮屈だとまで言われた。




───無理に問いつめちゃった?
それともいきなり手をだして拒まれた?




考えないように無心のつもりが、目の前の真っ赤な顔やら頬やら、わざとらしいくらいの避け方に逆にいろいろなことが想像されて困るんですけど?










*********************

おはようございます、えりんぎです。


いつまでヨニちゃん目線続くんだ?って感じですが、すみません、明日までです(^o^;)
みなさんもヨニちゃん目線なので、ユノヒョンとチャンミンに何があったかはそれぞれご想像にお任せします(^o^ゞ




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Comment

point Re: タイトルなし

mak**様。

こんばんは!
ガバッときたユノに防御しようとして肘が当たったのかもしれませんよ~?
正当防衛です(^o^;)
ユノはやきもきすると見境いないですからね。
チャンミンも嫌じゃないけど、なにも今ここでやることないじゃん!って感じです。
それもこれも、愛ゆえ。ですよ(^w^)

お久しぶりのコメントありがとうございます(^o^ゞ

2015/12/16 (Wed) 20:32 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: こんばんは♪♪

カプ**様


こんばんは~
後先見えなくなるユノが、手だした?拒まれた?拗ねた…。←ここ、笑いました(^w^)コドモミタイ


ヨニちゃん目線楽しんでいただけてなによりです♪
送別会!というシチュエーションを思いついた時、ヨニちゃん目線で全部書こう!(≧∇≦)って楽しみにしてましたもん。
普段、ひとつの文章書くのに、ウンウン唸って書くことも多いのに、ヨニちゃん目線はスラスラ書けるってのはなんなんでしょうね?
やっぱり自分目線だからでしょうか?(〃∇〃)

2015/12/16 (Wed) 20:27 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point

こんばんはー
たぶんずうっと前にコメントさせていただいたことがあるとおもうのですが、久しぶりにコメントさせていただきます。

毎朝眠い目をこすってベッドの中で読ませていただいていますが、今朝はユノの左側だけ赤くなった頬にびっくりして飛び起きちゃいました〜〜(´Д` )
ユノに手を上げちゃだめよーチャンミン!
チャンミンのユノラブをもっと見たいです〜〜(≧∇≦)

2015/12/16 (Wed) 19:05 | makey #- | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/12/16 (Wed) 17:49 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Don**様。

こんにちは!
いつも嬉しい言葉、ありがとうございます(〃∇〃)
最近、いろいろなホミン小説を読むことが殖えたんですけど。
みなさん、それぞれの世界観があり、すべては読み手さんの好みなんだなぁ、と思います。
同じようなホミンに対する目線だったりね。
すっごく上手だけど、でも駄目、このユノ好きじゃない(--;)とか、ありますもんね。
まあ、私のは常にユノとチャンミンへのラブレターのようなものなんですけど。
いつもありがとうございます(〃∇〃)

2015/12/16 (Wed) 16:02 | えりんぎ★★ #cbCM5e9. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

na*様。

こんにちは。
ありがとうございます!
「文字にしてくれて~」←これ、とっても嬉しかったです。
ホミン具合が似てますね(*^^*)
私、常にリアルからの妄想です。
小説なんて今まで書いたことも書こうと思ったこともなかったんです。
ユノとチャンミンだから、書けるんですよね。


ヨニちゃん、めざめちゃってるかも(^o^;)

2015/12/16 (Wed) 15:55 | えりんぎ★★ #cbCM5e9. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

ずん*様。

こんにちは!
ハクのようなキャラは必要なんですよ。
より2人が輝くために(^w^)
重たい空気を変えるのは、やっぱりあの人なんじゃないかなぁ(〃ω〃)

2015/12/16 (Wed) 15:50 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

みか*様。


こんにちは!
一番限界でくたくたなのはヨニちゃんかもしれないですよ?(^o^;)
第三者目線はほとんど私個人の趣味でいつも書いちゃってるのですが、今回はみなさんの反応がとっても良かったので安心しました。
嬉しいです(〃∇〃)

2015/12/16 (Wed) 15:47 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

taitai様。

こんにちは。
そうですねぇ~
軍配はどちらにあがるのでしょう?(^o^;)
その番外編、ちょっとまとめ方に迷いますよ~f(^^;)

2015/12/16 (Wed) 15:43 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/12/16 (Wed) 11:34 | # | | 編集 | 返信

point

ユノさんの眼差し…なんて優しい顔するんだろうに…そうそうと頭ブンブン振りました。
私達もそのお顔を見るとね、やさしい気持になるんですよって、
これリアルもそうですからねって←ヨニちゃんに言いました

えりんぎさん、文字にしてくれてありがとうございます

ユノ、実力行使でキッチンでやりましたね
その空気を感じ、知らん振りするなんて
ヨニちゃんは、ちゃんとした軽度腐女子です

明日も楽しみです。
えりんぎさん、毎日ありがとうございます。

2015/12/16 (Wed) 09:20 | nao #dAILzjWo | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/12/16 (Wed) 07:54 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2015/12/16 (Wed) 07:47 | # | | 編集 | 返信

point

おはようございます(^.^)

「俺の方がチャミを知っている大会」は妙な空気を生みましたね〜〜
チャミとユノに何があったのかは是非番外編でお願いいたしますm(__)m

2015/12/16 (Wed) 06:07 | taitai #- | URL | 編集 | 返信

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