HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

君が好きなんだ(7)



































チャンミンside









人ひとりがやっと寝転べるくらいの机だから、ただでさえデカイ2人では密着することこの上ない。




「っ、チョンくん、出てって、」
「や、…もう無理、はじまっちゃった。」




頭上から聴こえる美しい森の調べ。
7人の小人のセリフが布の向こうすぐの距離で聞こえ、舞台の上でこんな格好を、と恥ずかしくて堪らない。




ひびの入った脚を握っているのは彼で。
その脚というのは僕側にある。
つまり僕の背中を巻き込むように腕を伸ばす彼。
僕の背中と彼の胸が半分ほど重なり、彼にとってはつらい体勢だから。



「僕が脚を支えるから、チョンくんは手を離して。」


そしてもう少し隙間をあけてほしい。
という僕の気遣いはまったく受け入れられず、


「体、…ちょっとずらせば大丈夫、」



窮屈に曲がっていた左足をぐっと立たせ、さらに僕寄りに。
ああ、…これじゃあバックハグ完成じゃないか!



どんどん縮こまる僕へ、
「狭かったら、……も、凭れても、いいぞ。」とか。
「///そ、そういう意味じゃ、」
文句を言おうと、彼を振り返るつもりが途中で止まった。
だってこれ、…近すぎる。
完全に振り向いたら顔と顔がくっつく距離だ。



どうしてこうなってしまったのか、後悔してももう遅い。
周りの布が白いから、透けはしないが中も暗くはない。
前方数メートルの先で全校生徒が見守るなか、舞台中央で密かにバックハグする男子生徒2人なんて、……
頼りないペラペラの布が命綱なんて情けない。




その時、微かにミシッ、と。
咄嗟に彼が両手で脚を握った。



───っ、う、/////



これはどんな拷問なのか、……


彼の右腕が僕のお腹を圧迫するほど。
耳元に感じる生暖かい風は彼の息遣いとしか思えない。



ドクンドクンと煩いのはどちらの心臓か。
多分、……お互い、
だって僕の心臓が前と後ろ2つあるようで、絡み合うように鳴ってるのが密着した背中に感じるから。









「……シム、」


ボソボソっと話しはじめた彼。
吐息のような声もこれほど耳元で話されれば十分すぎるほど聞こえた。






「……この前は、…ごめん、」


この前というのは、鏡を作った日のこと?
……うん、とだけ答える僕。
近すぎて、出来れば喋ってほしくない。
首筋にかかる息が熱く濡れてくらくらする。




「球技大会の日も、…その、…ごめん。
酷いこと、…言った。」



「え、…あ、そんな、…前のこと、…」



急に何を言いだすかと思えば、……
彼にとって記憶にも残らない些細なことだと思っていたのに。




「俺、ドッジボール得意なんだ。」
「う、うん?」


知ってる、…ってか、スポーツは何でも得意だよね?


「だからさ、…格好いいところ見せたいとか、…分かる?」
「う、うん?」



保健室にいた僕以外、クラス全員に見せれたんだから問題ないでしょ。



「それがさ、…試合目前にいなくなるなんて、…つい、…イラッとして、…ごめん、」
「……。」



ちょっと、…///
その言い方、かなり誤解をまねくからやめて。





「それに、…邪魔なんて言って、…ごめん。」
「う、…ん。」


懺悔大会か、というほど一気に謝りだした彼の真意が分からなくてドギマギするだけの僕。



「ふざけてキスされそうなほど隙だらけなのも嫌だったし、……チョギュヒョンがチャンミナって呼ぶのも嫌だ。」
「っ、////」






「…チャ、…チャンミン、」
「っ、は、はい?///」




何やってんだか、僕らは。
こんな時に、こんな場所で、───。


彼の腕に少しだけ力が入る。
僕の心臓は飛びだしてどこかへ行ってしまいそうだった。




「俺の長所は前向きなところ、なんだ。」
「……?」
「……もう諦めよう、って。きれいさっぱり忘れようって、…思ったけど。」




「まだ何も言っちゃいない、って気づいたから。」










「俺、……好きだ、」
「え、…?」










「チャンミン、───おまえが、好きなんだ。」






そのまま、さらにギュウッと。


───熱い、…


僕の耳が彼の頬に触れ、お互いどれほど真っ赤なのか、見なくても分かる。




嫌じゃなくて、
僕と同じ男の腕のなかで、心地いいとさえ思う。



好きとか、…急すぎて僕にはまだ分からないけど。
拒絶してるわけじゃないと知らせたくて、ゆっくり体中の力を抜いた。










───ゴクリ、と鳴ったのは、彼の喉か。









「っ、///シ、シム!」



完全に血迷った彼が、前のめりに覆い被さってくる。



「ぅ、っわ///!」








彼の長所が前向きなところだとしたら。
短所は、夢中になると周りがみえなくなるところだと、──教えてあげたい。









「っん、…ん!///」






僕の背中が勢い余って机の脚を押すのと。
彼の唇が僕のに重なるのが同時で。



無残に折れた脚。
王子様のキスを受ける寸前、転がり落ちる白雪姫。



驚愕の声があがり、演出と思われたのか、その後の歓声と拍手に苦笑いの出演者達。








崩れる寸前、素早く僕もろとも机から抜け出て。
驚くほどの逃げ足で僕の腕を引く。
ペロッと舌をだしてばつの悪そうな顔は、やっぱり赤くほてっていて。





「チャンミン、…逃げるぞ!///」




そう言った彼の頬は嬉しそうに緩んでいた。









*********************

おはようございます、えりんぎです。

このシチュエーション、実は『萌え企画 はじめてのキス』で書こうか迷っていたものです。
でも話が広がらずまとまらず、結局『紅萌え』していたのもありユンホくん話を書いたのですがf(^^;)
リクエスト主Kate様のおかげで日の目を見ることができ、良かったです~♪


ありがとうございます(^o^ゞ





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Comment

point Re: タイトルなし

mis***様。

こんばんは(*^^*)
お返事ありがとうございます。
良い方に取らせていただいていいのかな?
んふふ、嬉しいでーす(^o^ゞ
少しのんびりしてますので、いつになるやら~ですがf(^^;)

2016/01/06 (Wed) 21:08 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/01/06 (Wed) 20:37 | # | | 編集 | 返信

point Re: 『勇』のユノと『親』のチャンミンですね。

momoko様。


こんばんはー!
スマホの待受画面にね、着信があると一部出るじゃないですか?
ちょうどチラッと見えて。
『え?明日の話のこと?』なんてそんなわけないのに、ドキッとした私でした(^o^;)
おぉ~繋がってるよ!私とmomokoさん!(〃∇〃)って妙に嬉しくなったの~♪


『勇』のユノと。
『親』のチャンミン。

まさにその通りですよねぇ。
こちらのチャンミンは『親チャミ』でOK?←生き物ではないが。。。



こちらはサプライズコメントですよね!
ありがとうございます(〃ω〃)
実は朝、何かしらの反応あるかな~?って思っていたのに何もなく。
ありゃりゃ、って寂しい思いしてましたf(^^;)
もう!いけずですよぅ(^w^)

2016/01/06 (Wed) 19:17 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/01/05 (Tue) 23:20 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

yuki****様。

こんばんは~
以前もラブコメ学園ものが好きって言ってましたよね~♪
どうでしょう?
私、読むのは好きですけど、書くのはあまり向いてないような…f(^^;)

自分になかったものに憧れちゃう気持ち分かります!
私は大学までずーっと共学なので逆に女子校に憧れますよ。
中学のときは漫画読んで、電車通学に憧れました!
バス通学とか(^w^)
はるか昔なのに、最近のことよりよほど若い頃の事って覚えてますよね。


こちらの不器用で必死なユノもたまにはいいなぁ、って思ってます。
キュンキュンしていただけてますか?(〃∇〃)

2016/01/05 (Tue) 22:10 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/01/05 (Tue) 21:48 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

mis***様。

こんばんは!
えーっと、それはどういった意味で?
『もう書くなよ!』か『書いて書いて~!』かf(^^;)
ちなみに妹には。
『この超幼いユノに大人の階段登らせよーよ!』
と、言われました(* ̄∇ ̄*)
ご意見をお聞きしたいでーす(^o^ゞ

2016/01/05 (Tue) 18:41 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/01/05 (Tue) 18:34 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Don**様。


こんにちは!
Don**さんは揶揄ったりするの好きですよね。
私もことわざとか慣用句とかすぐ使いたがりですf(^^;)
こちらのチャンミン、けっこう分析してます、冷静に(^o^;)
同学年だと絶対ユノの方が幼い気がしますもん。
その代わり、ぐいぐいと手を引いてはくれるんですけどね。
詰めが甘い、というか(^o^;)
結局、相容れないようで、パズルのピースはピッタリ合う2人なんですよね(*^^*)

2016/01/05 (Tue) 16:14 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

taitai様。

こんにちは。
じゃなくて、また夢の中ですね(^o^;)

本当は、そちらのキスしてるところで机が壊れてスポットライト浴びちゃう!ってのも考えたんですよ。
でも思ったよりドキマギしてるユノが楽しくてですね、クラスメイトの前では必死で想いを隠そうとしたり、でも漏れちゃってるという。
そんなのをもう少し引っ張るためにバレなかったことにしました。
バレちゃうとそこで皆に認められるなりして大団円、おしまい!ってなっちゃいますもんね~


ところで、本格的にお引っ越しなんですか?
年末年始だけかと。
チャンミン目覚ましはどうなってるのでしょうか?


それにしてもネットの世界ってスゴいですね。
taitaiさんが遠いんだか近いんだか分かりませんよ。
これからもヨロシクです(*^^*)

2016/01/05 (Tue) 16:08 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: ひひひ

あ*様。

こんにちは!
いつもながら嬉しい分析(〃∇〃)ありがとうございます~♪

萌え地獄!←んふふ💓

私はいつもエロ本番よりそこへ至るまでのシチュエーションを考えるのが好きって言ってるじゃないですか?
こちらはやはり高校生というのもあり、それより更に青臭くキスまでもいかないところの萌えに萌えますねぇ(^w^)
でも思春期独特の走り出したら止まらない!的なのもアリだと思うので。
暴走ユノはまた次回!ですね(*^^*)
取り合えず気持ちが通じたような通じてないような。
右往左往するユノが想像するだけで楽しいです。


いつもありがとうございます(^o^ゞ

2016/01/05 (Tue) 15:59 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

ちゃい**様。

こんにちは。
仕事始め、お疲れさまです(^o^ゞ
にやにやだとしても。 
笑顔に変わりはありませんよ(^w^)
こちらのお話で楽しい気分になってくださったなら光栄です(*^^*)

2016/01/05 (Tue) 15:48 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

723******様。

こんにちは。
頑張りました(^o^ゞチョンくん!

ま、噛んでますけどね、
しかも、焦ると通常に戻ってますけどねf(^^;)

2016/01/05 (Tue) 15:45 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

ずん*様。

こんにちは~
萌え萌えシチュエーションでしょ?(〃∇〃)
あ~、覗いてみたい!←というのが、私が書く話の原点ですf(^^;)

ちなみに私も別マ派!
私の話って少女漫画ちっくだと思いますよ。
王道ラブストーリー(^w^)

2016/01/05 (Tue) 15:43 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Ka**様。

こんにちは!
さっそくありがとうございます(^o^ゞ

『同じクラスだったらなるほど仲良さそうにはみえないですね。
そこへ目をつけるのスゴいです~』

↑↑
というようなコメントをいくつか頂きました。
目をつけたのはka**さんなんですけどね(^w^)

今まで私が書いてきたユノとはひと味違うみたいで、結構評判いいと思いますよ。
私だけでは高校生ホミンを書こうとは思わないので、リクエストしていただいて良かったです♪

2016/01/05 (Tue) 15:39 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/01/05 (Tue) 12:50 | # | | 編集 | 返信

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2016/01/05 (Tue) 10:09 | # | | 編集 | 返信

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2016/01/05 (Tue) 09:12 | # | | 編集 | 返信

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2016/01/05 (Tue) 08:31 | # | | 編集 | 返信

point

チョン君、頑張った。
チュッ!は、勢いでできるかもだけど、
チャンミン呼びする時はプラス勇気だの、勇気だの、勇気だの (笑)
ああ、青春万歳!

2016/01/05 (Tue) 08:03 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

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2016/01/05 (Tue) 07:51 | # | | 編集 | 返信

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2016/01/05 (Tue) 05:31 | # | | 編集 | 返信

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