HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

Strawberry Candle(21)




































~チャンミンside~
















─────バタンッ、






ドアを後ろ手に閉めて鍵をかけた。




そのままドアにもたれて、ふぅ、・・と息を吐く。




ツーッと一筋、・・涙が頬を伝ったけど。


────これで良かった、・・これが正解だったんだ、と何度も自分に言い聞かせた。





もし僕の予想が当たっていたら、・・ユノと父親との確執の原因が僕の父にあったという事実。



この事実はいずれ僕とユノの関係を壊してしまうだろう。


───それならいっそ、今、完全に離れた方がいい。





そう頭で納得しても、・・まだ駄目だな、・・心が痛くて張り裂けそう。





能面のように冷めた表情がほんの時々ふわっと緩む。
そんな自分に戸惑って怒ったように照れ笑いしたり。
僕のくだらない話に耳を傾ける貴方がどんどん優しい面差しになっていったのを、─────貴方は知っている?




「・・・ふぅ、・・っ、・・。」




後から後から溢れ出る涙を拭いもしないから、顎にたまった雫がポタリポタリと靴先を濡らすのをぼんやりと眺めた。






─────僕がよかった、・・・。


ユノの照れ笑いをからかい気味に返すのも。
穏やかな雰囲気のなか、言葉なく見守られるのも。
ピリピリと張り詰めた背中を温かく包んであげるのも。






「ふ、───ばかだな。」



今さら何を思っても拒絶された事実は変わらないのに。



ぐいっと袖で顔を拭い、顔を洗おうと洗面所へ向かう。



僕の部屋として与えられた客間はシャワーブースやトイレ、簡易キッチンまであるホテルのような部屋で。
いくら唯一の肉親を亡くしたばかりで心細かったとはいえ、なんて浅はかだったんだろうと思う。


ただの知り合いの息子にここまでの待遇はおかしいって思うべきだった?
おじさんは僕をどうしたいんだろう。
それによってはここを今すぐ出るべきだし。
そうしたらもうユノと顔を合わさなくてもよくなる。



ううん、違うな、───もう二度とユノに会えなくなってしまう。



またぶわっと涙がたまって、───ああ、情けないくらい馬鹿なヤツだ、僕は、とさらに泣けてくる。




小脇に置いたタオルがパサッとおちて、そんなことにすら悲しくなるほどの心の弱さにさらに落ちこんで。



「───寝よう。」


まだ夕方だけど、少しだけ寝てしまおう。
目覚めたときにはきっと少しでも前向きな僕がいるはず。







そう思いたってベッドへ足を向けたその時、─────。




──ドンドンッ!



乱暴にドアを叩く音。



これって前にも同じような状況があったような?



───ドンドンドンッ‼



さらに乱暴なノックに。


・・・こんな叩き方をする人は1人しか知らない。





「・・・チャンミナ、・・開けてくれ。」



ドアの向こうから低く思いつめたような声に。


今さら何を?って思うけど、・・でもやっぱり好きで、・・どうしても好きで。



そっと開けたドアの向こう。
さっきとまったく変わらず強張った表情のユノがいて。




「───ユノ?・・あの、・・なに、


って僕の言葉はユノの肩に消し去られた。








カチリ、──後ろ手に鍵をかけて。



何かに追い立てられるように、僕の後頭部に挿しこまれるユノの指。



ぎゅう、っと肩口に押さえつけられ、痛いほどに抱きしめられる。



「ユ、ユノ?///な、な、なに?///」






────こんなのは聞いてない。
急なユノの激情についていけない。



好きじゃない、・・って言ったのに。
突然僕を突き放したのはユノなのに。





「・・ぃや、・・っやだ、・・‼」




無言のままのユノにまた胸が締めつけられる。



両腕が背中に回って、どんなにもがいてもびくともしないのが、



「・・嫌なことは、・・しない、って言いました。・・うっ、・・ふぅ、・・本当に、・・嫌、だ。」



ただ辛くて、・・・


僕はまた泣いていた。
分からないまま、・・抑えつけるような感情を与えられるのは嫌だ。


ユノの本当の気持ちが知りたい。
ありのままのユノが見たいだけなのに。





ふっ、と抱きしめる腕が緩んで。



押しのける勢いのまま僕の身体が数歩下がったところにスーッと冷たい風が吹いて、ブルッと震えた。




そのまま少しずつ後ずさる僕と、切なそうに眉をよせて僕を見つめるユノ。





「・・チャンミン。・・ごめん。俺、・・もう無理だ。」




「ユ、・・ノ?」




「─────辛い思いを、・・させるかもしれない。でも、・・もう自分を偽れないんだ。」




一歩、また一歩と僕との距離を詰めながら、・・右手を僕に差しだしてくる。


───この手をとれ、と言ってるの?






「────チャンミナ。」






「どうようもなく、・・おまえを、・・愛してる。」



























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Comment

point Re: 幸せ

こんにちは(#^.^#)
ユノもやっと素直になりました。
チャンミンは元々素直なのでこの2人は止まりませんよ(^w^)

2015/05/12 (Tue) 17:09 | y*****様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 幸せ

チャンミン良かったね。やっと!素直になれたユノ
きょうは一日!!幸せな気持ちで仕事ができます。
ラブラブ・溶けちゃうような二人に顔面制御ができません。

2015/05/12 (Tue) 07:18 | yoshiko #- | URL | 編集 | 返信

point Re: こんにちは

いつもありがとうございます!
スルドイ、ですね(^_^;)
そうなんです。 
ユノパパが越えられなかった壁をユノは越えられるのか?
これからが本番!

2015/05/11 (Mon) 15:53 | ミ****様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re:

んふふ(^w^)
あっという間だったでしょ?
甘いのはお好きですか?
しばらくイチャコラと続きますよ(〃∇〃)

2015/05/11 (Mon) 15:50 | S***様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re:

こんにちは(#^.^#)
やっと素直になったユンホ坊っちゃんです。
そしてやっと甘~いイチャイチャが書けますよ!
いつもありがとうございます(^w^)

2015/05/11 (Mon) 15:47 | y*****様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/05/11 (Mon) 10:43 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/05/11 (Mon) 08:25 | # | | 編集 | 返信

point

う~~!チャンミンが思い切って告白したのに・・・・・
ユノが素直じゃなくて、チャンミンと一緒に泣いちゃいました。
でも!良かったあ~!!ユノやっと!やっと!本当の気持ちが言えて
二人の幸せを祈ってます。

2015/05/11 (Mon) 06:51 | yoshiko #- | URL | 編集 | 返信

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