HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

U GET ME ~恋人の話~4


































登りはまだよかった。
問題は下りで、体と斜面の角度が90度を越え120度くらいになると切り立った崖を下りてる感覚になる。
強風に晒されながら足を突っ張って小刻みに下りていくもチャンミンは怪我人だ。
ほとんど抱きしめるような格好で少しずつ進む。
よほど恥ずかしいのか真っ赤な顔をこれでもかってほど伏せ、出来るだけ体を離そうとするからその度にぐっと引いた。


「片足に力が入んないんだから危ないだろ?恥ずかしがってる場合じゃないぞ、もっとくっついてくんなきゃバランスが悪い。」
もっともらしく説教垂れればピクリと一瞬眉が上がるけど、…しょうがない悪いのは自分だと思い直すのか素直に体を預ける。


結局1時間かからず登った道を2時間以上かけて下った。
「ごめんなさい、…僕のせいでお土産買う時間なくなっちゃって。」
昼過ぎにはシドニーへの国内便に乗らなきゃならない。
しゅんと肩を落として謝ってくるけど、全然問題ないよ。
「別に誰にも話してないから土産を買ってくヤツなんていないし。お前はみんなに宣伝してきたわけ?」
どう見てもひた隠しにするコイツしか想像できないが、からかい口調で聞いてみる。
「ヒョ、ヒョンが無理な日程組むから結局半休取らなくちゃならなくて、…ちょうどハクんとこの仕事してたのにバレちゃって、そしたらキュヒョンにもバレちゃって、……っ!」
あ、…やべぇ、墓穴掘った。
それにしても厄介な奴等にバレちゃったね、と同情しつつ、まだこの旅は続くから何とかそのことは忘れてもらおうとご機嫌取ってみたり。


湿布とサポーターで固めて歩きにくそうに引きずってるチャンミンの肩を抱いて、別にゆっくりでいい一緒であればと、残り一泊のシドニーへ向かった。




「ディナークルーズはキャンセルしようか。」
最後の夜だからと奮発したクルーズだったけど。
「あまり歩かせたくないし、代わりにホテルのレストランでご馳走してやるよ。シドニー湾やオペラハウスだってそこから眺めればいい。」

「…キャンセル、……ヒョンに悪いよ、せっかく、」
申し訳なさそうに肩を落とすチャンミン。
チャンミンも楽しみにしてただろうから可哀想だけど、自国よりはマシだといってもこちらは真冬で寒い。
そんな中、怪我人を歩かせるのは可哀想だし。
俺はチャンミンさえ喜んでくれたら船の上だろうがレストランだろうが、なんならルームサービスだって構わない。


またも、しゅんとしちゃって。
そんなチャンミンの頬をぷにっと摘まんだ。
「な、クルーズはキャンセルするけど、セックスはキャンセルしない。それでいい?」
ニッと笑えばあんぐりと開いた口に指を突っ込みたい。
「よ、予約されてません!///」
焦って言うのが可愛い。
「アハハ、たった今予約したー!」
「っ、もう!ヒョンは!///」
摘まんだ指をピンと弾き、尖らせた口さえ嬉しそう。
一週間の出張に加え、やっと会えた昨日も夜は疲れて寝ちゃったし、夕方の残念な結果をリベンジしたくてしょうがない。



素早くチュッとキスをおとし、
「痛くないようにするから。これはキャンセル不可な?」
そう言えば、う、うん、と応えるけど、しっくりしない表情。
「あ、痛くないようにってのは捻挫のことな。久しぶりだからアッチは痛いかもしれないけど、手加減はできません、多分。」
ふざけて言ったら真っ赤になった。
分かりにくいと思っていたチャンミンも少し注意深く見れば、これ程表情に出るヤツもいない。
そしてこれ程、どんどんハマるヤツも。





ホテル最上階のレストランは運よく眺望のいい席を案内してもらえた。
本来なら男女のカップルが優先される席だけど、そこは同姓愛者世界第2位の国、理解あるじゃないかと思ったが気にしいのチャンミンには言わないでおいた。
ロブスターなどのシーフードやステーキを堪能し、チャンミンはオーストラリアワインを気持ちよく飲んでいる。
俺はまあ、ほどほどに。
この後のリベンジがあるからな、と控えていたのに。








「おーい、チャンミナぁ?」



「ん、…ふにゃぁ、…?」



おい、こら!
リベンジはひとりじゃ出来ないんだぞ?



すっかり酔っぱらいのチャンミンを担いで部屋まで戻る。
昼間、支える俺からあんなに離れたがったくせして。
「ひょぉん、…ん、…待って、…歩けなぁい、」とか。
べったりくっついてきて首筋をペロリと舐める。
「っ、ば、ばか、…ここ廊下だって、///」


「んー?」

くりっくりの眸が桜色に縁取られて。
とろんと相好を崩し口元が緩む。


「ひょん、…好き、……大好き、……」
「は?っ、え?///」


「愛してる、──ヒョン、///」





「ああぁぁぁ、─────っ、もうっっ!///」


何なんだ、この酔っぱらいは!///
酔うと可愛くなるチャンミンだけど、今日はさらにヤバい!
オーストラリアワインに何か秘密があるのか?
チャンミンが異常に可愛くなる媚薬でも入ってるんだろうか?




両腕を首に巻かれ耳たぶをコリッとされた瞬間、ネジが飛んだ。
チャンミンの膝裏に腕を入れ掬い上げる。
「っうわぁ!///」
急に浮いた体にびっくりして声をあげたけど。
暴れるでもなく、さらにぎゅうっと巻きつく体。


「はぁ、…好き、ユノヒョン。」


好きと愛してるのオンパレードにクラクラしてきた。
なかなか言ってくれないセリフの大盤振る舞いに、ドクンドクンと胸やらアソコやら張り裂けそうで。
チャンミンを抱き上げたまま、猛ダッシュで部屋までの道のりを急いだ。








*********************

おはようございます、えりんぎです。

『ただのノロケ話』はいかがでしょうか?
今回初めてウルルについての本を何冊か読み、勝手に旅行した気分でおります(^o^;)


さて、ブログ開設からそろそろ10ヵ月です。
みなさんのあたたかい応援で20万拍手超えました。
ありがとうございました。
ということで、かな~りお待たせしております12万拍手リクエストを更新したいと思います。
実はまだ終わりが見えてないため、もしかしたら更新を飛ばしてしまうかも。
パスは3回まで。ってことでOKでしょうか?f(^^;)



それでは、U GET ME ~恋人の話~明日完結です。(鍵つきです~)








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Comment

point Re: タイトルなし

Don**様

こんにちは~
さすがDon**さんのユノペン眼鏡には笑っちゃいます(^w^)
『それが日常なんだとばかりに頼りきっていた』とか、『本当に辛いときにはチャンミンしか寄せ付けない』とか。
ほんとにもう!
どれだけ気が合うんでしょ(//∇//)ってくらい、
萌えました~♪
ありがとうございます~(^o^ゞ

2016/02/16 (Tue) 11:02 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/02/15 (Mon) 23:51 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし



na*様。

こんばんは。
嬉しいお言葉、ありがとうございます(〃ω〃)
『私の好きな2人を書いて幸せになる!』というのが基本スタンスなんです。
なので、ワンパターン。
自己満足と言えばそうです。
それを共有してくださって同じように幸せな気持ちになると仰っていただければ、とても光栄です。

na*さんのお好きなシーンというか、台詞。
こんな掛け合いがU GET MEの2人の好きなところ。
過去作品で言うと『逢いたくて逢いたくて』の2人の流れですね。
チャンミンにベタ惚れなユノが大好きなので、自然に会話が出てきちゃいます(^o^;)


リアルについて思うのは。
兄弟でも友人でもない2人のカテゴリは『お互い』ってこと。
両親がいて、友人がいて、同僚がいて、ユノがいるんです。
逆もしかり。
事務所の方針っぽいのは別にしても自然に出てますもん。
お互いの特別感が。
口先だけじゃなくお互いをとても大切にしてるのが伝わるじゃないですか。
コインの裏と表。
背を向けてるようで、ピッタリとくっついてるんですよ~背中がね。
もう見なくても触れてるだけでお互いを理解し合えるのだと思ってます。
だからこそ、こんな妄想が次から次へと生まれちゃうんですよねぇ(´▽`;)ゞ
困った2人だ(^w^)

2016/02/15 (Mon) 19:17 | えりんぎ★★ #C49ncsqo | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

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2016/02/15 (Mon) 11:56 | # | | 編集 | 返信

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