HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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紅-クレナイ-の人《15の風景》5


































チャンミンside






ユノさんにバレたら一笑されるに決まってる、と思ってはいたけど。
本当に一笑されると無性に腹が立つものなんだと分かった。




「何をコソコソしてるかと思ったら、…仕事探してるんだって?」
「……。」


寝室で、寝る直前になってそんなこと言うユノさん。
昼間、武道場へカン社長が来てたから、彼に聞いたのかもしれない。
そもそもカン社長が知ってるのも変だけど、ユノさんといいカン社長といい、驚くほどの情報網なんだ。


「どんな仕事でもいいって言ったらしいな。どういうつもり?」


表情を変えず淡々と話す。
こういう時は相当怒ってる。


「…金?何か欲しいものでもあるのか?」

黙ったままの僕へ口端だけで微笑んで見せるけど、目が笑ってない。


「お金じゃなくて、…ただ働きたいと思って、…」

ボソッと言えば、微かに眉を寄せる。
僕もいい大人なんだから、いちいちユノさんに了解を得るのはおかしい。
ユノさんなんて自分のことはほとんど教えてくれないし、何でも勝手に決めちゃっていくら9歳年上だからってズルい。


「やりたいことがあるって言うならいい。けど、とにかく働きたいってのはおかしくないか?」
「……。」

時々こういう完全に上からものを言う時があって。
そんなユノさんは、…イヤだ。
力でねじ伏せようとするユノさんは好きじゃない。


「仕事をするのは、…」
「ん?」


「仕事をするのは、…社会貢献なんです。」


そう言えば、目を見開き息をのむ。
それと同時にプッとふきだしたユノさん。


「っ、…お前、子供かよ?」


しつこく笑ってるのがバカにされたようで、カァと頭に血がのぼった。
大したことじゃないって分かってるのに、最近くすぶっていたコンプレックスを刺激されて。


「どこにそんなことする必要があるんだ?」
再び表情をなくしたユノさんに低い声で言われたら。




「…っ、ユノさんには分からない!」


部屋を飛び出すしかなかった。











ユノさんは追ってこない。
きっと呆れてるんだろうと思う。




───な、歌って?と毎日のようにせがまれ、ユノさんのためだけに歌うのは僕の至福のとき。


ユノさんに背中から抱き込まれ、お腹あたりでリズムをとる指。
耳に感じる吐息がくすぐったくて身を捩りながら歌声が途絶えるのを。
待っていたかのように唇が重なる。
熱く柔らかい感触に酔っていると、スッと隙間をあけ、──続きは?なんて、そんなイジワル。



僕の身体中にはりめぐらされた血管の一本でさえ。
無意識に跳ねる足先の神経ひとつさえ。
何年経っても喜びに震える心臓も。

───すべてがユノさんになるんだ。



そしてそれを怖くも思う。
ユノさんに埋め尽くされた僕が僕である意味が、遠く現れては消える蜃気楼を掴むような頼りなさで。
幸せだけど、…怖い。
空っぽな自分を。
僕が僕である意味を。
ちっぽけな自信でいいから、──欲していたんだ、僕は。












ボスンッとソファーへ投げたクッションが跳ねる。
クローゼットから喧嘩したとき用に使っている毛布を引っ張りだした。


「ユノさんのバカ!
態度がエラソーなんだよ、いつもさ。
今夜は絶対一緒に寝てやんないからな!」


僕ひとりなら悠々寝れる大きめのソファはベッドで左右を大きく開けてくっついて寝るよりか余程広々としていて。


「──落ち着かない、…けど、寝る。」


ぶつぶつひとり言が多いのも淋しさを埋めるためだって知ってる。
そして、今夜ユノさんが絶対に迎えに来てくれないのも。


くだらない言い合いをして怒って飛び出すのはいつも僕で。
そんな僕をユノさんは追ってはくれない。
仕方ないなと困った顔で苦笑い。
そしてそのまま僕の怒りが収まるのを待つつもりか、完全に放っておかれるんだ。



僕がまだ芸能界にいた頃、なかなか会えないもどかしさに寂しくてつらかったけど。
きっと今よりはまし。
これほど近くにいるのに、小競り合い程度でぽっかり距離が空き、潔いくらい見放すユノさんへ堪らない気持ちになる。



飛び出した瞬間に後悔する自分の女々しさも嫌で。
結局眠れない夜を過ごす自分が嫌だ。



そして一番嫌なのは、そんなユノさんの気持ちを疑ってしまう自分。













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Comment

point Re: タイトルなし

Don**様。

こんばんは。
『喧嘩したとき用の毛布』はちょくちょく使われてそうですよ。
Don**さんはいつも何気ない箇所に反応してくれますね~(*^^*)
仲直りはユンホくんも目撃したようにあっという間です(^o^ゞ

2016/02/21 (Sun) 20:58 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: ユンホくん一緒に走ってくれますか?

ちか*様。

こんばんは~
体調崩されてました?
病み上がりのテンションMAXですね(^o^;)
面白いです~
15と聞いてそれを連想したコメントは初めてじゃないです。
ということはかなりの方が連想してます。
実は私もまんま15の夜でいいじゃん!と思ってたくらいですからf(^^;)
皆さん、同年代なのね?
そうそう、専業主婦の気持ちかも~
ユノってば亭主関白だから(´▽`;)ゞ
まあ、くだらない痴話喧嘩なのであっという間に前のキスシーンに繋がります。
緩い気持ちで読んでやってください。
ホミン小説としては何だか変なお話になってますから。

2016/02/21 (Sun) 20:53 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/02/21 (Sun) 19:13 | # | | 編集 | 返信

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2016/02/21 (Sun) 19:02 | # | | 編集 | 返信

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