HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

紅-クレナイ-の人《15の風景》9

































チャンミンside






本館から家まではそれなりの距離があるのに、なんてことなく僕を抱いたまま颯爽と歩くユノさん。


身長は僕の方が高いくらいだし。
重いはず。
降ろしてと言いたいけどスリッパだし。


どうしたらいいのか、できるだけ負担にならないよう巻きつけた腕にぎゅうっと力をこめたり。
誰かに見られてないか気になってキョロキョロしちゃったり。


そんな僕を可笑しそうに眺めては穏やかな笑みを浮かべる。
「軽いな、チャンミナ。朝飯食い損ねたから?」
なんて冗談まじりに言いながら何度も僕の後頭部へ口づけて。






喧嘩をしたときの、あまりにも素っ気ないユノさんとの差がありすぎて。
嬉しいのに不安になるという複雑な気持ちをどう処理したらいいんだろう。
ねぇ、ユノさん。
貴方の重荷になりたくないから自分の足で立ちたいという思いはどうしたら、───。






「え、…あれ?」


玄関で降ろされて、手を繋がれたまま寝室まで一直線。
シンプルすぎるユノさんの行動に恥ずかしさが止まらず、うつ向いたまま開けた寝室のドア。
視線をあげたら、妙な違和感。


ああ、キレイすぎるんだ、…と気づくのに数秒。


きちんとベッドメイクされた整然とした寝室。
二晩もユノさんひとりで、シーツだってぐちゃぐちゃになってると思ったのに。


でも、…あれ、…?


「もしかして、…ベッド使ってない?」



隣の人を見れば、──ああ、と。


「え?どこで寝たんですか?」
「ん?…まあ、そこのソファーで。」


ソファーといってもリビングにある大きなソファーベッドではなく。
一人掛け用の座ることしかできないやつで。


「だって横になれないじゃないですか?」
「あー、うん、…ほとんど寝てない。」


そう言いながら背中を包むように首筋へ顔を寄せる。


「…どうして?」


甘噛みされた耳たぶが熱をもち、丁寧に外されていくシャツのボタンに、触れる指先ごとピクリと跳ねる。
チュッと頬へ柔らかい感触。



「──チャンミンがいなくちゃ寝られない。」



なんて、…そんなこと言われて。


振り向きユノさんの頬を両手で包んだ。
よく見れば、──ああ、目が赤い。


ほとんど寝てないというのを証明するような充血したユノさんの。





「ユノさん、…どうして、…」



頬へ重ねた僕の手に柔らかい熱を感じて、いつの間にか親指がキスを受けてるのに気づいた。
いつも僕が歌ってる間、絶え間なく続くキスはユノさんの愛情表現で。


───愛してると、


この熱はいつも伝えてくれていたのに。






「俺はね、チャンミナ。案外小さな男で、虚勢張っても、…お前がいなくちゃ眠れないような男で。」


顎を掬われ伏せた視線がふいと上がり。


「いつになっても天使のようなチャンミンが、いつかその羽根を広げて飛んでいくんじゃないかと。」


真っ直ぐ見つめるユノさんと目が合う。





「───怖いんだよ、…俺も。」



「……ユノさん…」





焦ったように引き寄せた僕からのキスは。
ユノさんに受けとめられ、うんと深く。


このまま絡まってほどけなくなればいい、と。
そう思うほどにお互いの唇を求め合って、体温を分け合った。





「っ、…ん、」


いくら丁寧に解そうと、最初の痛みはいつだって慣れない。
圧倒的な質量が僕を貫き、一瞬で汗が噴きだすほどの。


「チャンミン、…目を開けろ。」
「ん、…っあ、……ユノさ、ん……」


頬を何度も撫でられ、指先が眉の輪郭を優しく辿る。
薄く開けた視界。
眉を寄せ細めた眸がすぐに僕を捉え。



「チャンミナ、…俺を、見ろ。」


切なげに響く掠れた声に。
なぜか安堵の気持ちが広がる。


不安なのは僕だけじゃなくて、
貴方のなかにもそれはあって、


滲んだ汗が幾筋かの跡を残す。
吐く息は荒く、めずらしく余裕のないユノさんが嬉しい。


もっと、もっと、と深く埋められ。
呼吸を忘れるほど苦しいのに、
覆い被さる貴方の熱で全身が満たされる。





強く突かれ、思わず背けた顔をぐっと戻し、
「っ、…余所見、するな。」とか。
完全に上からものを言うユノさんは好きじゃない、…筈なのに、こういうときのユノさんは格好いいと思ってしまうから僕も勝手だ。






何度も名前を呼ばれ、返そうと開けた口を声もろとも飲みこむように。
そのままお互いの呻き声が繋がった口内でくぐもり同時に達した。



「…ユノさん?」



普段なら悪魔のような体力の持ち主も、連日の寝不足には勝てないらしい。
僕の上で息を整えながら、気づけば規則的に上下する体。
圧倒的なオーラは鳴りを潜め、無垢な子供のように安らかな表情を浮かべる人へ。


触れるだけの口づけと共に、
「…愛してる、ユノさん。」
そっと囁いた。













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Comment

point Re:

yone****様。

こんばんは。
私も更新が厳しくなってきたらもしかしてコメント欄を閉じちゃうかもしれません。
いただいたコメントへ返信せずにはいられないんですよねf(^^;)
と言いつつ、アメブロのメッセやコメントへは返信できてませんし、こちらの拍手コメにも。
申し訳ないんですけどね、どうしても話書くのに時間がかかっちゃうので。
Strawberry candleありがとうございます♪
気分が変わってなかなかですよね(*^^*)

2016/02/25 (Thu) 23:54 | えりんぎ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: 籠の鳥

mom***様。

こんばんは~!
そのセリフは後にまた登場するので敢えて書きませんが、さすがですねぇ、ピンポイントで私の意図を突っついてきます(^o^;)
責任なんてまったくですよぅ。
チャンミンに未練はまったくないですから。
ユノに求められ歌うことがチャンミンの一番の幸せです。
ユノもそんなチャンミンをとことん愛してますよね。
つい虚勢を張ってしまうけど、朝の食堂へ来たというだけで実はユノが最初に折れてるんですよ。多分。

ユンホくんマセ過ぎ注意報は今だに発令中。
環境ってありますよね~
ユンホくんsideを初めて書いたmom***さん、もちろん覚えてますよね?(^o^;)
ユノさんもかなり若い頃から遊んでいたと思われるのでちょうどいいのでは?
純粋なのはチャンミンだけです(^o^ゞ

お久しぶりのコメントありがとうございます♪
いつでも第三者目線お待ちしてまーす!

2016/02/25 (Thu) 23:06 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/02/25 (Thu) 23:05 | # | | 編集 | 返信

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2016/02/25 (Thu) 22:38 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

sw**様。

こんばんは。
後頭部へのキス(//∇//)
ですよね?
もう押しつけずにはいられない愛おしさだろうと思います。

そうそう3枚目と復帰後のを持ってました!
私が中3の時には活動休止してアメリカへ行ってました。
唯一行ったフィルムコンサートがこの方のです。
当時つき合ってた彼と行ったのですが(高1の時)彼の方がむちゃくちゃハマったんですよ。
同じように旦那も東方神起にハマってくれたらどんなにいいかf(^^;)
忘れな草の曲が大好きでした(^w^)

2016/02/25 (Thu) 22:13 | えりんぎ★★ #cbCM5e9. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

チャミ****様。  

こんばんは。
私も大好きなんです。
普段めっちゃ格好いいのにチャンミンに関してだけは体面を保てないユノ。
チャンミンは以前からユノへメロメロですから。
ユンホくんの一途な気持ちに気づかないはずですよ。
切ないユンホくんです。

2016/02/25 (Thu) 21:51 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: 2回目です♪

かず**様。

こんばんは。
いいね、の為だけでしたら無理される必要ないですよf(^^;)
好きと言えたら。はアメ限もないですし。
ユノペンさんですか?
私もユノペンです。(一応)
チャンミンも好きすぎて時々どちらが好きか分からなくなるくらいのホミンペンです(´▽`;)ゞ
ちなみにですね。
どんな内容の番外編になるのでしょう?(逆に聞いてみる(^o^;))
ひとつのエピソード(イベントごと)とか。
もっと距離が縮まる感じとか。
何年後かのもう出来上がってる感じとか。
もう2年近く前に書いたお話ですから何とも言えませんが~f(^^;)スミマセン

2016/02/25 (Thu) 21:43 | えりんぎ★★ #cbCM5e9. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Don**様。

こんばんは。
ユノとチャンミンが出会ってから5年以上経ってますよね。
ユノさんもとんがってばかりじゃなくチャンミンに弱味を見せれる(たまには)ようになってるんじゃないかと。
寝ちゃったりとか(^o^;)
↑ここが一番私のツボです~

2016/02/25 (Thu) 21:16 | えりんぎ★★ #eXqQAqFw | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

na*様。

こんばんは~
お返事まとめさせてくださいね。
オマージュ!
大変嬉しいです(*^^*)
でも実はあの頃のCDはベスト盤くらいしか持っておらず、おもにライブDVDをよく観るのですが、『T』がなぜか行方不明(ノ_<。)
なのでna*さんお気に入りの曲を知らず、すみません。
すぐツベで検索、歌詞も調べましたよ~
私も良い曲はいつのだろうがいいと思います。
このブログのパスも過去曲ですしね。
高2の娘は2人の東方神起が大好きですが、DVDは4thライブを観たがりますf(^^;)
na*さん切ない曲ではなく、明るめの一途に愛を伝える曲が好きですか?
それぞれの歌にそれぞれの想いがあって、聴くだけで幸せになったり。
そんなのっていいですよね(*^^*)
紅に繋げてくださったこと、とても光栄に思いました。
ありがとうございます♪

2016/02/25 (Thu) 21:12 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/02/25 (Thu) 17:31 | # | | 編集 | 返信

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2016/02/25 (Thu) 17:21 | # | | 編集 | 返信

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2016/02/25 (Thu) 16:49 | # | | 編集 | 返信

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2016/02/25 (Thu) 14:08 | # | | 編集 | 返信

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2016/02/25 (Thu) 12:29 | # | | 編集 | 返信

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2016/02/25 (Thu) 09:51 | # | | 編集 | 返信

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