HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

紅-クレナイ-の人《15の風景》15



































ユンホside




「新月だからか、めずらしく星がよく見えるね。」
そう言ってずっと夜空を見上げたまま歩くチャンミナ。


───おい、…危ないって、…!


時々ふらっとする体が危なっかしくて目が離せない。
けつまずいて転んでも助けてやれないからな。
なんたって俺の背中にはスヤスヤ眠るジウがいるから。



結局、指相撲は「三回勝負!」を受け入れた時点でチャンミナの負けで。
指相撲どころか体力だってチャンミナには負けない自信がある。
俺は常にユノへ焦点を置いてるから、チャンミナなんて目じゃないんだよ。
なんて言ったら顔を真っ赤にして怒るかな?
それともツンと口を尖らせて可愛く拗ねてみせるかな?






天使の歌声を持つチャンミナは、自身も天使そのもので。
すべてを包みこむような真綿の優しさと、その歌声のように透き通る純粋さをもっていた。





「ユンホくん、進路相談の前に聞いておきたいんだけど。」

背中のジウを撫でながら俺を覗きこむ。
真っ暗な夜道。
ポツンポツンと遠く外灯が浮かんで。
まるで2人きりの世界のようでドキドキしてしまう。


「ユンホくんの志望校はこのままでいいの?
この辺りではトップクラスの進学校だから勉強大変だよ?」
「分かってる。」
「今のところ合格圏内だから心配はしてないけど、…それにしてもユンホくんって見かけによらず賢いんだね。」

ふふっと、感心したように嬉しそうな笑い。

「チャンミナ、それ自分のこと褒めてる。チャンミナの母校だろ?」

言ってしまったあと、少しだけ後悔。
チャンミナの母校だから選んだってバレてないよな?


「ハハ、…でも僕なんて卒業はしたもののすぐに芸能界へ入っちゃってさ、進学校行っても結局高卒だしね。」


以前牧師さまに聞いた。
賢く勉強が好きだったチャンミンだけど、芸能界は関係なく働くつもりでいたって。
周りがどれだけ進学を勧めようと施設のためにお金を稼ぎたいと頑なだったと。


「だからね、将来の夢があるならそれを見据えた進路っていうのもあるんだよ。ユンホくんは将来の夢ってある?」

そんなこと言われて。
俺の将来の一番の夢は。
チャンミナをあの施設から、ユノの元から、連れ出してしまいたいなんて、…そんなの言えるはずもなく。

「別に。」
としか言えなくて。



「じゃあ大学へは行くべきだ。今は奨学金制度も充実してるし、何なら僕が貸してあげる。元々施設を取り戻すつもりで貯めてたお金だけど必要なくなっちゃったし。」

ニッコリ笑って。

「ユンホくんだけ特別ね。」と言う。





チャンミナの『特別』は、時々ひどく残酷で。
ユノがいる限り、それはなんの意味ももたない特別なんだ。



「ユンホくんがもう高校生か、早いなぁ。僕も早く自分の居場所見つけなきゃな。」
「…え?」
「ん?」


「どっか、…行くの?」
「あ、…ううん、仕事を探してる。」


ああ、ミヨンの言ってた喧嘩の原因か。
この施設でチャンミナの担う役割は本人が思う以上に大きい。
チャンミンが施設のカラーになっていて、チャンミナがいるから穏やかな時間が流れているのに。



「ユノのこと、嫌になった?」と聞けば。
「まさか、…!」と言って勝手に照れる。
「資格取って職員になれば?」と言えば、それには気持ちが動かされるみたいで。
「んー、でも今から専門学校通うとか、…ユノさんが何て言うか、…」



結局ユノに囚われてるチャンミナにイラっとする。
ユノはああ見えてかなり独占欲が強いんだ。
武術を習いにやってくる芸能人にチャンミナをあまり会わせようとしないし。
それが女でも男であってもだ。
親友というカン社長だってあれほどマメに訪ねてくるのに、自分が留守の時は門前払いだ。


それに余裕たっぷりのようでいて、かなり牽制されてるのを感じる。
俺を、俺の本気を。
きっとユノには分かるんだろうと思う。


幼い時はとてつもなく大きく感じた10歳差が、年を重ねるごとに近くなる距離。
数年後、チャンミナを守れるような男になることが俺の目標で。
それはユノにだって止められない。





「あ、ミヨンに聞いたけどユンホくんってモテるんだって?」


俺のことなんてまるで眼中にない俺の天使を。


「ふふ、ミヨンも心配が堪えないな。」


どうしたら独り占めできるのかと。




欲しいんだ、チャンミナ、─────。









*********************

すみません~
メンテナンスの為、更新されませんでした。
予約投稿も無効になってたので、仕事中に慌てて更新しましたm(__)m




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2016/03/02 (Wed) 23:43 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 23:37 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 23:20 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 18:23 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 18:20 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 18:19 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 18:04 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 17:51 | # | | 編集 | 返信

point こんにちは

いつも楽しく読ませていただいてます!
いつもの時間にお話の更新がなかったので、体調悪くなられたのかと勝手ながらも心配していました。
良かったです(°∀°)!

紅シリーズ今鬼リピで読んでます!
過去のお話ももう繰り返し繰り返し(笑)

ユンホ君、ますます良い男に成長してきてますね。
でも、成熟((笑))するほどチャンミンへの気持ちも深まってて
なんだか危うい…。
チャンミンがニブチンだから余計に…。(>_<)

いやぁ…かわいそうだけどますます楽しくなってきましたww

2016/03/02 (Wed) 17:25 | ミッフィー #- | URL | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 17:24 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 17:18 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 17:01 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 16:55 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 16:40 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 15:00 | # | | 編集 | 返信

point

なんか、ユンホ君、切ない。・°°・(>_<)・°°・。
よし、このままチャミ連れて逃げちゃえ!

鬼のユノが追いかけて来るか。。。

ユンホ君にも、ユンホ君だけの天使が表れてくれるのを願います。。。

2016/03/02 (Wed) 14:36 | taitai #- | URL | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 14:24 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 14:20 | # | | 編集 | 返信

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2016/03/02 (Wed) 12:27 | # | | 編集 | 返信

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