HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

Say Hello (7)

































~チャンミンside ~















夕方焼き肉屋へ行ったときはまだ暑いくらいの日差しだったのに、この季節の天候は変わりやすい。
叩きつけるような雷雨がしつこいほど続いていた。




人生の底辺を垣間見て、怖いものなんて何もない、……つもりの僕が唯一苦手なもの、雷。
取りあえずベッドに潜ってシーツを頭から被る。
シーツから仄かに自分とは違う体臭。
当たり前だ、これはチョンユンホのベッドなのだから。
それでも意味なく落ち着いた動悸に、ちっと舌打ちした。




そのままウトウトしてしまったらしい。
玄関が乱暴に開く音と、言い争うような男2人の声にハッと意識が引き戻される。











「社長っ!言いたいことは分かりますが、あれは駄目です。あんな言い方では役員方も納得しませんよ。」



「…いんだよっ、あの古狸ども!親父は親父、俺は俺なのに。」





リビングへ続くドアが乱暴に音をたてて閉まる。
その奥でも言い争いは続いていた。
相手はイェジュンさんらしい。
雨の音でよく聞こえない。
そっと寝室を抜けだしドアに耳を寄せた。




「ユンホ社長、…古くからの体質やつき合いはそう簡単には変わりません。…変われないんです。今月末の会合には何としても出席していただきます。…これは多数決で決まったことです。」



「……イェジュン、どんなに痛手を被っても変えていかなければならない時だってある。…違うか?
俺は、それが今だと思う。」









「社長、…急には無理です。徐々に変えていきましょう、我々で。
ずっとついていきますから、…貴方に。」



「……イェジュ、…
「っう、わぁっっっ!!!!」



突然の地響きのような雷!
───落ちたっ、落ちたっ!絶対近くに落ちたっ!




盗み聞きしてたくせに思いきり出てしまった大声。
慌てて口を押さえたけど、…遅いよな?


───カチャ、とドアが開いて腰を抜かしたように座りこむ僕の頭上、「何してんの?チャンミナ。」と覗きこむチョンユンホ。




「か、かみなり、っ、」
そう言うのがやっとの僕。


「くっ、…顔、真っ青。おまえ、怖いの?」
堪らず笑いだしたヤツに、…良かった、怪しまれてないと胸を撫で下ろした。




「チャンミンさん。」


何か言いたげに近づいてくるイェジュンさんへ、さっきの雷の衝撃も癒えてない心臓の鼓動を隠すようににっこりと笑いかける。



「お、おかえりなさい、…イェジュンさん?」

「あなた、…さっき、…」






「イェジュンッ!」

それを遮ったのはチョンユンホ。
あからさまに面白くなさそうな顔。
──なんだよっ?…でも助かった、イェジュンさんには怪しまれたかもしれない。




「おまえ、もう帰れ。」

「は?」



「今日の仕事は終わりだ、もう帰れ。話は後日聞く。」

「え?あの、」




そのまま上着を脱ぎ捨て、外したネクタイを投げ捨て、……脱いだスーツの道を作りながらシャワーへ行ってしまった。



「ちっ、あの野郎、誰が片付けると思ってんだよっ!」
文句を言いながらひとつひとつ拾い歩く僕の背後で、まだ何か言いたげなイェジュンさんの気配がしたけど無視した。






「……では、…帰ります。」



まだ何か言いたげではあったけど、僕に聞く気がないと思ったのか諦めて帰っていく。
ほっと胸を撫で下ろし、「気をつけて。」とまた笑いかけた。
仕事中にだけ見せる妖艶な笑み。
今まで何人ものターゲットを骨抜きにしてきたそれはイェジュンさんにも効果的で。
戸惑ったように頬を染め、そそくさと部屋をあとにした。




───そう、彼を含め、誰彼となく向けてきたそれを、……なぜか、ヤツにだけは向けれない。
顔を合わせれば憎まれ口ばかりで。
作り笑いをしようとすれば、ぎゅっと胸が痛い。







ヤツに僕の仕事は通用しない、───そう、叔父に言ってリタイアするべきなのに、


───どうしてもそれが出来ない。



認めたくないのに、───チョンユンホの隣で、心地よくなってしまった自分を、

─────認めたくないのに。










そんなこと思っていたらどうにも居たたまれない気持ちになって。
……顔、合わせたくないな、とそのままベッドに潜り込んだ。
といっても所詮ヤツのベッド。
程なくもそもそと。




「チャンミナ?……寝た?」

「………。」



「雷、止んだな?……なぁ、チャンミナ、……少しだけ触れていいか?」






「────触るな、ばか、」




「…なんだよ?起きてんじゃん。」







そのまま滑りこんだシーツの下で、ぎゅうっと背中から抱き込まれた。
驚きで固まる。
潔癖症の僕が、肩を抱かれただけで吐き気を感じる僕が、────嫌じゃない、…そんな驚き。






「今月末、めずらしく連休とれそうだったからさ、…たまにはペット連れて泊まりでどっか行くかって思ってたけど、……もしかしたらどうしようもない仕事、入るかも、」





「なぁ、チャンミナ?───どうしようか、……」







あの時感じた、消えそうなほどの脆さ。
チョンユンホのやるせなさが痛いほど伝わる背中を。



「……ふん、勝手にしろ。」






ひっくり返して、この胸に抱きしめたかったんだ、────本当は。














*****************

拍手コメ
M***様 颯爽と歩くイケメンなカッポー♪
(チャミペンさんなのですね(^w^)新発見)









にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

Comment

point Re: 来た来た

ゆうこさん。

この社会人ユノが3才のチャンミンを引き取る話は私の作品ではありません。
私が好きなホミン小説の話なんです(^^;

2016/12/02 (Fri) 20:36 | えりんぎ★★ #C49ncsqo | URL | 編集 | 返信

point 来た来た

萌えはげそうな事態が来ましたね。
やっぱり私萌えに飢えてるんだわ。
悲しいお話より
ハッピーでユノがチャンミンをギュって抱きしめるとかそんなお話が好きなのかもしれません。
単純!

コメ返で、社会人になったばかりのユノが3歳くらいのチャンミンを引き取って育てるお話。
というのありますが、
なんだろ。
エロイチャコラがないお話なんでしょうか。
そのうちわかりますね、楽しみ。

2016/12/02 (Fri) 08:16 | ゆうこ #EACDacMQ | URL | 編集 | 返信

point Re:

おはようございます!
お互い惹かれあってるのに、でもその想いをまだもて余してるの。
そんな微妙な関係に萌えますよ、私(〃∇〃)
例の。
社会人になったばかりのユノがいろいろな事情でまだ3歳くらい?のチャンミンを引き取って育てるお話。
このチャンミンの可愛さときたら!
ユノはチャンミンに癒されて、大変だけど充実した生活。
チャンミンはとにかく天使ちゃんなので。
純粋で純情で賢いの。
そしてユノを好きで好きでたまらない!
そんな2人が幼児から小学生、中学生を経て、高校生になるころには家族としての愛情以上の想いをお互い持っちゃってるんですよね。
だけどもちろん言えない。
お互いの幸せを祈りつつ、本当は自分が幸せにしたい、ってお互い思ってる、そんなお話(^w^)

2015/05/13 (Wed) 08:12 | S***様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/05/13 (Wed) 05:59 | # | | 編集 | 返信

point Re:

ありがとうございま~す(#^.^#)
ユノ、セクシーですか?ウレシー
いつも自分の好みのユノになっちゃいます(〃∇〃)
ユノに何言わせよう?とか、セリフ考えるのが楽しい♪

2015/05/12 (Tue) 17:42 | こ*様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/05/12 (Tue) 11:22 | # | | 編集 | 返信

Post Comment

(設定しておくと後でPC版から編集できます)
非公開コメント