HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

好きと言えたら…~ビョーキかもしれない~6

































ユンホside



せめてもう少し片付けておけばよかった。
今朝資料を探すのにひっくり返した部屋はいつにも増して乱雑で。



「…ひどい、…」


呆気に取られたように呟くチャンミン。
そりゃこんな部屋見せられたらいろいろ萎えるよな、と後悔しても遅い。


「チャンミン?」
突っ立ったままの腰に腕をまわし引き寄せようとするけど、
「ちょっとだけ片付けたい、…です。」
俺よりか目の前の惨状に意識がいっちゃってるみたい。



「…ごめん、一緒に片付けてくれる?」


とにかくこの部屋をどうにかしないことには多分、…触らせてもらえない。
さっきまでの甘い雰囲気が嘘のように腕まくりまでして掃除モードのチャンミン。



「ユンホさん、…エプロンは?」
「ああ、…」


実家用と俺んち用とをプレゼントした。
いい感じに使い込まれてく実家のエプロンに対していつまでも新品だったけど、最初に使われるのがこの状況でしかも掃除とは。



手際よくゴミを集め本を整理していく背中を眺めながら悶々と、でも今やるべきことはこれだと自分に言い聞かせながら俺も片付けた。






「はあ~、やっとキレイになりましたね!」
満足げにやっと空いたスペースで足を伸ばすチャンミン。
「ありがとな、…汚れたろ?風呂入れよ。」
下心なしで素直に言ったつもりだったのに。


「…チャンミナ、…?」


「……////」


そんな下心満々で真っ赤な顔されちゃあさ。





両手を後ろにつき両足を伸ばした無防備な格好。
隣に膝立ちしてチャンミンの顎を掬う。
見上げる眸は少し潤んでるようで。
埃のせいじゃないよな?
俺がそうさせてるんだよな?


そんなこと、確認するのも変だし。
無言のまま、ゆっくりと唇を重ねた。


「…ハァ、…」
微かに漏れた吐息に焦る。
無邪気に笑うチャンミンしか知らない。
それがこんなの、…駄目だろ、




ぐっと力が入ったのを当然気づいて分かりやすく動揺するチャンミン。
キョロキョロ彷徨う黒目にくるんとカールした睫毛が揺れる。



ドクンドクンと大きく波打つ心臓。
まだ夜は長い、…クリスマスイヴ以来2人きりなんて初めてで。



「ユンホさん、…僕、初めてです。」
「え、…」
「男の人と、…その、キスだって、…ユンホさんだけだし、…///」



チラッと俺を伺い、また伏せられた眸。
耳から首筋とチャンミンを縁取るような赤。
俺の心臓、もつかな。


「前に、…そういう店の取材へ行ったって話、覚えてる?」
「…はい、…吐き気がしたって、…」



あの時は俺の横顔が兄貴に似てるってチャンミンがつぶやいて。
どうしようもない苛立ちのままチャンミンを傷つけたんだった。
あの頃にはもう、…好きで。
行き場のない気持ちを隠そうと苦しかった。



「ん、…この間も同じ店で取材してさ。つい聞いちゃったんだ、男相手によくしてやる方法。」
「は?///」
「…誤解されて、逃げるの大変だった。」
「っ、も、ばっかじゃないですか?」



ん、馬鹿だな、俺は。
鹿の腹巻きに触れればそれだけで罪悪感を感じて手を引いてしまうのに。
チャンミンを食べてしまいたい衝動だけがどんどん膨らんで、ごまかすようにわざと素っ気なく接してみたり。




「──臆病なのに必死な虎さん、ですね。」



そんなふうに笑うから、
俺はまた堪らない気持ちになるんだって、



「絵本と一緒、…鹿が虎に言うんだ。『臆病ですね』って。」
「…それで、…?」



「キス、する。」
「鹿が?」
「ん、…虎にキスするん、…っ、///」



チュッと一瞬重なった唇が照れくさそうに緩んで。


「──しちゃった///」


なんてさ、


虎はそこで初めて『好きの気持ち』を知るんだけど。
俺はもうどうしようもないくらい自覚しててそれでも、───ビョーキかもしれない。


だからさ、


「抱いていい?……チャンミン。」













これからする行為のための準備のようで、順番に入る風呂さえ照れくさくて。
遠くでシャワーの音を聞きながら寝室を片付けたり、結構前から用意していたローションやゴムをさりげなくベッド脇に置いてみたり。



「シャワー空きましたよー、///」
ひょこっと寝室ドアから顔を覗かせてパタパタとリビングへ戻っていく。


突っ立ったままの背中へ、
「冷蔵庫勝手に開けて好きなの飲んでいいからな。」


「───寝室で待ってて。」


そう声を掛けて急いでシャワーへ向かった。






「あー、…最後のセリフは余計だったか?」


ぬるめのシャワーを勢いよく浴びながら、目を離してしまうこの時間を不安に思う。
寝室で待つように言ったけど。
寝室に堂々と置いてあるセックスのためのアレ。


あんなの見ちゃって。
怯んでこの隙に帰ってしまうという最悪のシナリオが浮かんだり。
どこかポヤッとしたチャンミンが、そもそも食べてもいいってのと抱くってのとセックスと、全部をイコールで考えてるのか疑問に思えてきたり。



やっぱりドクンドクンと心臓がうるさい。


───こういうビョーキも、あるんだ。














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Comment

point Re: タイトルなし

かず**様。

こんばんは~
アメブロで書いたお話のなかで、こちらは2人が結ばれてないなぁなんて思ったのが番外編を書くきっかけでもあります。
ゆる~いですけどね(〃ω〃)

2016/04/25 (Mon) 23:10 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/04/25 (Mon) 21:43 | # | | 編集 | 返信

point Re: こんばんは♪♪

カプ**様。

こんばんは!
おぉ~、そうですか!(//∇//)イイナー♪

もし良ければ、ぜひぜひ『チャンミン話』教えてください!
できれば公開コメで!
こちら覗かれてる方も結構みえるので、とっても嬉しいと思います(〃ω〃)

楽しんできてくださいね!

2016/04/25 (Mon) 19:33 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Don**様。

こんばんは。
いつも丁寧な感想をありがとうございます。
見たままそのものを書くのではなく、ちょっと捻った表現が好きで。
ちゃんと伝わってるか心配ではありますが、Don**さんはちゃんと分かってくださっていて嬉しいです。

tai***さん、そうですよ(*^^*)
Don**さんのお祝いの言葉、私にしか伝わりません~f(^^;)

『笑顔の絶えない素敵な1年になりますように!』

あ、書いちゃいました。
tai***さん、見てくださるといいなぁ。

2016/04/25 (Mon) 19:29 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/04/25 (Mon) 17:29 | # | | 編集 | 返信

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2016/04/25 (Mon) 08:47 | # | | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

tai***様。

おはようございます!
tai***さん、おめでとうございます\(^o^)/
慣れない環境への戸惑いも多いと思いますが、健やかな1年をお過ごしください~(^o^ゞ

おめでとう!は朝言わなくちゃ!ってことで、あと3分で家をでます。

こちらのユノはひそかにモテるし女性と付き合ったこともあると思いますが女慣れはしていないイメージです。
なんだか初々しいですね(^w^)
この読んでる方が恥ずかしいんですけど?f(^^;)ってイチャイチャが好きなんですねぇ、私。
ニヤニヤしながらお付き合いくたさい♪

ては、行ってきまーす(^o^ゞ

2016/04/25 (Mon) 07:28 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

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2016/04/25 (Mon) 06:23 | # | | 編集 | 返信

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