HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

好きと言えたら…~ビョーキかもしれない~7



































「食べたくて食べたくて、…でも鹿を失うことを想像しただけで苦しくて。
自分はビョーキかもしれない、って思うのよ。」







初めて入るユンホさんの寝室。
ユンホさんちだって数えるくらいしか来たことないのに。


僕がシャワー浴びる間に急いで片付けたらしい跡が無理やり端に積み上げた雑誌だったりクローゼットの隙間からピロンとはみ出た服だったり、あちらこちらで見え隠れしてるのが可笑しい。


普段から落ち着いてどちらかと言うと物静かなタイプ。
そんなユンホさんの焦ったり必死な姿を、今夜はたくさん見れた。




───食べてしまいたい、…とか。


それ、僕も一緒で。
イジュンさんを好きだった時は、ただ憧れの人をもっと知りたかった。
彼の視界の中に入りたかった。


それがいつの間にか不器用な優しさに惹かれ、僕のなかはユンホさんでいっぱいになった。


触れたくて、
触れられたくて、
男の人にこんな感情を抱いたのはユンホさんだけ。


僕もね、…同じだよ?


家族のような兄のような貴方もいいけど。
時々チラリと現れる、切羽詰まったような剥き出しの雄、そんなユンホさんが欲しいんだ。





「っ、あ、…///」
それでもさすがに堂々と置かれたアレやソレは恥ずかしくて。


こういうのって枕の下とかに隠すものじゃないの?なんて思うけど。
そんな正直なところもいい、…ってことにしておこう。




ふと壁に沿って積まれた本のなかにそれを見つけた。
ユンホさんが書いたとは知らず僕が好きだと言った、───虎と鹿の。


壁に頭をぶつけそうな窮屈な格好でペラリとめくる。


そう、…ここ。
鹿が月にお願いするんだ。
続けざまに襲われて、もうダメだ!って覚悟した森の奥。
それはぶっきらぼうに、…結局助けてくれたのか、すぐには分からないほど。
でも。

『もう一度、あの虎さんに会わせてください。』






「…チャンミン、恥ずかしいから見るなよ。」
ページをめくろうと伸ばした手を覆うように止められて。
そのまま、パタンと閉じられた。


「僕、この絵本の絵も好きなんです。」
「絵はね、残念ながら俺じゃない。」
「うん、…でもユンホさんの文とぴったりで、…もしかして仲、…いいんですか?」


つい思ったまま言っちゃって。
背中から覗きこんでいた人が一瞬固まった。


「チャンミナは、もしかしてすっげぇヤキモチ妬き?///」
なんてそれは嬉しそうに。
悔しいから僕も。
「ユ、ユンホさんほどじゃないです!だってあんな、…お兄さんに殴りかかりそうなほど、…っ、」


あからさまな嫉妬が本当はすごく嬉しかったんだけど、…って、それは最後まで言わせてもらえなかった。













「…っ、ん、…ユンホさ、…」


優しく啄むようなキスが何度も降ってきて。
僕もお返しにと何度も顔を寄せる。


「な、…ホントに居なくならない?」
「…?」
「食べてもいいって、…抱くってこと。俺とセックス、できる?」
「…っ、…///」


いちいち言葉にしなくていいんじゃないかと思うけど。
でもユンホさんって、…こういう人。
あの家で居づらくならないよう僕を最優先してくれる。
大事にされてるって、肌で感じる。


───だから僕も伝えなきゃ、




「…僕が貴方を欲しいんです。」



「チャンミン、…」





きゅっと寄った眉根。
愛おしげに細めた眸には僕だけが。
嬉しそうに持ち上がった、そのやたら色っぽい唇を僕にだけ頂戴?



ユンホさんの後頭部へ腕をまわし、ぎゅっと抱きつく。
顔を寄せ耳たぶをパクリ食べちゃって、
「大好き、…!」
どさくさに紛れて息を吹きかけながら。



「チャ、…っ、おま、…~~っくそ!///」



言葉にならない言葉を発しながらグシャと自分の髪を掻きむしり頭を垂れる。
何ごと?と思った僕はやっぱり幼いのかな。
再び目線を合わせたユンホさんはすっかり兄っぽさを捨て去って、



「チャンミナ、覚悟しろよ?」


───壮絶に、雄だった。










「っ、…ん、…ゃあ、」


無意識にずり上がる体をぐっと戻されて。
汗やアレやソレとか、ベタベタなのを構わず抱きしめられる。


「痛、…っ、はぁ、…ユンホさ、…」
「ん、…もう少し、我慢な。」


一度スイッチが入ったら止めるつもりはまったくないようで。
何を言ってもいっこうに怯まない手。
僕の中で蠢く指にしかめた眉間をベロンと舐められ、「…もう少し、いいとこ探してやるから、」とか。


何を言ってるのか。
どろどろに蕩けた頭と体では必死にすがりつくのが精一杯で。


ビクンと痺れるような快感がユンホさんの言う、いいとこなのか。
それすら翌朝になってぼんやり思いだしたくらい。



僕はただ僕のなかに圧し入る熱を愛したくて。
切なげに吐息を洩らす人と深く繋がりたかった。




「チャンミン、…チャンミナ?」
油断すれば飛んでしまいそうな意識を大きな手で戻されて、
「ん、…はぁ、…ユンホさん、…」
「痛いか?ごめんな、」
脂汗でじっとり滲んだシーツ。
その隙間から僕の背をゆっくり撫でる。



こんな繋がった状態で。
ここへきてやっぱり優しいユンホさんが顔をだす。



「…大丈夫、…」
もっと自分のことだけ考えたっていいのに、と思う。
それなのに、
「俺は、…おまえを良くしてやれてる?」


そんなに優しい眸で、
そんなに甘い声で言われちゃったら、



「───ユンホさん、大好き。」



泣けてしまいそうなくらい、好きが溢れるんだ。







埋められた熱を閉じこめたくて、
肩に引っ掛けられた両足をぎゅっと巻きつけた。
そのままユンホさんの後頭部を引き寄せ、合わさる胸と胸。



「っ、…チャンミン、…絞めるな、…」



掠れたような艶かしい声を、意味が分からないのに聞き惚れちゃって。



「ん、…っ、ばか、…うっ、…///」



どうやらそれは逆効果だったらしい。
ビクッと一瞬強ばり、僕の中で波うち弾けるのが分かった。 



僕はというと。
その一瞬のユンホさんの表情が普段絶対に見れないほど蕩けていて、浮かれるほど幸せで。


「…も、1回、…」───見たい、とか。
ついうっかり口に出ちゃったらしい。




「あ゙ーーっ!///」
「ユ、ユンホさん?」
手のひらで額を覆い天井を見上げ唸ってる姿は最近どっかで見たばかり。



「あ、明日、仕事だろ?キツイのはチャンミンだから、駄目///」
「あ、…じゃ、今度。」


これが最後ってわけじゃないよね?
そうニッコリ笑えば。


「ったく、…ホント、無邪気な煽り鹿だな!///」
なんて怒ったように。
っていうか、…ソレなに?




でもいいや。
真っ赤になって顔を背けるユンホさんが、いつになく動揺してて。
そうさせてるのが他の誰でもない僕だということが、こんなにも幸せだから、────。















にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

Comment

point Re: お久しぶりです(*^^*)

とも***様。

お久しぶりです(^o^ゞ
読み返してくださったんですか?
もうね、好きと言えたらも昔過ぎてf(^^;)
雰囲気も文章も変わっちゃってるので難しいですね。
違和感なく読んでいただけたなら嬉しいんですけど。。。
コメントありがとうございました。

2016/04/26 (Tue) 19:27 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

りょん****様。

わざわざありがとうございます~(*^^*)
チャンミンは私にとって可愛いの塊なんです。
毒舌吐いても、不用意な発言しちゃっても、気持ちがホントに綺麗。
やっぱり可愛いの塊ですよ(^w^)

2016/04/26 (Tue) 19:23 | えりんぎ★★ #YH4WXgqU | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

Don**様。

こんばんは~
わざわざ公開コメントにしていただきありがとうございます(*^^*)
Don**さんもユノとチャンミンに名前を呼ばれたと?(〃ω〃)
えっと、楽しみでしょうがないんですけど?
私、9月です~
鬼リピ報告できるといいんですけど~(^w^)

いつも丁寧な感想をありがとうございます。
と言いながらいつもユノ溺愛に落ちつくDon**さんですね♪

2016/04/26 (Tue) 19:21 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/04/26 (Tue) 19:07 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/04/26 (Tue) 19:04 | # | | 編集 | 返信

point

えりんぎさん、こんばんは!

tai***さんにお誕生日のお祝いの気持ちが届いて良かったです。考えてみれば、えりんぎさんのお手を煩わさずに公開コメにしてお祝いすればよかったのですね。失礼しました。
ユノとチャンミンが名前を呼んでくれる企画、私もいろいろ妄想しながらもう鬼リピでした!幸せなんてもんじゃないですよね?(笑)来年も是非やって欲しいです。

『きゅっと寄った眉根』→ユノが時折見せる、眉根を寄せて切なく壮絶に艶っぽい表情が大好きです。あんな表情で見つめられたらキュン死間違いなし!チャンミンの心をも鷲掴みですね?
チャンミンの『家族のような兄のような貴方もいいけど。〜そんなユンホさんが欲しいんだ。』という想いが伝わったように、ユノが『再び目線を合わせた〜壮絶に、雄だった。』となる流れがいいですね(*´艸`*)
で、雄になり、繋がってもからも、何処までも何処までもチャンミンを大事にし優しい虎ユンホさんが愛おしくてたまりません。

2016/04/26 (Tue) 18:31 | Donママ #- | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

かず**様

こんにちは~
かず**さんこそ、毎日のコメントお疲れさまです(^o^ゞ

濃厚ではなく緩~いエチですf(^^;)
元々の本編もやっとキス?って感じで終わってますもんね。
色気には欠けますが、ほっこりしていただけたら嬉しいです♪
ありがとうございます(*^^*)

2016/04/26 (Tue) 17:51 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

tai***様。

こんにちは~

はい、無邪気に煽るチャンミン好きなんです(〃ω〃)
ありがとうございます~

ところで、昨日のコメントへ書き忘れちゃったんですけど。
バースデーに音声つきメッセージが頂けるの?
メールじゃなくて?
そして24時間の期限とかあるんですか?
(ごめんなさい、何も知らないですね、私ってば)
しかもユノとチャンミンの声!(//∇//)
うっひゃ!
私、9月ですけど?楽しみー(〃ω〃)
どんな声なんでしょ?
あのゲームの台詞、チャンミンはいいんですけど、…ちょっとユノが、…(棒読みすぎて、…f(^^;))

それにしてもtai***さん、時差の計算を間違えるとは(;゜∇゜)ザンネン
来年もぜひサービスお願いしたいですね~


私は、清流のように清らかで葦のようにしなやかで強いチャンミンの声も好きですが。
やっぱり掠れたような甘いユノの声が好きです。←ユノペンなので(^o^;)
そして2人の声が織り成すハーモニーが一番好き!
お互いがお互いを必要としてピッタリとはまるんです(//∇//)

tai***さんにはチャンミン目覚ましがあるからいいじゃないですかぁ~v(^o^)

2016/04/26 (Tue) 17:47 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: はぁ〜💓

michi***様。

ほっこりエロ。。。ありがとうございまーす(^w^)
細かい描写が上手く書けないので、ついついお喋りになってしまう2人ですf(^^;)

2016/04/26 (Tue) 17:22 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point Re: タイトルなし

りょん***様。

はじめまして、でしょうか?
コメントありがとうございます(*^^*)

少し可愛く書きすぎ?
こちらのチャンミンは純粋さが特徴なのでユンホさんはお兄さん風なんです。

2016/04/26 (Tue) 17:18 | えりんぎ★★ #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/04/26 (Tue) 12:34 | # | | 編集 | 返信

point

えりんぎさん

こんにちは

「無邪気な煽り鹿」\(//∇//)\
まさにです!!これ、絶妙な表現です!

まずは、ユノとチャミが無事繋がったことに拍手ーっ!!
これからは、これまでと少し違う2人になるのかな?

それから、Don**さんがお誕生日メッセージを下さったのですね。どうもありがとうございます(^.^)
えりんぎさん、お伝え下さりありがとうございますm(__)m

もう、ユノとチャミが名前を呼んでくれるんですよ。
鬼リピですっ!!!
なのに(T . T)
買い物から帰り11時半、最後の30分、また鬼リピしようとビギサイトに入ったら、バナーがない!?!?

。。。。そうなんです。11時までだったんです。
あれだけ、時差は13時間ですぅ〜〜と皆さんに言っているのに、肝心な時に間違えた(T . T)_| ̄|○ ちょっと立ち直れません。。。

来年も同じサービス、ありますか?
深くお願いしたいです(T . T)

2016/04/26 (Tue) 09:08 | taitai #- | URL | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/04/26 (Tue) 07:04 | # | | 編集 | 返信

point 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2016/04/26 (Tue) 07:01 | # | | 編集 | 返信

Post Comment

(設定しておくと後でPC版から編集できます)
非公開コメント