HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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APPLAUSE-告白-3









































「…大丈夫、お互い彼女に振られたばっかで、…こんな慰めあいも、…大丈夫、…今だけだから。」




───それは、僕らに与えられた免罪符。









「…っ、…ユノ、」
「しぃ、…黙って、…」




スルリと伸びた指が僕の顎に触れる。
行き先を探るように下唇を往復して。
止まったと同時に影が覆う。


何度か想像した熱く柔らかい感触に体中が痺れるようで。


「ハァ、…ユノ、…っ、ん、」
「チャンミン、…ヤバいな、コレ。」


お互いの興奮がどんどん荒くなる息遣いで伝わる。
いくら彼を好きだといっても、それがすぐ体に直結するとは思ってなかった。
僕だって男とキスなんて初めてで。
当然、彼だって。
それがこんなに気持ちいいなんて。



もう少し、と。
これ以上は、と。


その狭間で揺れる想いを知ってか知らずか。
隙あらば舌を伸ばしてくる彼に僕が怒って。
それでどうにか一定の距離を保つことができていた。










ちょっとしたきっかけでキスをした。
ううん、違う。
僕が誘ったのかもしれない。



「おまえさ、言っておくけど俺だって1ヶ月前、彼女に振られたばっかだからな。」
そうさらっと言う彼。
彼を諦めると決心したはずなのに、この胸の高鳴りは何なのか。 
つい顔に出てしまったらしく、
「あ、今、ざまぁみろとか思っただろ!」
「っ、べっつに!どおりでいつ来ても女っ気ないなぁと思っただけだよ。」
「っのやろぅ、」
なんてほっぺをムギュっとされて、つい緩む口元を隠すのに必死だったのに。




よく見れば彼女の影を色濃く残す彼の部屋。
周りの視線を気にせずイチャついたベランダのスリッパだったり。
ペアのマグカップや皿。
花柄のスタンドミラーだって彼が使うとは思えない。


それはすべて彼の未練のように思えた。
彼女を忘れられなくて、だから僕みたいな傍迷惑なヤツでさえ構って気を紛らせようとしてるんだって。




彼は優しい。
でもその優しさは時にひどく曖昧で。
彼は、相手の行動、言葉ひとつひとつに意味があることを考えちゃいないんだ。








そして、それを痛感させられた日。



「ん、…ショーモデル抜擢のお祝い。好きなのかなって探した。結構高いな、…ごめん、だから3本だけ。」


さも得意気に差し出された3本のブルーローズ。
僕を喜ばせようと期待に満ちた眸。
分かってる、僕がすべきことは。
「ありがとう。」と彼の誠意を笑顔で受け取ればいいだけなんだ。






でもね、ユノ。
僕はやっぱり貴方が好きで。
それはもうどうしようもないみたい。


未練たっぷりの物に囲まれて、貴方は寂しさを埋めたかった。
しつこくまとわりついてきた男の僕でもいいと思えるくらいに。




なんてことないように貴方の胸ポケットへ挿した1本のブルーローズに、実は切実な想いがこめられていたなんて貴方にはどうでもいいことだろうし。
3本の薔薇を贈る意味だって知ってるはずもない。



「っ、…ユノの、…ユノの馬鹿、…!」



思わず出た言葉に驚きで呆気に取られる貴方。
ごめん、…でも、もう無理みたいだ。


貴方が優しく愛撫してくれた夜。
貴方にとっては男同士の他愛ない戯れも。
僕にとっては、かけがえのない恍惚のひと時で。



「…綺麗、チャンミン。」


そう囁いた貴方を。
諦めるなんて、できそうにない。


それこそ傍迷惑な僕の一方通行だから、もう会わない。


───会えないよ、…ユノ。










※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます。『ホミンを愛でるAli の小部屋』




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