HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-4





         




   





 



















彼と会うようになってから僕の涙腺はおかしくなっちゃったみたいだ。




「会いたかった、…チャンミン、…会いたかったんだ。」




真っ直ぐな眸でそんなこと言われちゃったら。
影でコソコソ好きでいる自分が恥ずかしくなるくらい。
彼の『会いたい』がどんな会いたいであっても、もう隠すことはできなくて。



ポツリポツリと告白。
相変わらず涙は止まらないし。
不思議そうにしてるあなたの眸に映るのは、…戸惑い?



「ずっと俺を見てたんだろ?」


そんなにハッキリ。
…悔しい、当たりだけど悔しい。
それに僕の《ずっと》はストーカー並みの《ずっと》だ。
絶対に引くよ。




ユノは何も分かっちゃいない。
出会いも。
再会も。
さりげなく渡した1本のブルーローズにだって。
すべて、すべてに意味があって。
それは全部、『あなたが好き』に繋がってるんだって知ったら、きっと。








「3本の薔薇を贈るのは『愛の告白』って意味なんですよ、って。」


「それでいいと思ったから、───ってだけじゃ、答えになってない?」


照れくさそうにフニャリと口角をあげ、
まっさらで濁りのない視線を向ける。
ねえ、適当に言ったら後悔するよ?
食って掛かる僕へ、怒るどころかどんどんだらしなく口元を緩めて。



「チャンミン、好きだよ。」
そう言った時だけ真剣な顔で。
僕の答えを促すようにそのままじっと見つめるから。
「僕も、…好き。」


やっと、言えた。



ちょっとおいで、と呼ばれゆっくり戻る僕の腕をもどかしそうに引っ張る。
案外せっかちだな。
文句を言おうにもあっという間に唇を塞がれスルッと舌が滑りこんできた。
最初は撫でるように、そのうちねっとりと絡みつくそれは、僕がずっと欲しかったもので。



ユノが言う『恋人のキス』にうっとりと、しばらく会わなかった時間を埋めるように、それはいつまでも続いた。













───ということは晴れて恋人同士になったのか?と聞かれれば、僕はなんだか微妙だった。







ズズゥ、…ズルズル、…



「ユノはさぁ、あっさり塩味ですよねぇ。」
「は?俺の醤油味だぞ。」


これはいつものようにフラリと来て、ユノんちで飲んだあとシメのラーメンを食べながら。
あれから特に何か変わったわけでもなく。
相変わらずユノと飲んでは泣き上戸を発動してユノへ絡む日常だった。


お互い連絡先を交換したけど、僕は変わらず適当にフラリと来たし。
ユノからお誘いの電話があるということもなかった。




「あ、そう言えばおまえさ、昨日もここへ来た?昨日は仕事で飲みがあって遅かったんだ。」
ハフハフと額に汗を滲ませラーメンから視線を外すことなく言う。




「…べつに、…来てない。」
ラーメンのスープをズズッと啜りながら僕もそこから目を離さなかった。


「ん?」
「な、なに?」


ふいにユノの手が僕の耳たぶを包む。


「な、な、なんですか?///」
「くっ、…嘘ばっか。」
「はぁ?///」


なんだよ、そのしたり顔は!///
お互い好きだと言った日から、ひと月。
いや、正確に言うと昨日でちょうど。



「やっぱ来ただろ?昨日。」
「ぜ、全然、…っ、全く!」
「嘘、で、その薔薇持ってきてくれたんだろ?」


ニィっと笑ってシンプルな花瓶に挿した5本の薔薇を顎でしゃくる。


「っ、べつに、アレは今日貰っただけだし。」
「っのやろ、嘘ばっか言いやがって!おまえさ、気づいてないの?耳がパタパタすんの、嘘つくと。」
「な、なんだよ、ソレ。怪物じゃん!///」





帯紅色の薔薇を5本。
どうせユノに意味が通じるわけない。
でも、もしかしてコソッと調べるかもしれない。


絶対に追いかけることなかったユノが初めて僕を追った日。
その記念日に贈る花にこめられた意味。





「くっ、可愛いヤツめ!」


僕の首に腕を回しぎゅうっと締める。
それは甘さとは縁遠く、どちらかと言うとプロレス技だ。


「いててっ、やめろよ!」
「ふふ、教えてくれたら離してやるよ。」
「な、なにを?」



思いきり絞められ、ちょっと痛い。
すぐプロレス技をかけてくるユノへは脇腹にコソグリの刑だと手を伸ばした途端、晒した項に柔らかく濡れた感触。




「花言葉と本数の意味、…あるんだろ?教えろよ?」
吐息のようにボソリと言うから。
「花言葉は『馬鹿は死ぬまで治らない』、だよ!」
そんな僕の戯れ言なんて、当然。


「お、また耳がパタパタしたぞ?」
「っ、この!///」


さらにふざけて、結局寝技にもちこまれた。


「1、2、3、──はい、俺の勝ち~!」
「っ、子供かよ!」





ああ、そうだった。
ユノは鳥や木にまで話しかける子供っぽいヤツだった。
男同士で恋人とか、僕だって未経験だし知らないけど。
これってただの男友達じゃ?なんて思いつつ。
不満だけど、…大いに不満だけど。



「昨日はどうしても抜けられない仕事でさ。ごめんな、ちゃんと覚えてたよ、俺も。」


そう言いながら、床に押さえつけられた状態のまま恋人のキスを贈られて。
どんな不満もあっという間に消えていく。


そんな自分が情けないような腹立たしいような。


「…はぁ、チャンミナ、…可愛い、」


それともユノが言うように可愛いのか。



───やっぱり微妙なんだ。













*********************

おはようございます、えりんぎです。


みなさんの予想に反してAPPLAUSEチャンミンsideはこちらで終了です。
ここからが長いんですよぅ(^o^;)
恋人のキスはくれるのに男友達のようなアッサリ塩味ユノと、大いに不満だけど好きが止められないチャンミン。
さて、どうなるでしょう?
と言うことで、明日は鍵記事になります。



いつも拍手やポチっとありがとうございます♪






※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAli の小部屋』





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