HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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Say Hello (9)


































~チャンミンside ~
















そろそろか、とは思っていたけど、案の定叔父に呼びつけられた。
お洒落なカフェや高級ブティックが建ち並ぶ通りを脇に入っただけで、別世界のように寂れた空間が広がる。
それは人生の象徴のようで、通る度に憂鬱になる光景だった。









「───チャンミナ、…私が何を言いたいか、分かるだろう?」





5階建ての古びたビルの3階が叔父の事務所だった。
薄汚れた壁紙が中途半端に捲れて、そこがなぜか口に見えて好きじゃなかった。





「仕事の途中で呼び出すのは反則じゃないの?叔父さん。」


「……仕方ないさ、依頼人が焦ってる。それに、…変な噂を耳にしてね。」







叔父は金には汚いが悪党ではなかった。
善良な市民を陥れるようなことはしない。
ターゲットはあくまで汚職や横領、恐喝まがいの叔父いわく──罰せられてしかるべき人間、なのだそう。
叔父のモットーは《目には目を、歯には歯を、悪には悪を》らしい。
ただ僕がそれを理解するにはまだ未熟で、これが正義とはとても思えなかった。





───それに、チョンユンホは罰せられてしかるべき人間、なのだろうか?



それもまだ、答えはでていない。







「チャンミナ、……まさかミイラとりがミイラになってないだろうな?」


「は?、な、なにを、…」






「チョンユンホはおまえが今まで懐柔した相手とは違う。……相当いい男らしいな、ん?」


「…べつに。」



ソファに座った僕を舐めるように見ては、フンと鼻をならす。




「おまえがチョンユンホと親密そうに歩いてる姿を何度も目撃されてる。
まさか、…惚れてないだろうな?」


「ま、まさかっ、」



ドクドクと心臓が跳ねる。
思いもしない言葉に隠しきれない動揺が滲みでるのか、叔父の責めるような視線が痛かった。






「ふん、──まぁ、いいだろう。
あの会社はチョンユンホの先代が不動産業からのしあがった会社だ。
当然、黒い噂は絶えなかった。
今でも裏社会との繋がりは強固だと見ている。」



「そこで、……今月末、その裏社会との会合があるらしい。依頼人はその会合をマスコミにスッパ抜かせるつもりだ。」



「それをネタに来月の株主総会でチョンユンホを辞任に追いこむ。会社も痛手だが、先代から続く同族を断ち切ってクリーンなイメージへの第一歩らしい。」






ぐっと握った拳に汗が滲む。
月末の会合、───確かに昨夜盗み聞きしたばかりの。


───でも、チョンユンホは行くことを躊躇ってなかったか?


多数決で仕方なく、──
すぐには変えられない、──




────どんなに痛手を被っても変えていかなければならない時だってある。…違うか?
俺は、それが今だと思う。



確かに、そう言っていた。







「その会合は極秘裏に開かれるもので、チョンユンホにしか場所が知らされてないらしい。
その場所を探ってほしい。月末まであと半月ほどだ。───おまえが出来ないなら他に人をやる、……どうだ?」






「出来ます、……たぶん、…僕にしか出来ない。
ヤツは結構慎重派ですよ?叔父さん。」


「おまえならチョンユンホをたらしこんで場所を聞きだせると?」






「────はい。」






こんなときなのに僕は昨夜の背中を包む温もりを思いだしていた。
───たらしこまれてるのは僕の方じゃないのか?なんて、口が裂けても言えないけど。




「それと、…今回はおまえの偽記事で口止め料をせしめるのは無理だな。マスコミが絡んでくるから。」


「はい、……どちらにしてもヤツには僕の文章を読まれてるので、……。」



───どういうことだ?とでも言いたげに寄せた片眉。


大した話でもないけど。
社内報の代筆を頼まれたこと、
前のように雑文を書き散らかして、それを元に小説を書いていることを言葉少なに話す。
主人公がどうしてもチョンユンホになってしまうのはこの際言う必要ないよな。
それよりも聞きたいことがあった。




「叔父さん、今回の依頼人は、…誰ですか?
チョンユンホとはどのような関係性でしょうか?」




何かを見定めるように僕を見つめる叔父。
無理もない、……こんなことを僕から聞くのなんて初めてのことだから。






「チャンミナ、…それは言えない。おまえは知らぬ存ぜぬでいいんだ。何かあったときに、出来るだけ泥を被せたくない、…おまえはちゃんと普通の生活に戻るんだよ。」


「叔父さん、…」






────立て替えた金を体で払え、と嫌がる僕にスパイのような事をさせたくせに、今度は平気でそんなことを言う。
これじゃあ涼しい顔して裏切るなんてこと、……出来やしない。

















重たい足を引きずるように事務所をあとにした。
うらぶれた路地裏から一歩出れば、嘘のように華やかな通り。






────あ、………



見覚えのある車が通りの向こう。
助手席のドアを開ける、───チョンユンホ。
ふんわり風に舞うスカートを気にしながら出てきたのはあの日のお嬢様で。
僕には見せないちょっと気取った表情。
楽しそうにはしゃぐ彼女。


スッとヤツの左に絡んだ腕、自然に重なるその背中を。



通りの裏と表をみているようで、……果てしなく遠いヤツへの距離に、────ただ立ち尽くすだけの僕。


















******************

こんにちは、えりんぎです(#^.^#)
いつもコメントや拍手、ポチっとありがとうございます💕
ところで、拍手1万回が目の前ですよ~(〃∇〃)
すごいすごいっ‼
もし1万のキリ番押された方がみえましたら、リクエストで何か書いてみようかなぁ、と思ったりしてます(^w^)
ご一報ください💓
《追伸》リクエストは簡単な設定をお願いします。なお「ユンホの言葉攻め」とか言われてもご満足いただけるものが書けるかは疑問^^;ガンバリマスケドネ





拍手コメ
お**様  コメントありがとうございます♪
Strawberry candle はちょっと方向性が変わっていくというか。
あ、でも2人が甘々なのはずっと変わんないですよ(^w^)













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Comment

point Re: 毎朝毎晩楽しみにしてます♪

ありがとうございます!
いろいろ気を使っていただいてf(^^;
大丈夫ですよ~、今のところ無理せず楽しんでやってます(#^.^#)

2015/05/15 (Fri) 15:31 | さ***様 #nGQxvLy. | URL | 編集 | 返信

point 毎朝毎晩楽しみにしてます♪

先週末くらいにこちらを知って、全部読みました。1日2回更新があるのがとても嬉しくて、朝起きてストロベリーを読んでから、モチベーション上げて仕事に向かってます。そして夜は探偵ミンを読んで癒されてます。残念ながら拍手は10,000をこえてました。
エリンギさん、無理しない程度に、楽しく書ける程度に更新してくださいね。
また明日も楽しみにしています!!

2015/05/15 (Fri) 00:18 | さいとう #YQ5h3kwg | URL | 編集 | 返信

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