HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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APPLAUSE-告白-8


































「ハヌルさんとチャンミンさんですね。ユリさんからお噂だけは伺ってました。本当にお二人とも素敵だから恥ずかしいです。///」


ポッと頬を赤らめ伏し目がちに。
ユリさんもハヌルさんも微笑ましそうに笑ってる。


僕は。
じんわりと握った手のひらに濡れた感触。
変な顔をしてるかもしれない。
それが気になって気の利いたことひとつ言えなくて。



かなり遠巻きに見てたから。
もしかして人違いかもしれない。
それでも何度も何度も見かけた人。


ベランダで洗濯物を干す姿。
ユノとふざけて笑いあう姿。
柵に背を預けて覆い被さるユノを抱きしめる姿。
くるんと巻かれた栗色の髪がユノの長い指に絡まる、…そんな姿を、




「あ、僕、社長に呼ばれてたの忘れてました。
行かなきゃ!」


わざとらしいくらい慌てて席を立つ。
ハヌルさんの顔は見れなかった。
きっと変に思ってるだろう。


ぐいっと珈琲を一気飲みしてチケットを置く。
一歩踏みだした足をテーブルに引っ掛けよろけそうになったのも構わず意識は外に出ることだけに向けられていた。 



「…っ、チャンミナ?」


呆気にとられ、やっと口に出たっぽい呼びかけも無視して。
動悸がすごい。
あの頃いつも見ていた風景が一気にフラッシュバックする。
こんなに動揺するなんて。
こんなにショックだなんて。






店を出たところで誰かにぶつかり、それすら軽い会釈だけで夢中で急いだ。
何を急いでいるのか。
追ってくるユノと彼女の仲睦まじい記憶から逃げたかっただけ。



「っ、チャンミン!」


ぐっと腕を取られ。
上がった息遣いで振り向けば、聞き慣れた少し掠れた甘い声、───そこにはユノが居た。



「……ユ、ユノ、…?」
「さっきぶつかったのに気づかず行っちゃうからさ。どうした?顔色悪いぞ。」


「どうして、こんなところに、…」


外で偶然ユノに会ったのは初めてだった。
しかもこんな事務所の近くで。


「あ、ああ、最近この近くの会社と大きな仕事が、ってそんなことはいいから、おまえこそどうした?具合でも悪いのか?」


僕の腕を掴んだまま、心配そうに覗きこむ。
こんな偶然、本当なら嬉しいはずだけど。
すぐそこの店にはユノの元カノがいる。
会わせたくなかった。
そんな偶然はいらない。



ぐるぐると頭ん中が渦巻いて冷静に返事することもできない。
背後に気配を感じて、パッとユノの手が離れた。


「チャンミナ、突然どうしたんだよ?」


背中に触れるほど密着して僕の耳元でそっと囁く。
「ハヌルさん?」
ああ、ハヌルさんでもマズイ。
イケメンに目がないハヌルさんがユノを気に入らないわけがない。
紹介しろと言われるのも嫌だったし、僕の好きな人ですとカミングアウトする気もなかった。


「なに?知り合い?」


スッとユノへ向き合う。
僕が突然飛び出したのを怒っているのか、浮かれた感じではなく。


「あ、はい。えっと、…同じマンションで、…」
「あー、ご近所さん?」


えっと、そんなに薄い関係じゃないけど、ハヌルさんにユノとの仲をアピールしたところでユノを紹介しろと言われるのがおちだ。
「…まあ、」とだけつぶやく。


「チャンミン、…誰?」


今度はユノ。
ユノまでなぜか強張った声色。
もしかして野性的勘でハヌルさんに危険信号を感じたのか?


「あの、事務所の先輩でハヌルさん。」
「──そう。」


なんだ?
爽やかの代名詞のようなユノがいつまでも仏頂面だ。
じりじり前に出てくるハヌルさんは僕へ体当たりでもするつもり?


いつハヌルさんがユノをナンパするかとハラハラしつつ、いつまでもその様子がないことに安堵した。
イケメン好きのハヌルさんだけど、すべてのイケメンがハヌルさんの好みに一致するわけじゃないらしい。


ホッとしたのも束の間、
「ほら、もう事務所へ戻るぞ?」
肩に腕をまわし向きを変えようとする。



「あ、…じゃあ、ユノ。」
「あ、ああ。」



僕の頭ん中は、
一刻も早くここから立ち去ってもらいたいとか、
間違っても珈琲飲もうなんて考えるなよとか、
そんなことばかりで。


めずらしくユノの怒った様子にまるで気づけないでいた。










※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAli の小部屋』






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