HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-15


































「ユノ、…来てたんですか?」
「ええ、珈琲飲んでちょこっと喋って帰っていったわよ。」


あれ以来ユノは仕事で近くに来るとカフェへ寄るようになった。
ユリさんは目の保養だわと喜び、多分彼女も。
僕はここで働いてるわけじゃないからそうそうユノとは会えない。
はっきり言って面白くない。


「先に来てたハヌルさんと喋って、さっき帰ったばかり。残念?チャンミナ。」
「や、っ、…べつに!///」


思いっきり顔にでてるのが自分でも分かるから恥ずかしい。
べつにわざわざこんなところで会わなくたって家へ行けばいいことなのに。


「マンションが一緒で仲良くしてるんだってね。知らなかったわぁ、チャンミナにあんな格好いいヒョンがいるなんて!」
「べつに、っ、…///」
「うふ、チャンミナ可愛い!」
「////」


意味ありげに笑うユリさんへ、ユノはなんて話してるんだろう。
まさか全部話してるわけないだろうけど。




僕が酔っぱらってユノんちの玄関前でうずくまってたとか?
やめてよアレ計画的犯行なんだから。
それに家に来ては酔っぱらって大泣きしてくとか?
それこそ言うなよ。
あれはユノの前だけなんだ。






逃げるようにカウンター席に座るハヌルさんの隣に腰をおろした。
あ、ハヌルさん、機嫌悪そう。
チラリともこっちを見ない。


まあいいやと珈琲を注文して手元にあった雑誌を開く。
ペラペラめくったページにドンとハヌルさんの手のひらが乗っかった。



「ハヌルさん?」
「あのさ、ただのご近所さんじゃなかったの?」
「はい?」
「あいつ、…ユノさん。」


ああそんなことか、と思いながら「そうですよ?」と答えた。
それ以外言いようがない。


「…ふーん。」
若干納得いかないような。
でも下手なことは言えない。
雑誌を持ち上げハヌルさんの手を払った。




「なあなあ、知ってたか?」
まだ何か言い足りなそうに顔を寄せるからスツールごとずらして《雑誌読みたいんですアピール》してみるも無駄だった。


「あっ、ハヌルさん!」
雑誌を取り上げられポイと反対側へ置かれる。


もう、なんだよ!


「あのさ、ユノさんってサランちゃんの元カレらしいな。」
「…ふーん、そうなんですか。」


知ってるし。
元カノが働く店にまめに顔をだす元カレってどうよ?ってムカついてるし。


「しかもさ、サランちゃんの忘れられない相手ってのがユノさんだって。」
「へえ、…」


やっぱりね。
彼女を見てればすぐ分かる。
サランちゃんのサラン溢れる視線にユノだって気づかないはずないのに。


「せっかくさ、サランちゃんにはチャンミナ推ししてたのに。あーあ、元サヤっぽいよなぁ。」
「……。」


さらっと返事すればいいのに、言葉が繋げなかった。
ハヌルさんからそう見えるってことは、ユノもきっと満更じゃない様子なんだろう。




「…どう思う?」
「どうも思わない!」


言いきったところでユリさんまで乱入してきた。
こそっと顔を寄せ内緒話ふうに。


「そうなのよぅ。ユノさんってあっさりした人みたいなのね。あまりに煮え切らないからちょうど職場で言い寄ってきた同僚にふらふらっとしちゃったみたい。」
「あー、そんな感じだよなぁ。」


妙に盛り上がる2人。
ユノのこと、何も知らないくせに。
彼女も彼女だ。
まだここへ来てひと月もたってないのに喋りすぎじゃないか?


「でもやっぱりユノさんが忘れられなくて。同僚と別れて職場も変えて、ここで偶然ユノさんと再会したわけよ。」
「お、運命感じちゃった?」
「そうそう、チャンミナ、あなた愛のキューピッドになっちゃうんじゃない?」



「は、…僕?」



「だってチャンミナが居たからこの店へ入ってきたでしょう?」
「まあ、…」


僕が彼女の出現に動揺して店を飛びだしユノへ見つかった。
完全に僕の失態だ。


「それにユノさんってば、ここへ来るたび最初の台詞は『チャンミンはもう来ました?』よ。よほどチャンミナのことを可愛がってんのね。」
「ま、…まあ、///」


あ、ヤバイ。
素直に嬉しい。


「だからね、そんなヒョンの幸せのためにチャンミナが一肌脱ぐべきだと思うの!」



にっこり笑いながら胸の前でグッとこぶしを握って。
そんなユリさんをどこか遠巻きに眺めながら僕は考えていた。




───ユノの幸せって、…なんだろう、と。











※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAli の小部屋』









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