HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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APPLAUSE-告白-26







































『おい、まさか晩飯も別行動とか言うんじゃないだろうな?』


半分怒ったように電話してきたのは、もう随分日が暮れてからだった。


「さ、さあ?」
「っ、さあじゃねぇ!今どこだよ?」
「えっと、…」
「おい、チャンミナ!」


なんだよ!
そんなに怒んなくったっていいだろ?
自分だけ楽しくデート気分で乗り物乗っちゃってさ。 



ユリさんにつき合って土産ショップに居た僕とユノとは案外近くだった。



「おまえさ、へろへろに酔っぱらって泣いてないよな?」
「っ、そんなこと、…」


ぐだぐだ文句言ってくるユノに僕の方こそ腹が立つ。
ユリさんとハヌルさんと3人でビール飲んで楽しかったけど。
目の前をイチャついたカップルが通るたび、全員ユノと彼女に思えてそれこそ泣いてしまいそうだったし。
ハヌルさんがハマってるゲームをユリさんもやっていて、しかもそれがユノと僕がハマってるゲームって知った時はどんな攻略方法聞いてもユノのことしか頭に浮かばなかった。




「女の子って元気だよな。俺、続けざまに乗りすぎて気分悪くなってきた。」


そんなこと言われて、プチっとキレた。


「ぼ、僕だって火山のアトラクション乗りたかったよ、…馬鹿っ!!」


ブチッ、
そのまま通話を切ってバッグへ投げ入れ知らんぷり。
また電話してきても出てやるもんか。





「チャンミナ?何ひとりで怒鳴ってんの?」
ハヌルさんだった。
スッと肩に腕がまわり、「アレ、乗りたかった?」と目の前のアトラクションを指差す。


「うん、乗りた、…
「チャンミナ!」


声と同時に、──ぐいっとよろけるほど腰を引かれ。


「ユ、…!」
名前を呼ぶより先に、
「ハヌルさん、俺が。」と言う。


ハァハァと走ってきたのか息が荒い。
少し後ろに彼女が見えた。
目を丸くさせて珍しいものでも見たような表情。


さすがにこれはマズイんじゃないかと思えたけど、───でも、嬉しくて。


「乗りたい、…ユノ。」


乗り物酔い気味の人に腕を引かれ、目的のアトラクションまで歩いていく。






「っ、ユノ、…ユノ、」
「なんだよ、…アレだろ?地中から一瞬だけ外へ飛び出すジェットコースター。」


「気持ち悪いんじゃないの?」
「気持ち悪いよ。」
「…じゃあ、」


「でも行きの地下鉄からソレはチャンミンと乗るって決めてたから。」



若干顔色の悪い、でも端正な横顔を眺めながら。
僕はなんだか泣けそうで。


「…もし倒れちゃったらしょうがないから僕がおぶってあげます。」
そう言えば、「なんだ、そりゃ。」とプッと笑う。







これ以上は駄目だよ、ユノ。
本当に離れられなくなる。
好きなのに。
好きだから。
いろいろな感情が渦巻いて、もうきっかけがなければ僕からなんてとても、…






地中の洞窟をうねうねと走る地底走行車。
薄暗いそこは細かい細工が施してあり思わず目を奪われる。
誰もいないのに影がぬっと伸びて思わずユノの袖を掴んでしまったり。
「あっ!」とか「ぅお!」とか、つい声が漏れちゃって恥ずかしい。


でもいいや。
まるで僕なんていないかのように周りの景色に夢中なユノには何も聞こえちゃいないだろう。


地底走行車の動きが急に緩慢になる。
まるで焦らすようにゴトゴトと。
もうすぐクライマックスだと思った瞬間、パァと視界が開け飛び込んできたのはデッカイ満月と塵のような星たち。



「っ、わぁぁ、…///」



まるで満月に吸い込まれそう。
昼間にしか乗ったことなくて。
あまりに幻想的な光景に胸がいっぱいになる。



この景色をユノとセットで覚えておきたいなんて、またも女々しいこと思っちゃって。
でも、チラッと隣を覗きみる。



「…あ、///」



待っていたように僕を真っ正面に見据え。
嬉しそうに笑ったユノの眸は、


────三日月だったんだ。











*********************

おはようございます、えりんぎです。


『地中から一瞬だけ飛び出すジェットコースター(みなさんご存知の)』のくだりがとても印象的だったので。とAliさんが画像を作ってくださいました(〃∇〃)
ありがとうございます~♪
『アレ、飛び出した時の目線は空じゃなくて港の入り江なんだよね~』(妹・談)ってのは、内緒内緒(*^▽^*)ゞ


いつになく思いつくまま書いてまして、ちゃんと纏められるか着地できるか不安ですが。
まあ私のユノとチャンミンの行き着く先はみなさんの方がよく知ってらっしゃいますよね?
今、ちょうど折り返しくらいかな。←まだ書ききってませんが。



ではでは。
いつもたくさんの拍手、ランキングへの応援。
励みになってます。
ありがとうございます(〃∀〃)ゞ




※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』













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