HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

APPLAUSE-告白-29


































腕も足も体中、きっと葉っぱだらけだ。
ガサガサと動くたび音がして。
そのたび、「しぃっ!」と耳元で。


後ろ向きに引っ張られ背中に密着した体。
リズミカルな曲に呼応するような鼓動。
僕の動悸が速いのも驚いたってだけじゃない。





「…ユノ?」
「ん、」
「幽霊かと思った、…絶対に寿命縮んだ。」
「俺も、おまえの雄叫びに寿命縮んだ。」


「馬鹿。」
「ん、…ごめん。」


「…何に対して謝ってんですか?」
「いろいろ。」
「謝るくらいなら触るなっていつも言ってる。」
「だな、…ごめん。」




ヘンテコな会話。
僕の背中にピッタリついて肩に置いた手が少しだけ重い。


足元まで茂った葉がうまく僕らを隠してくれたらいいんだけど。
やはり気味が悪いのか屋敷前を避けて通る人が多く目の前を過ぎる人はいない。
道の反対側からではまず気づかないだろうし、ガサガサうるさい音もパレードの曲や花火の音で消されるだろう。



それでも。
「…僕達、怪しすぎ。」
ボソッと言えば背中の震動でユノが笑ったのを知る。



「違うんだ、…な、アソコ見てみな?」
ユノの指差す方向へ視線を向ける。


本来なら花火が見える方向だと思う。
でも鬱蒼とした茂みに隠され真っ暗でどうってことない。
花火も次々にあがるというより演出に合わせてあがるようで暫く音がやんでいた。



「…ただの暗闇。」
「っ、違うって。もっと左。」


少し目線をずらして、…ああ、アレかな?
枝と葉っぱの隙間がぽっかりとあいた空間。
よく見ればその形が、



───ドーン、と地鳴りのような音。


一瞬でその空間が、真っ赤なハート型に染まった。



「あ、…///」




───綺麗。


真っ暗闇に浮かんだ、迫るような炎のハート。
綺麗、…確かにキレイだ。
だけどこの人は僕に何を言わせたいんだろう。


背後でウズウズ僕の感想を心待ちにされてるのが伝わる。
しょうがないから、「…キレイですね。」とだけ。
待ち望んだように、「だろ?俺の気持ち。」なんてすかさず返され。
僕はもうどうしようもないほど恥ずかしくなる。


嬉しいけど、むず痒くて。
引くほどクサイのに、嬉しくて。


「っ、塩味のくせに、…///」
なんて可愛くないこと吐いて。
何のことか不思議そうにしてる人の手をぎゅっと握る。



僕はこの人が好きだ。
男とか女とか関係なく、ユノという人が好きなんだと心から思った。















「チャンミナ?」


ガサッと枝をかき分け、


「何してんの?」


顔を出したのはハヌルさんだった。






ビクッと跳ねるように硬直した僕の後ろでさりげなくユノが離れた。


「あれ?ユノさん。」


最初から分かっていたくせにわざとらしくそんなこと言う。
僕も何か言わなきゃと思うけどうまく言葉が見つからずただ無言だった。


「一服しにきたら偶然チャンミンと会ったんだ。」
言いながら僕の背を押し茂みから出た。
思ったとおり僕もユノも葉っぱだらけで、パンパンと体をはたき僕についた葉っぱも払う。
「ちょっとした探検してた。」
ニッと笑いながら。


「へえ、…そっか。すぐ戻ってくるって言ったのに遅いから心配になって探しにきたんだけどな。」
「あ、ごめん、…ハヌルさん。」


表情を強ばらせニコリともしないハヌルさんが恐い。


「ユノさん、トイレのところでユリさんとサランちゃんが待ってましたよ。すぐ行ってやってください。」
「そう、…じゃあ一緒に、」


「あの俺、チャンミナに話があるんで先に行っててもらえないかな?」


普段柔らかい物言いのハヌルさんなのに驚くほど口調が固い。
ユノがぐっとこぶしを握るのに気づいて、この険悪な雰囲気はマズイと焦った。



「ユノ、先に行ってください。ユリさん達が探してるなら早く。」
「…チャンミン。」
「すぐ行くから、…先に。」


ハァとため息を吐いてユノが折れた。
すぐに来いよと言いおいて小走りに去っていく背中を眺める。







僕は、ユノがくれた真っ赤に染まるハートの光景を思いだしていた、───。














※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』














にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。