HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-32



































「あのね、すっごく可愛い量り売りのキャンディーを見つけたの。色々な種類の花の形してるから花言葉を教えてほしくて。…チャンミンさん、詳しいでしょ?」



いや、ユリさんの方が詳しいと思う。
そんなこと、彼女だって承知のはず。



「ユノにね、今日乗り物に付き合ってもらったお礼としてあげたくて。キャンディーくらいなら貰ってくれると思うんだ。」



結局これは牽制で。
別れた後知り合った僕という存在の位置づけが気になるようだった。


まさか僕とユノが深い関係だなんて予想もしてないと思うけど、好きな人が自分の知らない間に妙に親しげな弟をつくっていた。
そんなことにすら面白くない気持ち、嫌ってほど分かるから。




「僕もそんなに詳しくないよ?ユノは甘いものなら何でも喜ぶと思うけどなぁ。イチゴの形のイチゴ味ってのが一番喜ぶんじゃない?」
そう言って笑えば彼女も隣で笑った。
少しだけ不自然な笑いだったかもしれない。


「私ね、チャンミンさんには感謝してるの。」
急にそんなこと言い出したから。



「ユノって普段優しいのに肝心なときにどこか冷めててね。あー、必要とされてないなぁって思っちゃったの。私から別れたけどすぐに後悔した。でもユノが何も言ってこないのに私から会いたいなんて言えなくて。」


めあての店に到着しキャンディーコーナーへ向かう。
ユノとの出会いもユノとの別れも聞きたくない。
聞きたくないのに彼女の話は止まらなかった。


「チャンミンさんが居たからユノが店に来て再会できた。それにね、再会してから共通の友達に会う機会があって、…彼に教えてもらったんだ。」






「ユノは結婚を意識してあのマンションの購入を決めたんだぞ、って。」


「あ、…そ、そう…」


「そんなことに勇気もらってもう一度アタックしようって決めたの。…単純かな?」 


「や、…そんなこと、」




良かったじゃないか、って。
それは脈アリだね、って。
言ってあげればいいのに喉の奥が絞めつけられるようで。


呼吸を忘れるほどの痛み、顔の表情がなくなっていくのが自分でもわかる。
それに反してさらに生き生きと止まらない彼女の会話。


僕が彼女をライバル視していたように彼女にとってもそうだったんだと。
彼女の目に留まるようなことを僕は何かしでかしていたのだろうかと、そう思うほどのあからさまな牽制に胸が痛くて。




「ね、ユノに花言葉が通じないのは分かってる。でも私の気持ちを乗せて贈りたいの。どれがいいかな?」



───それを僕に選べと言うんだ。





そこには花の形をした色とりどりのキャンディーが10種類ほど。
薔薇だったりチューリップだったり、…これは向日葵だろうか。


「やっぱり薔薇が豪華に見えるね。あ、コレめずらしい。」
そう手に取ったのは薔薇の青いキャンディー。
「それはやめた方がいい。」
思わず言ってしまった。
不思議そうな顔をする彼女へ、
「不可能って、…そういう意味があるから。」と。



たかがキャンディーと言えど、どうしても嫌だった。
そんなふうに思う自分がもっと嫌で。


彼女との結婚のために用意したマンションだとか。
だからこそ処分できないアレコレとか。
僕を襲う負の感情から逃げたかった。


ユノを好きだと、それだけを心の内に秘めて。
すべての感情を清算してしまえばいい。
ユノの幸せだけを願える自分でありたい。




「…これがいいよ。マーガレット。この花には《真実の愛》っていう意味があって、もう一度やり直したい人へ贈るといいらしい。」
「へぇ、そうなの、…///」


「マーガレットの花びらの数は5枚から20枚で決まってないんだ。子供の頃この花で占わなかった?スキ、キライ、スキ、って。」



嬉しそうにマーガレットのキャンディーを選ぶ彼女を眺め、気づかれないように小さくため息を吐く。



───そして、今日中にユノへ話そうと決めた。










帰りはユリさん主導のもと、ユノが彼女を送りハヌルさんがユリさんを送ることになった。


チャンミンも一緒に、と何度かユノが言うけど、その他の目がみんな僕をお邪魔虫だと言ってる。
「なんならユリさんを送った後、俺がチャンミナを送ってやろうか?」などとハヌルさんが言いだして僕は結局どちらも断りひとりで帰ることにした。






───マンション近くの公園、そこで待ってる。とLINEでひとこと送って。













※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』













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