HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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APPLAUSE-告白-38





































「───やっと元気でてきたか?」




いつものカフェのカウンター席。
一輪挿しにちょこんと飾られたコスモスに秋の気配を感じる。


遊園地へ行ったあの日から目に見えて元気のない僕へ何を言うでもなかったのに。
ひと月過ぎて、今さらそんなこと言うハヌルさん。



「いつも元気ですよ?僕は。」
雑誌から目線を外さず何てことないように言う。


「 最近ユノさん全然来ないし、サランちゃんとより戻したっていう話も聞かないな。」



ハヌルさんからユノの名前が出たのはあの日以来で、ずっと僕に気を使っていた?
で、もうそろそろ大丈夫だろうと?




雑誌を置いてハヌルさんへ視線を向ける。
ニッコリと自分では極上の笑顔で。


「近くに来るついでがなくなったんじゃないですか?先週かなぁ、飲み会にユノを誘ったって彼女はしゃいでましたよ。」



「ぅわ!」
急に伸びた手が僕の前髪をグシャリ混ぜる。
「っ、ちょ、…何するんですかぁ。」
なかなか離してくれない手をシッシッと払った。





「…チャンミナ。」
「はい。」


真剣な表情。 
こういう時は大抵ロクなことを言わないんだ、ハヌルさんは。




「本当に愛しい人は、手に入らないから尊いんだよ、チャンミナ。」
「…はい?」


なに言ってるんだこの人は、と呆れた顔して見れば、「ま、俺のことだけどな。」なんて冗談混じりに。
最近のハヌルさんは僕への気持ちを隠さず言うようになった。
だからと言って何か求めてくるわけでもなく、しつこいくらい彼女をつくれと言うんだ。


だから僕も少しだけ胸のうちを漏らしてもいいかな。



「僕は、…尊くなくてもいいな。馬鹿なこと言ったり、くだらないことしたり。…そばで笑っていてくれたら。」


しんと間があって、…気まずい。
引いちゃった?


「…まあ、でもサランちゃんとヨリ戻すことはなさそうだし、出来れば見えないところで彼女をつくってほしいよな。そのうち男同士の関係に自然に戻るさ。」
なんて、…そう簡単にいけば苦労はないよ。
夏バテしたと、一気に落ちた体重を心配する人へそう言ってるけど。
人って、気持ちで味覚さえ変える。
あんなに敏感だった僕の五感は薄ぼんやりと濁り、何を食べても何をしても響かない。



最近僕とユノが会っていないのはハヌルさんにも伝わるようで、敢えて何も言わず見守ってくれてるのがありがたかった。





「…でもさ、結婚を意識してマンションなんて高価な買い物しちゃうんですよ。相当ですよね。」


それはひとり言のように。
結婚を意識してマンションを買ったという事実はそれほど年齢の変わらない僕からしても相当な覚悟だと思う。
それだけで僕は彼女に敵わない気がした。







「んー、…そうでもないんじゃね?」
「…え?」


素っ気なくポツリと。


「だってさ、あの人からしたらマンションなんて大した買い物じゃないだろ?」
「は?どういうこと?」


意味がまるで分からず、キョトンとしてる僕。
そんな僕にハヌルさんも驚いてるようだった。


「あれ?知らねぇの?俺、名刺貰って、まさかと思って調べちゃった。ユノさんが勤めてる会社は知ってるだろ?建設業界でも大手だし。」
「…あ、あー、…」


知らない。
そう言えば僕はユノのことを何も知らないんだった。
正確に言えば知ろうとしなかった。
現実味のない生活のなかで、幻のような関係を持ち続けたかっただけ。


「ユノさん、その会社の三男坊。あの気楽で頓着しない感じはそこからきてるんだな。まあ、かなりボンボンだからマンションのひとつやふたつ親に言えばすぐ買ってもらえるんじゃね?」
「へ?…えっと、」


なんだ?
なんかすっごい事実を聞いてしまったような。
ユノが大きな会社の息子とか。
あのニンジンスティックをポリポリかじってた人がそんなふうにはとても見えない。







「っ、…失礼だなぁ、」


背後から聞こえた、久しぶりなのにあっという間に僕の聴覚を震わす声。


「マンションは自分で買いました。…ローンですけどね。」


そう言いながら、ストンと僕の隣へ座る。





「───チャンミナ、久しぶり。」



ニコリと、切れ長の眸を三日月型に成して。











*********************

おはようございます、えりんぎです。
『ユノ、このまま行けーーっ!』と思われた方多いかと思われますが、このお話は私の萌えるがまま流れていく話となっております( ̄∇ ̄*)ゞ
というわけで、《お友達編》です(〃∇〃)
友達関係に戻ることがお互いにベストだと信じるチャンミンと「そんなの無理!」と思いながらチャンミンに付き合いつつチャンミンとの距離を埋めようとするユノ。キャーッ(〃艸〃)

なので、Aliさんの画像がまたまたピッタリ!なんですねぇ(*゚∀゚)=3
友達のフリして、でも隠しきれない甘さをお楽しみください♪


では!
いつも拍手やポチっとありがとうございます。








※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』










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