HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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APPLAUSE-告白-40


































───じゃあまた、来週な。



そう言ったユノからその日のうちに電話があった。



「明日、もし暇なら外で飯食わない?」
「あー、…」
暇だけど、…
「世界中のビールと旨い飯の店見つけたんだ、行こうぜ?」
「え、…と」
ビールと旨い飯。
さすがユノ、僕の弱いツボを突いてくる。


ちょっと僕は無言で。
今日の昼間といい、ユノの変化にまだついていけなかった。
「お前が友達付き合いをしたいならそれに乗っかってやるよ。」と言った。
これは、その一環?
お前がって、───じゃあ、ユノは?


肝心なことは何も言わないユノ。
けど、


「うん、は?チャンミナ。」


そんなこと言われたらどうしたって僕は、


「───うん。」
そう言ってしまうのに。



それからくだらない話を少しして。
電話の切り際、
「じゃあ明日な。お前会わないうちにすっげ痩せた。明日は死ぬほど食わせるから覚悟しろ?」
冗談のように笑いながら言う。


「っ、ユノ、ちょっと待って、」
僕は我慢できず、家の中なのに走った。
途中壁に足をぶつけて顔をしかめながら、狭い家の中では早歩きの方が効率的だと知る。


目的は北の部屋で。
目隠しがぼんやり透ける窓。
上から下まで貼りつけたガムテープ。


「どうした?」
不思議そうに言う声を聞きながら、ビリッと一気にテープを剥がした。
「ううん、なんでもない。」
窓枠に残ったテープ痕なんてどうでもいい。
思いきりよく開けた窓の先の先。




───ユノ、……居た。



ベランダの柵に肘をつき、相変わらずタバコをふかす姿。
スマホを耳に当てながらコチラを見てる。
僕を、見てる。



「ユノ、…なんか着ろ。」
ボソッと言えば、プッと耳元で聞こえた。


「そうだな、3本目のタバコでやっと電話できたからさすがに冷えた。」
「っ、…馬鹿、///」
「お、久しぶりにチャンミナの《馬鹿》を聞いたな?」
なんて嬉しそうに笑うから、僕はまたニヤけてしまう。
呆れるほど進歩のない自分が情けないけど。


結構吹っ切れたと。
友達付き合いだと。
都合のいいところだけ抜きだして自分への言い訳にして。


「せっかくだから誰か誘いますか?大勢の方が楽しいでしょ?」と聞いてみる。
「は?俺とお前に共通の友達いたっけ?でも、ハヌルさんは駄目。ってことで、2人でいいだろ?」
当然予想していた反応にホッと胸をなでおろした。


今度こそ本当に通話を切ってユノも部屋へ戻った。
さあビールでも飲んで本を読みながら寝てしまおうとキッチンへ向かう。
気づけば無意識に鼻歌を口ずさみ足取りも妙に軽い。
寝室のブルーローズがくっきりと灰青色に浮かびエリンジュームがメタリックな美しさで青い薔薇を囲む。
途端に色づいた現実に気づかないふりしてベッドへもぐりこんだ。


「───馬鹿は、僕だ。」


そうつぶやきながら。
















いつも僕がふらりと訪ねたから外で待ち合わせって初めてで。
待ち人をそわそわ待つのは好きじゃない。
雑誌で見かけたって人に声を掛けられるのもやっぱり苦手だし。
そもそもこの待ち合わせのメッカで待ち合わせってなんだよ、カップルだらけじゃん。



僕の隣の女の子も反対側の男も落ち着かない様子で、でもウキウキが滲みでて恋人と待ち合わせってすぐ分かる。
何度も時計を確認して目線をきょろきょろさせて、時おり口元が意味なく上がったり。
ユノもユノだ。
店の場所が分かりにくいからって、男友達ならそれらしく現地集合でいいのに。
そしたら今ごろ涼しい店内で180種類もあるというビールのメニュー表片手に何を飲もうか吟味できたのに。



文句ばかりが浮かんで、つい先ほど『ごめん、ちょっとだけ遅れる。』とLINEが入ったから余計。


仕事だから少し遅れるとか、しょうがないけど。
だったらなおさら現地集合にすべきだったとため息吐いて、



「──なにニヤニヤしてんの?」
「っ、…!///」



ぬっと背後から現れたユノに、いきなり顔を覗きこまれた。



「っ、だ、誰が!///」
「ごめん、遅れて。急いで走ってきたらお前がひとりでニタついててビビったけど。」


「ニ、ニタついてなんか、っない!///」
くっと笑って、はいはいと肩をたたく。


「っ、だから、っっ、ニタついてないってば!///」


何をむきになってんだか。
キョトンと丸まった眸が徐々に目尻を下げ、僕の耳をきゅっと摘まんだ。


「チャンミナ~、パタパタしてる。」
「っっ、~~!///」


アハハと笑いながら肩に置かれた手が熱くて。
耳も、当然真っ赤で。



友達友達友達友達、───呪文のように繰り返した。












※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』












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