HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

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APPLAUSE-告白-49


































サランside







「あ、…ぐ、偶然ですね、」


明らかに動揺して、それでも不器用に笑う人。
ちょうどチャンミンさんもマンションへ入るところだったみたい。


「おい、チャンミナ。」


そのあとを追うように大股になった人の腕をぐっと引く。
今は今だけは置いてきぼりは嫌だった。
簡単に今日を決めたわけじゃない。
完全に切れる為に喜んで来たわけでもない。



それが通じたのか、前に出る足を止めたユノ。
「チャンミン、…あのさ、」
何か言いたげに。
でも私がいるから言いにくそうに。


「僕、コッチのエレベーターなんで。じゃあ。」


そんなユノへ小さく笑ってチャンミンさんは何てことないように行ってしまった。
私がここに居る意味を彼は知ってるのだろうか?
でもあの動揺した顔。
少しだけ罪悪感で胸が痛んだ。









花柄のスタンドミラーとエプロン、それにマグカップを用意してきたバッグに入れる。
「スリッパは捨てたけどアレはさすがに要らないよな?」
別に要らないけど、代わりに置かれた倍くらいの大きさのスリッパが寂しい。
よく見ればこの数ヵ月で別の部屋のようになってた。
物が増えたわけじゃないけど、雰囲気が匂いが別の人のものになってた。



「あ、…お気に入りの小説、あれも返して。」
ユノを見れば、窓の外をぼぅっと見てて。
「…ユノ?」
「え、…?」
「だから、小説も返して。」
「あ、ああ、…」



スッと立ち上がりそのまま窓の外を見続ける。
「ユノ?」
「あ、…えっと、小説だっけ?」
ユノの様子がおかしくて。
ぼぅっとしたり窓の外をずっと気にしてたり。


あー、寝室だ、と言うユノの後ろについて背中からそっと覗いた。
チェストの上から目当ての小説を抜きだし、ふと何かが目にとまったよう。
そのまま動かなくなった。




「…ユノ?」
「……。」





目線の先に、アレは、…ドライフラワー?
壁に留められた、くすんだ青い薔薇。
その周りを囲むように同系色の。








「…泣いてるかも、…」
「え?」


ポツリとつぶやいて突然スマホを取り出した。
タップしながら体を翻し急ぎ足で向かう先は、…ベランダ?



「ユノ?」



抜き出した小説はそのままチェストの上で。
居ても立ってもいられないように焦れったく窓を開けて。



「っ、チャンミン!」
「…出ろよ、…くそ、」



きっと私のことなんて見えてない。
何度も電話して、いっこうに出る気配のない呼び出し音を切羽詰まったように聞く。



「あー、っもう!」



どうしたの?と聞きたいけどそんな雰囲気じゃなくて、呼び出し中のスマホをそのまま後ろポケットへ突っ込み身を乗り出したユノ。









「っ、チャンミナーーーーっ!!」





ユノ?
電話に出てくれないからって、直接?
無理でしょ、聞こえるわけない!



そう思うのに。





「チャンミナーーーっ、こらぁ!無視すんな!」


「っ、おい!コッチ見てるだろ?チャンミナ、出てこい!」





大声で。
必死に。
何度も何度も。





こんなベランダからいくら昼間といっても近所迷惑じゃ、と。
ユノを止めようとして、中庭を挟んだ真向かいの玄関が開いたのに気づく。





出てきたのはもちろん、…彼で。
慌てて出てきたのか軽くつまずき、イラッとする様子まで手に取るように分かった。





「っ、ユノーーっ!うるさーーいっ!」



その勢いのまま怒ったように言う。
あ、結構聞こえるんだなんて冷静に聞いてる私がいて。





彼の姿を見て嬉しそうに笑ったユノが大きく息を吸い込んだのもボンヤリ見てた。
そしてユノが思いっきり、今日一番の大きな声で。




「チャンミナ!俺、おまえが好きだぁーーっ!」




なんて、とびきりの笑顔で。












※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』












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