HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-51

































 
ここは玄関前でマンションの共有部分だと、気づいた途端恥ずかしさで頭が真っ白になった。




完全に涙は引っ込み意味もなくジタバタする体をぎゅうっと抱きしめ、
「俺、チャンミナの寝室へ入ったことないや。」
なんて明け透けなお誘いされて。
「…ユノ、あんた、身も蓋もない、…」
どっと力が抜けたのを勝手に僕んちへ引っ張りこまれた。



「おぉ、やっぱ綺麗にしてるなぁ。」
ユノんちよりかなり狭い2LDK。
そういえばユノは初めて入ったんだった。
「中庭は見えないけど公園が見渡せるってのもいいな。」
勝手にベランダに出て深呼吸なんかしてる。



「はい、…一服すんの?」
灰皿はないから代わりにスチール缶を渡した。
お、いいの?と嬉しそうにタバコを取り出して火をつけたユノ。
「この缶いいね。俺専用の灰皿で置いといてよ。あとスリッパももう一足欲しいな。」


僕はなんだか無性に笑えて、堪えきれず吹き出した。
「な、なんだよ?///」
だって、
「なんか、必死にマーキングしてる犬みたい。」
くくっと抑えぎみに笑うけど盛大に口を尖らせムッとしちゃって、子供っぽいところは全然変わってないじゃないかと呆れる。




「だってさチャンミナ、ここへ入ったのは俺が最初じゃないだろ?」
「…まあ、」
「ハヌルさんも?」
「…まあ、」
「まさか泊まったりはないよな?」
「あー、2回くらい?」



サッと顔色が変わった。
別に悪いことしてるわけじゃないのに責めるような目付きで。
「あのですね、事務所のみんなとここで飲んでそのままザコ寝ですよ?」
つい迫力に押され丁寧な言葉遣いになる僕もおかしいけど。



いきなり腕を引かれ、「ぅわっ!」なんて言ってる間もなく裸足のままベランダ行き。
ジャリっとした足裏の感触で最近ベランダ掃除をサボっていたのを後悔しながらユノのキスを受けるとか。




───なんか、急にこんなの、…///





「っ、ユノ、…なんか変、久しぶりなのに、…恥ずかしいってば、…っ、ん、…!」


聞いてるのかどうか、最後まで言わせてもらえずまた口を塞がれる。
ハヌルさんが絡むと前から独占欲を発揮する人だった。
そのたびに僕らは近づいたり離れたり。




「ハァ、…チャンミナ、これ、嫉妬だから。」
「ん、…ぁ、」
今さらそんな宣言されて。
こたえようにもユノの舌がそれを邪魔する。
「ハヌルさんは冗談じゃなくおまえのことを特別に想ってると思う。」
「……。」
「なに?もしかして知ってた?」
「ん、…言われたし。」


そう言えば、面白いほど固まったユノ。
どこを見てるか分からないくらい目線が動く。


その隙にユノの腕から抜けでた。
干してあったタオルを犠牲にして足の裏を拭き取りそっと振り向けば。




ずんと音がするほど重い空気に、
───なんだか、笑えて。




「ユノ、僕はね、同性をそういう対象には見れないから。ハヌルさんもそれは理解してくれてると思う。」
「…チャンミナ、…?」



ポカンと僕を見つめる愛しい人。
思えば完全に一目惚れだった。
顔なんて見えないのに、ベランダでの立ち姿に心を奪われた。
毎日の癒しで潤いで。
それは知り合ってヘンテコな関係になっても変わらず。


好きで、好きで、…好きで。


せめてユノの幸せを願える自分でありたいと。
先の見えない関係を終わらせることが、僕にできるユノへの愛情表現だと。




「ユノにとって僕は僕でしかないって、言ってくれたよね。」



そんな僕の固定観念を。
馬鹿みたいに恥ずかしい方法だったとしても。


飛び越えようとしてくれた、───って思っていい?





「ユノも僕にとって、唯一ユノという人間で。っもう、…不可能でも先が見えなくてもいい、…後悔してもいい。」


声が震える。
ユノへの告白はもうこれで何度目だろう。
口に出しては数回?
心のなかではもう何度も、いつもいつだって。




「ユノのそばにいたい。くだらないことして笑ったり酔っぱらって泣いたり、…全部ユノと一緒がいい。キスだって、…ずっとしたくて堪らなかった、…」


「チャンミナ、…」


ユノの手が僕の髪を梳く。
優しく撫でるように。
指先が頬を伝って唇を掠めた。



「おまえがくれたブルーローズが不可能を叶えてくれた。先なんてこれから一緒に作ればいい。後悔とか、させないし、…俺は絶対にしない。」



親指の腹で一度だけ往復し、ゆっくりと近付くユノの唇。






「───これが俺の永遠。」



重なる寸前ポツリと、でもはっきり呟き。
言い聞かせるように確認するように。
柔らかく熱い唇で包まれた。















※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』













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