HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-52


































ユノの腕が僕の腰にまわって、僕の両腕はユノの首に。
啄むようなキスが続いて、ふと離れようとするユノの後頭部を僕の手が押さえる。



「ん、…っ、は、…チャンミ、ナ?」
「…ん、…ぁ、…も、少し、…」




離れたくなくて。
ずっと望んだぬくもり、ユノの匂い。
もっとキスがしたくて。
呆れるほどしたくて。



「っ、ちょ、チャンミ、…ん、っ、」


さすがに離れようとするユノを力いっぱい引き寄せる。
空っぽだった僕の中がどんどんユノで満たされて、それは蕩けるようで。
後から後から涙が零れる。
安堵にも似た、…ああ、失くさなくてよかったと。








暫くして、ぽんぽんと背中をあやすように。
子供にするみたいなそれに少しだけ冷静になった。


「…ユノ?」
急に恥ずかしさがこみ上げ。
何ひとりで夢中になってんの?
そう思ったら全身が燃えるようで。
「っ、ぅわっ!」
思いきり突き飛ばし数歩よろけたユノ。
なにしてんだ、僕は。




突き飛ばされたのに嬉しそうに笑うユノ。
「チャンミナは相変わらずだな。素直じゃないのに正直。」
「な、なんですか、ソレ!///」
それ同義語じゃんと照れ隠しもあって大袈裟に。




「ふ、…いいんだ、ソレ、俺にしか分かんないチャンミンの好きなところだから。」
「っ、なっ!///」


なにを恥ずかしげもなく、…と言いたいところだけど。


「…なあ、チャンミナ。」
「な、なに?///」



甘くて。
ユノがとてつもなく甘い視線を向けるから。


「なあって、…なんで逃げんの?」
「ひ、人は、追いかけられると逃げたくなる生き物なんです。///」
「く、…なんだよ?それ。」


急に色香を発散しはじめたユノ。
こういうときは襲われる直前って今までの経験から身にしみてる。
じりじりと迫るから同じように下がって。



真っ昼間からは嫌だ、…そう口を開いたのと。
「なあ、ベランダが見える部屋見せて。」
さっさと向きを変え、廊下から北の部屋へ向かうのと同時だった。


「は?嫌ですよ、荷物しかない僕の趣味部屋なんだから!///」
なんて言ってもまるで聞いてない。
気づけばもうユノの姿はなかった。
ちっ、と舌打ちしながら後を追う。
ストーカー現場を見られて気持ちいいわけないのに。








「ユノ?」


窓を開け、じぃっと真向かいのベランダを見つめる背中。
嫌だな、本当に嫌だ。
ずっとここからユノだけ見てて、それは僕だけのひとこまだったのに。



「…チャンミン、今日さ、…サランに取りに来てもらったんだ。サランと買ったものやサランの私物も全て。」
「…うん、」
「未練なんてないよ。無さすぎてすっかり忘れてたくらい。」



背中を向けたままのユノが淡々と話す。
僕はその後ろで何気なさを装って目線だけはきょろきょろと部屋を見渡していた。
まさかユノをここへ入れるとは思ってないから、見られてマズイものがたんとあるんだよ。
ユノんちで飲んだワインのキャップや土産だと言って買ってきてくれた地ビールの空き缶。 
壊れたから捨てると言ってそのまま置きっぱなしだったから持ってきちゃったヘンテコなキーホルダーとか。




「会えないあいだ、おまえ用のスリッパや寝る前にどうしたって目に入るドライフラワーには未練たっぷりだったんだけどな。」
「…う、うん。」
彼女が来た理由を聞いて安心した。
エントランスで偶然会ったときは、やり直しなよって話したばっかで、しかも腕を組んでるように見えたし。
本当にそのつもりで呼んだのかと思った。
でも、いいんだ。
その彼女の前で、──あんなこと。
いい年して何やってんの?ってくらい恥ずかしい告白だったけど、嬉しかった、すごく嬉しかったから。





「ねえユノ、…もういいでしょ?リビングへ戻ろうよ。」
せっかくの幸せな気分もここに居る限り気恥ずかしさとヒヤヒヤで相殺されそうだ。




狭い部屋をパーティションラックで仕切ってるからさらに狭い。
壁側が荷物置き場で窓際にゲーム専用のテレビと小さいラブソファー。
ラックは何ヵ所かオープンになっていて観葉植物をいくつか置いていた。


そこにゴチャゴチャ置いたユノのもの。
壊れたキーホルダーも、ユノが気に入ってると言った珪藻土のコースターなんて5枚もあるからいいかと勝手に1枚貰っちゃったし。
それに。
出張先の会合で撮ったという集合写真といくつかのスナップ写真。
端っこに写った誰かと談笑してるユノ。
その笑顔が良くて。
「こういうの貰っても保管に困るよなぁ?」なんて言うから、僕が保管してあげたよ、って言い訳は通じるだろうか。






「なあ、…チャンミナ?」


ゆっくりと振り向いたユノは何か言いたげで。
困ったように照れくさそうに頬を緩めて。



コレ、と指でさした先は窓枠に残るガムテープの剥がし跡だった。



「窓、開かないようにガムテープでとめてた?」
「っう、…///」
「そこまでしてベランダ覗くのを我慢した?」
「べ、べつに、…っ!///」


「そうまでしなきゃいられないほど、…ベランダが気になった?」
「…くっ、///」




「───そんなに俺が見たかった?」



「っ、わ、分かってんなら、聞くな!///」









───限界、と聞こえた気がして。


気づけば小さなラブソファーを背にユノが覆い被さってた。














※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます
『ホミンを愛でるAliの小部屋』











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