HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-56



































早々にお開きにしてしまおうと意気込んで店に向かったはずなのに、気づけばずいぶん長居してしまった。
話題豊富なハヌルさんが面白おかしく話を振ってユノが答える。
さすが営業部に所属していただけあるのか、どんな話題にもそつなく返しさらに笑いを誘う。


そんなユノが新鮮で楽しかった。
いつも2人きりが多いから、こんな外面のユノも格好いいと思ってしまう。
どうせハヌルさんにはバレてるわけだし、遠慮せずユノだけを見つめた。
話の途中で、ん?なんて口角上げて僕へ触れる指、ユノも遠慮してないね。


ハヌルさんも呆れ気味にしょうがねえなって苦笑いで、でも僕らを見る目はあたたかくて。
たまには2人きりじゃないのもいいな、特に今日みたいなときは、…なんて思ってた。
店に入ったときはあんなに不機嫌だったユノも冗談を言いながら楽しそうだ。


なんて、帰りがけ急に押し黙ってしまうまでは思っていた。






「…オーディションって、そんなに急に決まるんだ。」


ハヌルさんと別れ2人きり。
あー、やっぱりそれだよね、って思いながら聞く。







今日会ったのは、1週間ぶり。
会社員のユノとモデルの僕とでは休みが違うし、平日はユノの帰りが遅い。
たまに仕事を持って早帰りする日は何も言わず押しかけてしまう。
部屋の明かりが点るからすぐわかる。
僕のストーカー並みの覗き見は続いていた。



それが今週は仕事を持って早帰りもなく、ずっと会えずじまい。
やっと重なった休みにウキウキして、今夜は当然泊まるつもりだったのに。
まさか仕事帰り、社長に呼ばれるとは。




「チャンミナ、明日の午後からオーディションだろ?ほぼ半裸でウォーキングってやつ。今夜はおとなしくしろよ?」
なんて、どうユノへ言おうか迷っていた僕を無視してサラッと言っちゃって。
一瞬固まったユノへニヤリと意地悪げに笑ったり。
余計なことをと睨む僕へは、
「おまえのために忠告してやってんだぞ?痕を残すな腰を酷使するな、寝不足厳禁!分かったな?」とか、したり顔で。










「はい、…まあ。他の人が行く予定だったのに急きょピンチヒッターってのもあるし。」
「ふ~ん、…で、痕を残すな腰を酷使するなね。」


面白くなさそうに歩くユノ。
僕だって面白くない。
爽やかなのに絶倫野郎は、友達返上からさらにグレードアップしてかえってきた。
とにかく始まったら終わんないから、明日が午後からだとしても今夜は無理ってことで。


「今夜は、…自分ちに帰ろっかな、…」
「馬鹿!」
「なっ…」


いきなり馬鹿とは。
あんたのために言ってやってんだよと腹が立つけど、残念なのは僕も同じ。
たった1週間なのにこの落ち込みよう。
僕らは2人して馬鹿だ。


「しゃあない、我慢大会すっか。」
「は?」
「何もしないのは無理だから途中で止めて我慢大会。」
「はあ?嫌ですよ、そんなの。」
「いいからいいから。その後ゲームの続きしようぜ。」


急に足早に。
ぐっと僕の手を引く。



「第3ステージまでは順調だったのにな。ラストステージで足踏みしてるからちょうど良かったよ。」


そういえばゲームのボスを倒すまでは僕に手を出さないんじゃなかったっけ?
なんて今さら思いだして。
でもいいや、そんなの僕だって無理だから。


一歩前を歩くユノがふと振り向き笑いかける。
ハヌルさんを急に連れていっても。
今夜の予定が急に変わってしまっても。
最初は拗ねて怒っても、結局はあっという間に笑ってくれる。
僕は大切にされてる。
そう肌で感じることがこんなに幸せなんだと思う。



「取りあえずさ、おまえハヌルさんに触らせすぎ。消毒しなきゃな。」
「そんなバイ菌みたいに、…」
「バイ菌じゃなくてさ、あの人マジで愛があるから困るんだよ。」
「え、…なに言っ…ん、っ、」



マンション前、公園横の暗がりとはいえ公道なのに、押しつけられた唇に体が跳ねた。
宥めるように背中を上下する手。
長々と触れるだけのキスは少しだけ切ない。



好きだからこそ僕の幸せだけを願うというハヌルさんへ、ユノのなんとも言えない嫉妬ともどかしさが伝わる。




「ユノが好き、…ユノだけが、好き。」


そう呟き、今度は僕から口付けた。
舌を絡めて、恋人のキス。
僕の想いが伝わるように、ユノへ深くしみこむように、…何度も。













※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』












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