HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-66

































「なにコソコソやってんの?」
「え、なんでバレたの?」
「は?」
「っ、あ、…」

ビールでほどよく酔ったところへ突然この質問は狡い。
今日は急に誘われ、そのわりにはフィンランドビールにしようと早々に決めウキウキと味わっていたというのに。

フィンランドで最も市場占有率が高い『カルフ』は甘いアンバー系の香り。
次に注文した『LAP IN KULTA』がおそろしく喉ごしがいい。
琥珀色掛かった黄金色も泡立ちの良さも涎が垂れそうなほど見目麗しく、ついおかわりまでしてしまった。

「コレ、飲みやすくてむちゃくちゃ美味しい。」
「…そんなこと聞いてない。」
「……。」

別に後ろめたいことなんてしてないのに、その責めるような態度はおかしい。
何か言ってきたら、器がちぃっせーよ!と一笑してやろう。
そう決心して身構えてたら、「ハヌルさんが、」とか言う。

「ハヌルさんに会ったの?」
「現場に行くついでにユリさんとこ寄ったんだ。おまえ、いないかなと思ってさ。」

今日は例の写真集の件で社長によばれてユリさんの店には行けなかった。
そんなときに限ってと、あのカメラマンに対して怒りがわいてくる。

「ドラマティックな出会いを求めてどうとか言ってた。」
「はい?」
「俺もよく分かんねえから聞いてるんだろ。おまえがわざわざ新しい出会いを求めてユリさんの手伝いをするとは思えないし、」

「あ、当たり前ですっっ!」

ドンッとテーブルの上でこぶしが鳴った。
ハヌルさんは遊んでるのかフザケてるのか、僕らをかき回して喜ぶ癖がある。

「あのね、ユノ、…」

事の成りゆきをビール片手に話した。
セギュンさんのこと。
新しく始めたサービスのこと。
最初は気が向かなかった手伝いだけど、そのうち人の温かみに触れて幸せを感じるようになったこと。
ドラマティックなのは僕との出会いではなく、花を贈ろうというその想いにこそあると。

固く結んだ口が少しずつ綻び、緩やかなカーブを描くアーモンドアイ。
話し終えた僕をこれ以上ないってほど優しく見つめ、頭からゆっくり耳もとを通り頬まで撫でて。

「おまえもいつか、やったらいい。自分の店でさ。」
「…ユノ、」
「それで俺も手伝うんだ、…いいだろ?」

そんなふうに言うから堪らなくなる。
夢が近い将来になり、そこにはユノが居て。
何てことないようにさらっと言うから簡単なことだと思えてしまう。

実際がどうであろうと。
ユノが照らす道は光に満ちて僕を夢中にさせるんだ。

しばらくお互い見つめ合って、どちらからともなく笑った。
ひとこと余分なハヌルさんにいつも振り回されるけど、結局僕らはうまくいく。
もしかしてハヌルさんの手のひらで踊らされてんのかなぁ、なんて思ったりして。

その時、──よぉ!と聞き慣れた声。
ユノが僕から視線を外し、僕は振り向いた。
そこに立っていたのはハヌルさんで。
「ユリさんとサランちゃんも店閉めたら来るってよ。」なんてニッコリと。

ユノが誘った?
ふと見ればユノもキョトンとしてるからどうやら違うみたい。

「ハヌルさん、僕、…誘いましたっけ?」
まったく記憶にないけど一応聞いてみる。
ハヌルさんが得意げに鼻をならした。

「ユノさん、LINEするときは周りをよく見なきゃ。俺、視力良いんだよね。」
なんて笑いながら。














※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』













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