HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-71


































ユノは何も言わなかった。
それはもう気味悪いほどに。


「アイツ、…球場で会ったヤツ。」
それだけをポツリと。


「うん、…あの人がカメラマン。でもさ、あの時とはまるで違って仕事熱心で、…ホントに別人みたいなんだ、…」





日の入りが最もはやい季節はまだ夕方だというのに薄暗く。
車が走り去った方向をいつまでも見てるユノの肩越しからではその表情を確認することもできない。



──そう。とだけ小さくつぶやき。
暫く沈黙のあと振り向いたユノはいつものユノだった。
それ以上イ・ダルについて聞くこともなく、
「あ~、腹へった!早く行こうぜ。今日はどこの国?」なんて言うから、「…今日はチェコ。」とうつ向きがちに。




「チェコは世界有数のビール大国なんです。ピルスナービール発祥の地で国民1人当たりの年間消費量が世界一らしいです。」


気まずいのにビールに関してのうんちくだけはスラスラ出てくる。
だって笑ってほしかった。
やましいことがあって隠してたわけじゃない。



資金作りの為だけに始めたモデルだったけど、ハヌルさんのおかげで仕事として頑張ろうと思えた。
本来不向きな僕が少しずつ認められやりがいを感じ自立していく。
この仕事で行けるところまで行きたいと思ったのは、ユノ、あなたが居るから。



生まれながら建設業大手企業の息子という敷かれた道に腐るのではなく前向きに。
ひとつひとつを自らの意志で選び取ったと笑うユノが眩しかった。
僕もそうありたいと思ったんだ。


そしてこのイ・ダルとの仕事は今までになく満足のゆくもので、そこにやましさなんて一切なかった。


それを誰よりも近くで見てきたユノだから何も言えなかったのだと思う。
例え、球場で会ったいけ好かないヤツがカメラマンだとしても。




───と、そこまでは案外真面目なユノの考えそうなことだけど。


そこで終わらないのがユノでもあった。








「俺にも撮らせて?」
「は?」


世界中で飲まれている黄金色のピルスナータイプのビール。
その元祖とも言うべきチェコのピルスナーを飲みたかった。
それにバドワイザーの元になったというバドバーも。


店へ向かう途中で急に立ち止まったユノ。
「なあ、やっぱり今日は俺んちのビールで我慢してくれないか。」などと思いつめたように言うから。


カメラマンが球場で会ったヤツだってことを隠してたのは事実だし。
すれ違いざまのイ・ダルの視線に気分を害しても文句は言えない。


と言うことで、立場的には弱い僕。


「今度チェコだろうがアルゼンチンだろうが世界各国のビールを飲み比べすりゃいいからさ。頼む、今日だけは俺んちのビールにして。」
なんて言われたら無下にも断れず。





ユノんちへ帰ったら帰ったで玄関ドアをしめた途端に襲われた。
文句を言おうと開いた口はことごとくユノで塞がれ。
一日仕事をしてきた僕と休日だったユノとでは温存した体力も歴然。
あっという間にひん剥かれながら寝室へと引きずられる。



「っ、ユノ、…詐欺っ、」
「どこが、っ、後から浴びるほど飲ませてやるって。」
「ん、…っ、…!」



勝手なのもひとりよがりも気をつけるって決めたんじゃなかった?
そういえば言った先から守られなかったと思いだす。


───でも駄目だな。
僕はどうしたってユノへ甘くって。







チェコビールで気持ちよく酔って、いっぱい話しながらキスをして。
撮影中大勢の視線に晒された体をリセットしたかった。
ゆっくりベールを剥がすように、──ホントはね。


「ユノ、…ユノ、ユノ、…っ、」


それなのに、あっという間に夢中になる。
こんなにもユノに飢えていた。
もし補給したユノの有効期間があるとしたら、


「…持続期間、短すぎ、…」


今度はそんな文句。
もう少し長けりゃすぐにユノへ堕ちることなくきちんとユノを正せるはずなのに。
「え?何の話?」
ぽかんとしても駄目、教えてやるもんか。



代わりにユノの顔へ手を伸ばす。
こめかみから頬のラインを撫でたかった。
その手を間際で取られ食むように手首を、手の甲から指の付け根を。
熱い息と濡れた唇。
うっとりと眺めていた僕の目の前に差し出されたのは、





───俺にも撮らせて?




いつベッドへ持ち込んだのか、
相変わらずヘンテコなストラップがついたユノのスマホだった。














*********************


おはようございます、えりんぎです。


Aliさんの画像~、ひゃーーっ(〃∇〃)♪ドキドキ
こんな目線で見つめられたら堪んないですねぇ~
ひとつの完結した世界をつくってます。
素晴らしいです~(〃ω〃)



さてお話は進んでるような進んでないような。
基本的に甘いだけの話を書きたいタイプなのでツライ部分は無意識に避けちゃいます( ̄∇ ̄*)ゞ
なのですぐ寄り道イチャコラして話が進みません、ごめんなさい。
そしてユノという人がいながら、イ・ダル萌えしておりゴメンナサイ。



最後は超ハピエンをお約束しますのでヨロシクです。
いつも拍手やポチっとありがとうございます。
更新が始まるとアメブロのアメンバー申請も増えます。
メッセやコメントへお返事できずごめんなさい。
アメンバー様、1,800人超えてます。
まったく更新なくあのアクセス数。
恥ずかしくなるくらい稚拙な話ですが、可愛がってくださって嬉しいです。
ありがとうございます(〃∀〃)ゞ










※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』
















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