HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-76































  


「ごめんなさい。」と彼女が言った。
僕は最初何のことか分からず目をパチパチさせてたと思う。
ハヌルさんが言うには、
「サランちゃんが友達同士の集まりで知り合った超イケメンくんってのがどうもイ・ダルみたいだな。」ってことで。


妙にこのカフェのことや宅配サービスについて聞くから変だなとは思ったらしい。


「でもね、格好良かったからついペラペラ喋っちゃって、…その、ユノにも少し似てるでしょ?」
「サランちゃん、まぁ分かるけどさぁ、…現にチャンミナがソイツに騙されたしね、そのユノ似のヤツに、」
「ハヌルさん!」


彼女には何の罪もない。
悪いのはすべてイ・ダルなんだから。


「ん?」
「ユノには似てません!」


そこも大事。
高身長に小さな顔、抜群のスタイルは似てる。
スッキリとした顔立ちなのに印象的なパーツや男らしいのに色気のある雰囲気も似てる。
でも全く違う。
持って非なる者、一緒にするなと言いたい。




「イ・ダルは顔に傲慢さがでてる。目だって切れ長ってより細いだけだし、口元も意地悪そうだ。ユノの方が断然格好いいし愛嬌がありますよ。」


思わず力が入ってシーンとなる。
目の前でポカンとする2人。
「あー、はいはい。」
最近好きを隠さない僕へ食傷気味なハヌルさんと、
「はぁ、…ご馳走さま、…」
呆れる彼女。



いやいや言いたいのはそんなことじゃなくて。
「…だから、あの、…別に貴女は悪くないです。むしろヤツに利用されたみたいで怒っていいと思う。」
そう言えば少し悲しそうな顔をした。
数日前嬉しそうに最近出会ったという超イケメンくんの話をしていた彼女を思いだしてイ・ダルへの怒りがさらに増した。










でも実は、そんなこと言ってられないのは僕の方で、───。





「イ・ダル、…!」



よばれた社長室で僕を待っていたのはまたしてもヤツだった。



「また会ったな。」



先日の卑怯な行いなどまるでなかったようにニッコリと涼しい笑顔で。



そして思いもしない話を社長から聞かされた。



「チャンミン、まだ先の話だが出来るだけ返事は急いでほしい。チャンミンにとっても事務所にとってもメリットしかない話だからな。よく考えるんだ。」
そう言った社長の言葉は問答無用としか聞こえず。
傍らで静かに笑うイ・ダルが恐ろしかった。




元々イタリアで活動していたイ・ダルが今回本格的にそちらを本拠地として事務所を構えること。
ヤツが既に契約しているイタリアのエージェントが僕に興味を持っていること。
こちらの事務所に籍を置きつつ、取りあえず1年その後必要に応じて契約を更新する形でこないかと打診があったこと。

それのすべてにイ・ダルの親族である大手アパレルメーカーが絡んでおり。
無関係だと前置きして、うちの事務所へ新しく立ちあげるブランドの専属モデルを依頼してきたという。







頭が真っ白で。
意味を成さない単語の羅列をのみこむだけで必死だった。



一点を見つめたまま動けず。
ゆっくりと近づいたヤツの指が首筋へ触れたのに大きく体が跳ねた。




「っ、な、なにを、…!」
「だってこんなスタンドカラーのシャツ着ちゃってさ。俺のつけたマーキングが気になるだろ?」
「っっ、…!///」


「チャンミナ、卑怯だって言うなよ?これはチャンミナにとってもチャンスなんだ。もっと大きな仕事を2人でしよう。」


微かに残る痕を指でたどりポンと肩をたたく。
緩やかに上がった口角。
それは、






───チャンミナを手に入れた。




そう言ってるように聞こえた。













※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます
『ホミンを愛でるAliの小部屋』















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