HOTミンな関係

天然なのにがっつり男なユノと賢く清廉、つんとしてもやっぱり可愛いチャンミンが大好きなほみんペンです。R18あり。

APPLAUSE-告白-78


































───ユノは何も変わらなかった。







仕事から帰って取りあえず一服らしい。
僕はといえば相変わらずストーカー気味に覗いてるからすぐに気づく。
そんな僕の生態を知ってか知らずか、煙を吐き出しぐるっと中庭を一望、そのまま視線が僕んちの窓あたりへ向けられる。
見えるはずない僕を見てるユノの視線が好きで、ほぅ~///とため息ついてる僕はやっぱりストーカーだ。






この生活を手離せるのかと聞かれれば答えは否で。
それなのに僕はその決断をしなければいけない。
事務所に迷惑をかけるということはハヌルさんや仲間へ迷惑をかけるということで、それが出来そうにない僕を見透かしたようにイ・ダルは含み笑った。
僕のモデルへの未練も見抜いてて外堀を埋めるように攻めるヤツをどうユノへ話せばいいのか分からなかった。












「学生んときのツレと飲むからおまえもおいで。」



そんふうに誘われたのは初めてで。
今は少しでも一緒にいたいから素直に了解する。
指定された店は小洒落た洋風居酒屋だった。





「…ユノめ、」
最寄りの駅を降りたところでユノからLINE。
嫌な予感は大当たりで少し遅れるから先に入っててとか。
顔も知らないユノの友達とどうやって合流するんだよ!
僕は人類みな兄弟的なアンタとは違って人見知りだって言ってるのに!
後から後から文句ばかりが口をついて店の前まで来て途端に憂鬱になった。






「帰ろう。」
そうだ、帰っちゃおう。
悪いのはユノだ、僕じゃない。


月も凍るような寒い夜、店の明かりと漏れ聞こえる賑やかな笑い声は温かいけどユノがいなくちゃ意味がない。
店の前にベンチがあって、この寒い中タバコを吸う人影があった。
どう見てもユノじゃないのにすぐユノへ繋げる自分が忌々しい。
本当に帰ろうとくるっと背を向けたところで、
「っ、妖精くん!」
「…?」
僕の背中へ向けられたような声。




そぅっと振り向く。
タバコを吸うその人はユノと同年代に見えた。
「妖精くんだろ?」
にっこりと笑うけど。



「……ヨウセイくん?」
僕、そんな名前じゃありません。



ただの酔っぱらいかもしれない。
「人違いです。」
愛想笑いしながらこれ以上絡まれても困るともう一度踵を返す。



「その声、ほら、やっぱチャンミンだろ?」
「は?」
ユノの友達はやっぱりユノの友達だ。
酔ってるわけじゃなさそうなのに途端に距離を縮めて肩を抱く爽やかなその人。
「モデルやってんだってな。俺ファッション雑誌なんて見ねぇし、雑誌名教えてよって言っても絶対教えてくんねぇの、アイツ。」
「…あの、ヨウセイくん、って?」
「あー、いーのいーの!」
アハハと笑って肩を組んだまま押されるように店へ連れていかれ。








「はい、妖精くんの登場でーす!」



それぞれがこじんまりとした個室の一室、すでに6人の男性が若干狭そうに座る部屋へヘンテコな紹介され入れられたのだった。




そこからはもう、おそろしいほどの質問タイムで。
「な、どこでユノと知り合ったの?」
「ぶっちゃけユノのどこに惹かれたわけ?」
「すげえ綺麗だけど、男でもモデルだとそういうもん?」
「ユノって恋愛に淡白なヤツだったのにさ、どこをどう変えるとああなるの?」





グサグサ刺さる質問の矢をどうしてくれようとユノへ怒りがわいてくる。
ユノから何も聞いてない。
でもさ、どうみても僕らの関係を知ってますって感じだよね?
そんな中へ本人不在で放り込まれた僕の身にもなれと握った拳がプルプル震える。




「まあまあ~、ちょっと落ち着けよ。チャンミンが可哀想だろう?」
それは入口で最初に会った友達だった。
困ったように周りを牽制し僕へビールグラスを渡す。
「ごめんな、ユノのヤツが遅刻するからこんなことになっちゃってさ。」
確かにそうだと一気にグラスを空ける。
「でもユノがペラペラ喋ったわけじゃなくて、みんなユノの態度を変だなと思ってたところへ俺がチョロっと漏らしちゃってさぁ。ごめんな。」
そんなこと謝られてもと一気にグラスを空ける。
「チャンミン、本当にカッコ良くて綺麗でビックリした。俺ね、チャンミンがユノの部屋に居るとき結構電話したりして邪魔者扱いされてるの、知ってる?」
言われてみれば思い当たるふしがあると一気にグラスを空けた。








その結果。







「遅れて悪いっっ!!」


ハアハアと息せき切って飛び込んできた人を出迎えたのは、


「ユノ、っ、遅っせぇーぞ!」
「チャンミナは?」
「ここ、やたら狭いな、ほら早くあがってこいよ。」
「おい、チャンミナは?」
「ん?どこだっけ?」
「てめぇ、酔っぱらい!アイツは?チャンミナ頼んだんだけど、」





狭い個室に入り乱れ飲んで騒ぐデカイ男達のずっと奥。






「は~い、邪魔者さんで~す!」
上機嫌でふざけるユノの友達と、


「は~い、チャンミナで~す!」
緊張と怒りからか、普段からは信じられないほどとろんと酔っぱらった僕だった。














※タイトル画、バナー画像をAliさんよりいただいてます『ホミンを愛でるAliの小部屋』










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